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プレスリリース

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2011.01.07

プリント

ACCESSのDLNAおよびHbbTV ソリューションがElectraのインターネットTVサービス対応プラットフォーム「Trove」に搭載

― イギリス最大手の小売企業が、ACCESSソフトウェア搭載のElectra製の機器を採用 ―

株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鎌田 富久、以下ACCESS)の欧州における子会社であるACCESS Systems Europeと、Electra Entertainment Ltd. (本社:イギリス、CEO:Jasper Smith、以下Electra)は、ACCESSのテレビ向けブラウザ「NetFront® Browser DTV Profile」およびDLNA(Digital Living Network Alliance) ※1準拠のソフトウェア「NetFront® Living Connect」を、Electraのインターネットテレビ(TV)サービス向けプラットフォーム「Trove」に提供する旨のライセンス契約を締結しました。両社協業後、初の顧客として、イギリス最大手の小売企業が、ACCESSのソフトウェアが搭載されたElectra製のセットトップボックス(STB)などのインターネットTVサービス対応機器の採用を決定しています。

ライセンス契約について
この度のライセンス契約に基づき、Electraは、同社Trove にACCESSのBBC iPlayer ※2動画配信サービス対応のテレビ向けブラウザ「NetFront Browser DTV Profile」を実装し、イギリス国内向けに提供していきます。また、「NetFront Living Connect」、ならびに欧州における放送と通信の融合を目的として策定されたハイブリッドな規格であるHbbTVに対応したブラウザ「NetFront Browser DTV Profile」をTroveに実装し、イギリスを含むグローバル市場で出荷されるSTBなどのインターネットTV対応機器向けに提供していきます。

イギリス最大手の小売企業が初の顧客に
イギリス最大手の小売企業が、Electra製インターネットTVサービス対応機器を、自社ブランドとして販売する予定です。同機器は、ACCESSのBBC iPlayer向け「NetFront Browser DTV Profile」および「NetFront Living Connect」が実装されたTroveプラットフォームをベースしており、イギリスの無料地上デジタル放送サービス「Freeview®」に対応しています。また、同機器には、Electraが提供するサービス・ポータル「Channel Zero」を介して、高品質のコンテンツやアプリケーションが配信されます。同社は、これにより、Freeviewサービスが実現する画期的な双方向インターネットサービスを自社の顧客向けに提供していく予定です。

イギリス最大手の小売企業のFreeview対応機器に採用されたACCESSのテレビ向け「NetFront Browser」は、VOD(Video on Demand)やBBC iPlayer(英国国内のみ)、ゲームといった双方向サービスを実現します。また、「NetFront Living Connect」は、家庭内のカメラや、携帯端末、パソコンなど異なる家電上に保存されている静止画・動画、音楽などのコンテンツの同期や、自宅のパソコン上で子どもがアクセスするコンテンツを親が制限する機能などを実現します。

ACCESS Systems Europe 営業および事業開発担当バイスプレジデントDr. Neale Fosterは、
「この度、イギリスおよびグローバル市場向けに、BBC iPlayerやHbbTV対応のテレビ向けブラウザ、ならびにDLNAソリューションをElectraに提供し、また同社の革新的な双方向サービスの実現をお手伝いできることを大変嬉しく思います。世界屈指の英国の小売企業がすでに自社ブランドのFreeview対応機器にTroveを選定していることからも、同プラットフォームの品質を証明しています」と述べています。

ElectraのCEOであるJasper Smith氏は、
「『NetFront Browser』と『NetFront Living Connect』は、当社顧客に次世代のサービスを提供する上で重要な要素です。ACCESSと協力できることを大変喜ばしく思っています。次世代のネット接続機器は、小売業などにこれまでにないビジネス機会をもたらすものと期待されていますが、より多くの消費者が利用するためにも、十分に動機づける必要があります。『Trove』はネット接続環境と非接続環境をユニークな形で橋渡しするプラットフォームであり、また『Channel Zero』は、ゲームや見逃した番組を視聴するサービスを提供し、消費者を誘導するためのインセンティブとなります」と、述べています。

Electra Entertainmentについて
イギリスを本拠とするElectra Entertainment は、2004年に設立され、メディア技術を核とした豊かでインタラクティブな自社ブランドサービスを実現するためのプラットフォームをBtoB向けに提供しています。Electraの画期的な Trove技術は、放送と通信向けのプラットフォームで、大容量のコンテンツを高速で表示します。同技術は、機器に非依存で、音楽や、映像などのオンデマンドサービス向けに、鮮やかな色彩、音声、ゲームや、ブロードバンドWifiおよびイーサネット接続環境を実現します。また、Electraは、Troveベースのネット接続機器に向けて、高品質のコンテンツやアプリケーションを配信するサービス・ポータル「Channel Zero」も提供しています。「Channel Zero」は、小売企業向けに、Freeviewの他にも数多くのエンターテインメント・サービスを提供しています。例えば、個人や、地域、全国レベルで、在宅顧客とのアクセスを可能にする、テレビ画面を利用した広告や販売プラットフォームも提供しています。「Channel Zero」は、視聴者が電子番組ガイドやリモコン上の専用ボタンを操作するだけで、同チャンネルが最初に表示されるように設定されており、既に、ロイター通信のニュースや、「Met Office」の天気予報、「What’s On TV」誌、「PlayJam」のゲームなどのアプリケーションを配信しています。Electraに関する詳細は、http://www.electratv.comをご覧ください。

  1. DLNA(Digital Living Network Alliance)とは、家電、携帯端末、およびパソコンなど、異メーカー間の機器の相互接続を実現するために2003年6月に結成された業界団体で、DLNAガイドラインを策定しています。
  2. 英国放送協会(本社:ロンドン、The British Broadcasting Corporation、以下BBC)の提供する動画配信サービスです。

■株式会社ACCESSについて
ACCESSは、国内外の通信、家電、放送、エネルギーインフラ業界向けに、モバイルソフトウェア技術をベースとした先進のITソリューションを提供する、グローバル企業です。携帯端末・情報家電向けブラウザ「NetFront®」シリーズをはじめ、通信インフラ機器向けプラットフォーム「ZebOS®」など、柔軟かつ拡張性が高いテクノロジにより、通信事業者、メーカー顧客などの次世代端末の開発やインフラ構築を速やかに実現します。2008年より出版プラットフォームビジネスを展開し、携帯端末向け電子出版物販売サイト「Booker’s®」の運営や出版物の電子化サービスなど、アプリケーション上で動作する魅力的なサービスの拡充に注力しています。また、2010年11月より、エンドユーザー向けアプリシリーズ「NetFront®Life」を市場投入し、BtoC向け事業も本格的に展開しています。2001年には東証マザーズに株式を公開(4813)し、現在、アメリカ、アジア、ヨーロッパ地域の子会社を拠点に国際展開も推進しています。ACCESSに関する詳細は、https://www.access-company.com/をご覧ください。
NetFront Lifeに関する詳細は、http://jp.netfrontlife.comをご覧ください。

●本リリースに関するお問い合わせ
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  • ACCESS、ACCESSロゴ、NetFrontは、日本国、米国、およびその他の国における株式会社ACCESSの登録商標または商標です。
  • ZebOSは、IP Infusion Inc.の米国ならびにその他の国における商標または登録商標です。
  • DLNAは登録商標です。Digital Living Network Allianceは、デジタル リビング ネットワーク アライアンスのサービスマークです。
  • その他、文中に記載されている会社名および商品名は、各社の登録商標または商標です。