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プレスリリース

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2020.06.30

プリント

IP Infusion、クラウドベースのセキュアなルーティングを可能にする「Virtual SD-Edge」を提供開始

- オープンソースを活用し、ハイブリッドクラウド環境で業界最高の性能かつTCO削減を実現 -

IP Infusion(本社:米国カリフォルニア州、最高経営責任者:緒方 淳)は、本日、「Virtual SD-Edge」の提供開始を発表しました。「Virtual SD-Edge」は、x86サーバまたはパブリッククラウドサービス上にデプロイ(設置)することで、企業やマネージドサービスプロバイダ(MSP)のハイブリッドクラウド環境におけるWAN接続性をセキュアに拡張します。

「Virtual SD-Edge」は、IP Infusionの「Open SD-Edge Platform」シリーズとして初めて市場投入されるソリューションとなります。ルーティング、ファイヤ-ウォール、NAT、QoSといったエンタープライズクラスのネットワーク機能を単一のパッケージとして提供します。キャリアクラスのルーティングにより、クラウドへの移行や、ブランチからクラウドをはじめ、マルチサイトやマルチクラウド接続など多彩なシーンでの利用に対応しています。

また、本製品は「Brocade Vyatta 5600」の後継ソリューションであり、「Brocade Vyatta 5600」をこれまで利用していたユーザー企業は、本製品によって、より高性能な改良版を利用しつつ、TCO(総所有コスト)削減が可能となります。

「Virtual SD-Edge」は、AT&Tの「DANOS-Vyatta edition(DVe)」をベースとしています。「DVe」は、AT&Tの商用ネットワークや他のサービスプロバイダーのネットワーク上に設置された複数のWhite Boxで運用されています。「DVe」は、Linux Foundationが主催するオープンソース・ネットワークOS(NOS)プロジェクトとして初となる通信事業者向けNOS「DANOS」上に構築され、スイッチングシリコン向けにコントロールプレーン機能の拡充やデータプレーンの統合を行っています。「DANOS」は、VNFおよびアプリケーション向けディスアグリゲーションの評価およびPoC(技術検証)を簡素化するため、GitHubにて公開されオープンソースとして提供されています。

IP Infusion 最高経営責任者(CEO) 緒方 淳は、
「大企業も中小企業も、コストを削減しつつ俊敏性の向上を目指してクラウドへの移行を急速に進めており、エンタープライズクラスの接続性を求めています。当社の『Virtual SD-Edge』は、パケット処理の簡素化とリソース利用の仮想化において最適化されています。省スペース性、物理コア当たり10Gbps以上のスループット処理能力、先進的なコントロールプレーンを備えた『Virtual SD-Edge』は、幅広い用途での仮想化/クラウドネットワーキングを可能とします」と述べています。

「Virtual SD-Edge」は、プライベートクラウド/x86ベースの仮想環境向けVMイメージとして、Microsoft のAzure Marketplaceより提供されています。
近日中にAmazon Web Services(AWS)でも提供される予定です。

「Virtual SD-Edge」の詳細は、https://www.ipinfusion.com/virtualsd-edge/をご覧ください。

「DANOS Vyatta edition」の詳細は、https://www.ipinfusion.com/products/danos-vyatta-edition/をご覧ください。

「DANOS」の詳細は、https://www.danosproject.org/をご覧ください。

「Open SD-Edge Platform」について
White Box(ホワイトボックス)ハードウェアと「DANOS-Vyatta edition」ソフトウェアから構成されています。サードパーティのSD-WAN、ルーティング、VPNをサポートし、汎用機器上のファイヤーウォールに対応していますので、設置・構成・保守において専門のITスキルが求められる独自仕様の機器やソフトウェアが不要になります。これらの特長を持つ「Open SD-Edge Platform」を導入することにより、多彩なシーンでのuCPEの導入を支援し、運用の簡素化、仮想化サービスのアジャイル実装、CAPEX(設備投資)の抑制、ひいてはTCOの削減を実現できます。

■IP Infusionについて
IP Infusionは、キャリア、サービスプロバイダー、データセンター事業者向けに、ソフトウェアとハードウェアを分離(ディスアグリゲーション)して安価に柔軟にネットワークを構築し、新機能やサービスの実装を迅速に実現するWhite Box型ソリューションを提供しています。
IP Infusionは、「DANOS-Vyatta edition」のインテグレーター兼カスタマーサービスプロバイダーであると共に、White Box向けネットワークOS「OcNOS®」および「ZebOS®」を約350社の企業に提供しています。IP Infusionは、米国カリフォルニア州サンタクララを本拠とし、株式会社ACCESSの100%出資子会社です。
https://www.ipinfusion.com/

■株式会社ACCESSについて
ACCESS(東証一部:4813)は、1984年の設立以来、独立系ソフトウェア企業として、世界中の通信・放送、自動車、家電、出版、エネルギーインフラ業界向けに、モバイル並びにネットワークソフトウェア技術を核とした先進のITソリューションを提供しています。累計搭載実績15億台を超えるモバイルソフトウェアおよび約350社の通信機器メーカへの豊富な採用実績を誇るネットワークソフトウェアにおける仮想化技術の開発力とノウハウを活かし、現在、組込とクラウド技術を融合したIoTソリューションの開発・事業化に注力しています。アジア、米国、ヨーロッパ地域の子会社を拠点に国際展開も推進しています。
https://www.access-company.com/

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