開発の背景
ストラトスフィアはこれまで、クラウドやデータセンター内に分散した仮想マシン群を接続するネットワークを仮想的に構築、制御するためのソフトウェア製品「Stratosphere SDN Platform」の商用化に取り組んでまいりました。今後は、クラウドやデータセンター内だけではなく、さらに広く通信ネットワーク全般、及び企業内ネットワークにもネットワーク仮想化の領域を広げ、様々なシーンで、NaaS(Network as a Service)を実現可能なソフトウェアプラットフォームへの拡張を目指しています。
ストラトスフィアは、OmniSphereの商用化と併せて、国内のネットワーク機器メーカにOmniSphere対応スイッチ及びOmniSphere対応アクセスポイントの製品化を提案していきます。
SDN(Software Defined Network): ネットワーク構成を動的に設定するために、ネットワーク全体をソフトウェアで制御(定義)する、という次世代ネットワーク技術のコンセプト。
■ストラトスフィアについて
株式会社ストラトスフィアは、SDN(Software Defined Network)技術をベースとして、次世代クラウド環境実現のためのプラットフォームを構築するソフトウェアスタックの研究開発を行う目的で、IIJ(東証第一部:3774)とACCESS(東証マザーズ:4813)により2012年4月に設立されました。ストラトスフィア(= Stratosphere)は成層圏を意味し、雲(クラウド)よりも上層にあることから、クラウドを超えた上を目指していく意志を表しています。また、成層圏は、気象が不安定な対流圏を覆っている安定した層であることから、クラウド全体を包括して安定、発展させるための技術を提供する使命を表現しています。ストラトスフィアに関する詳細はhttp://www.stratosphere.co.jp/をご覧ください。