IP Infusion(本社:米国カリフォルニア州、最高経営責任者:緒方 淳)は、本日、フランスに本社を置くクラウドプロバイダー兼システムインテグレーター(SIer)であるMadeo Consultantが、オープンネットワーキングを取り入れ、データサービスセンター環境に導入されていたCisco製スイッチに代わるソリューションとして、IP Infusionのネットワークオペレーティングシステム(OS)「OcNOS®」を採用したことを発表いたします。「OcNOS」は、データセンター相互接続のユースケースにおいて、トランジットパートナーとのコアネットワークスイッチおよびパブリックBGPルーターとして機能します。
Madeo Consultantは、ソフトウェアプロバイダー兼データセンター向けシステムインテグレーターとして、クライアントベースにクラウドネットワークSaaS(Software as a Service)を提供しています。このため、データセンターおよびサービスプロバイダー向け「OcNOS」のソフトウェアパッケージ内のEVPN-VXLANおよびBGP機能を必要としていました。
需要の高まりに対応し、新サービスを提供するために、Madeo Consultantは、SONiC(Software for Open Networking in the Cloud)やオープンネットワーキングハードウェアといった幾つかのネットワークディスアグリゲーション戦略を評価していました。このうちIP Infusionの豊富な市場実績に裏付けされた「OcNOS」は、はるかに成熟したネットワークソリューションであると評価されました。加えて、SONiCは、データセンターおよびサービスプロバイダー向け「OcNOS」パッケージが標準装備しているBGP機能を備えていませんでした。
Madeo Consultantは、既存スイッチである「Cisco Nexus 3048」および「Cisco Catalyst 3750」を「OcNOS」に置き換え、EVPN-VXLANとオプティクスを有効にすることでパフォーマンスを向上させました。移行も、Edgecore NetworksおよびUfiSpaceのハードウェアに搭載された「OcNOS」の、業界で普及しているコマンドラインインターフェースを使うことで容易に実現することが出来ました。
Madeo Consultant ソリューションエンジニア François Defrocourt氏は、
「Edgecore製とUfiSpace製ハードウェアに搭載されたIP Infusionのディスアグリゲーション型ネットワークソフトウェアは、当社のアップグレードニーズに応えてくれました。また、ハードウェアベンダーは幅広い選択肢の中から選定できたため、汎用製品レベルのコストでカスタマイズソリューションを導入することが出来ました。アップグレードも、IP Infusionからの製品ライセンス供与によって容易に完了しました」と述べています。
IP Infusion 最高経営責任者(CEO)緒方 淳は、
「世界中のより多くの企業が、クローズドシステムベンダーに代わる魅力的で完全な選択肢として、ディスアグリゲーション型オープンネットワーキングの価値提案を認識しています。IP Infusionは、実績のある市場リーダーとして、オープンネットワーキングのあらゆるメリットを最大限に活用したエンドツーエンドのネットワークソフトウェアプラットフォームを、商業環境に提供しています」と述べています。
■IP Infusionについて
IP Infusionは、キャリア、サービスプロバイダー、データセンター事業者向けオープンネットワーキングソフトウェアおよびソリューションにおける世界的なプロバイダーです。IP Infusionのソリューションの顧客は数百社を超え、導入実績は数千件に及び、ネットワークオペレーティングシステム(NOS)において市場をリードしています。IP Infusionの「OcNOS®」により、ネットワーク事業者はネットワークをディスアグリゲーション(ハードウェアとソフトウェアの機能分離)することで、イノベーションの加速、運用の合理化、総所有コスト(TCO)の削減が可能になります。また、ネットワークOEMは、ネットワークデバイスを分離して、市場投入までの時間を短縮し、包括的なサービスを提供し、キャリアグレードの堅牢性を実現することが可能となります。IP Infusionは、米国カリフォルニア州サンタクララを本拠とし、株式会社ACCESSの100%出資子会社として独立して運営されています。
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