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- IP Infusion、新ソリューション「Open SD-Edge Platform」を発表、uCPE Platform向け「DANOS-Vyatta edition」を提供開始
IP Infusion(本社:米国カリフォルニア州、最高経営責任者:緒方 淳、以下、IP Infusion)は、本日、新ソリューション「Open SD-Edge Platform」を追加し、これによりuCPE(Universal Customer Premise Equipment、汎用顧客構内設備)向け「DANOS-Vyatta edition」を提供開始することを発表しました。
「Open SD-Edge Platform」は、White Box(ホワイトボックス)ハードウェアと「DANOS-Vyatta edition」ソフトウェアから構成されています。サードパーティのSD-WAN、ルーティング、VPNをサポートし、汎用機器上のファイヤーウォールに対応していますので、設置・構成・保守において専門のITスキルが求められる独自仕様の機器やソフトウェアが不要になります。これらの特長を持つ「Open SD-Edge Platform」を導入することにより、多彩なシーンでのuCPEの導入を支援し、運用の簡素化、仮想化サービスのアジャイル実装、CAPEX(設備投資)の抑制、ひいてはTCO(総所有コスト)の低減を実現できます。
「DANOS-Vyatta edition」について
AT&Tの「Vyatta」のソースコードをオープンソース化した「DANOS」をベースとして開発されたソフトウェアであり、現在、AT&Tの商用ネットワークに設置されている複数のWhite Box上で商用運用されています。本ソフトウェアを利用することで、サービスプロバイダーや企業はオープンネットワーキングやWhit Box型ソリューションがもたらすメリットを享受することが可能になります。
「DANOS」について
Linux Foundationが主催するオープンソース・ネットワークOS(NOS)プロジェクトであり、初の通信事業者向けNOSとなります。「DANOS」は、予めFRR(Free Range Routing)およびDPDK(Data Plan Development Kit)と統合されていますので、ネットワーク仮想化やアプリケーションに向けた評価およびPoC(技術検証)を簡素化します。
IP Infusionは、AT&Tとの提携により「DANOS-Vyatta edition」の付加価値インテグレーターとして商用ソリューションを通信事業者向けに販売・導入・実装・運用サポートを継続して提供し、複数のハードウェア選択肢の中から、ユースケースにそって柔軟に提供しておりますが、今回の発表によりその提供範囲を、従来のWAN/LAN向け共通プラットフォーム内のCSR(Cell Site Router)に加え、uCPEアプリケーションを通信事業者のみならず企業向け市場へと広げることが可能になります。
2020年は、以下3件の「Open SD-Edge Platform」の提供を予定しています。
IP Infusion 最高経営責任者(CEO) 緒方 淳は、
「White Box型ネットワークの先駆的企業であるIP Infusionの『Open SD-Edge Platform』は、お客様企業のSoftware-Defined(ソフトウェアで定義された)サービスへの移行を効率化し、ネットワーク構築・管理を簡素化するほか、将来にわたりお客様のビジネスニーズに合わせたネットワークの進化を約束します。刻一刻と変化するビジネスニーズに応えるためには極めて迅速にネットワーク要件に応える必要があります。業界標準のハードウェアにオープンソースソフトウェアと仮想技術を融合させることで、お客様のネットワークに従来にない俊敏性と自動化を低コストで付加します」と述べています。
【業界からのエンドースメント】
「Broadcomのスイッチングシリコン『Hurricane3』上のuCPEアプリケーションで『DANOS』と『DANOS-Vyatta edition』を利用可能とするために、IP Infusion、AT&T、Linux Foundationを支援できることを嬉しく思います」と述べています。
Broadcom コアスイッチグループ
ビジネスデベロップメント事業部 シニアディレクター
Wei-Ai Tai氏
「KGPCoは、革新的なシステムインテグレーターおよび戦略的なネットワークコミュニケーションパートナーとして業界で認知されています。IP Infusionと提携し、『DANOS-Vyatta edition』に多彩なVNF機能を装備したIP InfusionのuCPE製品ラインの商用化に協力できることに光栄に思います。通信事業者により認証済みのネットワークソリューションを活用することは、当社顧客にとって、ネットワーク仮想化サービスの提供が速やかになることから、非常に大きな価値があると考えています」
KGPCo プレジデント
Trevor Putrah氏
「IP Infusionと協業し、Silicom製プラットフォームをベースにしたAT&Tの『DANOS-Vyatta edition』を活用し、完全なソリューションを実現することを楽しみにしています。これにより柔軟な機能が可能になることから、『DANOS』コミュニティにとって大きな躍進につながると確信しています」
Silicom 最高戦略/事業開発責任者
Elad Blatt氏
クラウドサービスルーターおよびuCPEソリューションは、Azure Marketplace、またサーバー環境向けVNF(仮想フォームファクター)として、デモを行っています。
uCPEソリューションの詳細は以下をご覧ください。uCPEのデータシートもダウンロードいただけます。
https://www.ipinfusion.com/uCPE/
■IP Infusionについて
IP Infusionは、キャリア、サービスプロバイダー、データセンター事業者向けに、ソフトウェアとハードウェアを分離(ディスアグリゲーション)して安価に柔軟にネットワークを構築し、新機能やサービスの実装を迅速に実現するWhite Box型ソリューションを提供しています。
IP Infusionは、「DANOS-Vyatta edition」のインテグレーター兼カスタマーサービスプロバイダーであると共に、White Box向けネットワークOS「OcNOS®」 および「ZebOS®」を約350社の企業に提供しています。IP Infusionは、米国カリフォルニア州サンタクララを本拠とし、株式会社ACCESSの100%出資子会社です。
https://www.ipinfusion.com/
■株式会社ACCESSについて
ACCESS(東証一部:4813)は、1984年の設立以来、独立系ソフトウェア企業として、世界中の通信・放送、自動車、家電、出版、エネルギーインフラ業界向けに、モバイル並びにネットワークソフトウェア技術を核とした先進のITソリューションを提供しています。累計搭載実績15億台を超えるモバイルソフトウェアおよび約350社の通信機器メーカへの豊富な採用実績を誇るネットワークソフトウェアにおける仮想化技術の開発力とノウハウを活かし、現在、組込とクラウド技術を融合したIoTソリューションの開発・事業化に注力しています。アジア、米国、ヨーロッパ地域の子会社を拠点に国際展開も推進しています。
https://www.access-company.com/