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プレスリリース

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2019.10.23

プリント

AT&T が「DANOS-Vyatta版」ネットワークOSの独占的インテグレーター 兼 カスタマーサポートプロバイダーに、IP Infusionを選定

― Linux Foundationへオープンソース版を提供 ―

~「DANOS-Vyatta版」により、White Box型インフラ向けに高度な機能を実現~

<参考資料>
AT&T の2019年10月23日付報道発表資料(英語)(https://about.att.com/story/2019/danos_vyatta.html)の日本語対訳版です。

 2019年10月23日、米国ダラス発 — AT&T は、IP Infusion を、AT&T の「DANOS-Vyatta版」の付加価値インテグレーターとする契約を締結しました。「DANOS-Vyatta版」は、絶え間なく進化する通信事業者のインフラ環境におけるニーズに対応する、業界初のネットワークOS(NOS)です。
 併せて、AT&T は、Linux Foundationの協力の下、11月15日に、「DANOS」(Disaggregated Network Operating System)のソースコードをリリースすることを発表いたしました。「DANOS」は、現在AT&T のネットワーク上で動作している「Vyatta」のオープンソース版となります。

 本契約により、通信事業者およびデータ通信サービス向けにインテリジェントなネットワークソフトウェアを開発・提供する先駆的企業であるIP Infusion は、「DANOS-Vyatta版」を商用ソリューションとして、独占的に販売する権利を得ることになります。またIP Infusion は、実装におけるサポートを必要とする通信事業者の顧客に向けて継続的なサポートを提供していきます。

 「DANOS-Vyatta版」は、現在AT&T のネットワークの実運用に使われており、通信事業者のネットワーク環境に求められる豊富な機能を備え、規模、信頼性におけるニーズを満たしており、複数のハードウェアベンダーを選択して統合できるWhite Box型インフラ構築に必要な柔軟性を実現しています。このような相互運用性は、イノベーションを推進し、サプライヤー選択における自由度を高めるオープンプラットフォームを構築するというAT&T の取り組みが結実したものです。

 AT&T ネットワークインフラストラクチャおよびサービス担当バイスプレジデントのMichael Satterlee氏は、
「『DANOS-Vyatta版』は、AT&T のネットワークの様々な場面で、数多くのWhite Box上で実利用されています。ハードウェアとソフトウェアを分離することにより、それぞれを自由に実装しアップグレードすることが出来るWhite Box型モデルであり、我々のネットワークにとって重要なコンポ―ネントです。業界をリードする我々のSoftware-Defined Networking(ソフトウェアによってネットワークを制御する)へのアプローチのコアとなります。IP Infusion は、我々のこうしたビジョンを共有し、本プラットフォームを進化させていくために我々やコミュニティと協業していきます」と述べています。

 IP Infusion 最高経営責任者の緒方 淳は、
「IP Infusion は、AT&T との協業により、従来のネットワークモデルに取って替わるコスト効率に優れた選択肢として、White Box型ソリューションの導入促進に貢献していきます。本協業を通じて、ネットワークルーティングにおける当社の20年に及ぶ経験を糧に、進化するWhite Box型インフラ構築への顧客ニーズに対応していくことを楽しみにしています」と述べています。

 AT&T ネットワークインフラストラクチャおよびクラウド担当シニアバイスプレジデントのChris Rice氏は、
「『DANOS-Vyatta版』におけるIP Infusion との協業は、クローズドシステムという従来のネットワークモデルの代替えとして、サービスプロバイダ向けソリューションのエコシステムを構築することを目的としています」と述べています。

 「DANOS」のソフトウェアフレームワークは、従来のNOSに取って代わる、オープンでコスト効率と柔軟性に優れた選択肢です。Linux Foundationの下、オープンソースコミュニティからの技術供与を受け、Distributed NOSの業界標準として確立していくことを目指していきます。

 【Linux Foundationからのエンドースメント】
「DANOS」プロジェクトがオープンな協力体制に向けた次のフェーズへと移行していくことを嬉しく思います。「DANOS」のようなオープンソースプラットフォームを受け入れることで、LFネットワーキングコミュニティ内でのオープンソースネットワーキング・プロジェクトは補強されます。

Linux Foundation
ネットワーキング/エッジ/IoT担当ゼネラルマネージャー
Arpit Joshipura氏

■AT&T について
 AT&T (NYSE:T)は、通信、メディア、エンターテインメント、テクノロジーにおいて世界をリードする大手企業です。同社は次の4つの事業分野を展開しています。

  • WarnerMedia:HBO、Warner Bros.、TNT、TBS、truTV、CN、DC Entertainment、New Line、Cartoon Network、Adult Swim、Turner Classic Movies等の消費者向けブランドを介して、世界市場向けに人気の高いプレミアムコンテンツを制作/配信する大手メディアおよびエンターテイメント企業です。
  • AT&T Communications:1億人を超える米国の消費者に向けて、テレビやモバイル、ブロードバンドサービスを通じて、エンターテインメントや通信サービスを提供しています。さらに、約3百万の法人顧客に向けて、高速で高セキュアなインターネットサービスおよびスマートソリューションを提供しています。
  • AT&T Latin America:ラテンアメリカおよびカリブ海地域の11か国に向けて、ペイTVサービスを提供しており、メキシコにおいては個人および法人向けサービスを提供し、最も成長しているワイヤレスプロバイダーです。
  • Xandr:同社のAppNexus プラットフォームを介して、マーケターを対象に、革新的な消費者向けプレミアム動画コンテンツやデジタル広告ソリューションを提供しています。

AT&T 製品およびサービスは、AT&T Inc. の子会社や関連企業を通じて、AT&T ブランドとして提供されています。
詳細は、https://www.att.com/をご覧ください。

■IP Infusion について
IP Infusion は、White Box型ソリューションにおける先駆的企業です。新機能や新サービスの迅速な提供を可能とし、かつコスト効率、柔軟性に優れたキャリアグレードのソフトウェアソリューションをネットワークオペレーターに向けて提供しています。IP Infusion は、米国カリフォルニア州サンタクララを本拠とし、株式会社ACCESSの100%出資子会社です。
http://www.ipinfusion.com

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