株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鎌田 富久、以下ACCESS)の子会社であるACCESS China Inc.(所在地:北京市、最高経営責任者:Pierre Suhandinata、以下ACCESS China)は、中国の調査会社ThinkBankの調査で、ACCESSが2009年の中国第3世代携帯電話通信(3G)方式携帯端末のブラウザ市場でトップシェア※1を獲得したことを発表しました。ThinkBankはモバイル関連市場に特化した中国の大手調査会社で、同社レポート※2によると、ACCESSの携帯端末及び情報家電向けブラウザ「NetFront® Browser」は中国の3G携帯端末※3向けブラウザ全体として40.4%のシェアを獲得し、TD-SCDMA方式においては64.3%、W-CDMA方式においては45.5%の携帯端末に搭載されていることが判明しました。
中国の3大通信事業者が採用している3G方式にはTD-SCDMA、W-CDMA、CDMA2000®方式の3つがあり、「NetFront Browser」をはじめとする、ACCESSの先進のソフトウェア製品は、これらすべての3G方式の携帯端末に広く採用されています。現在ACCESSは中国の携帯向けソフトウェア市場において最も広範なソリューションを提供しており、「NetFront Browser」は2009年の中国3G携帯端末向けブラウザとして、トップシェアを達成しました。また中国の3G携帯端末メーカーは中国国外市場向け製品にも「NetFront Browser」を採用しています。
「NetFront Browser」は、限られたメモリやCPU環境でも高い性能を発揮する携帯端末および情報家電向けブラウザで、低消費電力、自由にカスタマイズできる柔軟性、豊富なプラグインなどによる優れた拡張性を特長に、世界で圧倒的な搭載実績を誇っています。最新版「NetFront® Browser v4.0」は、高速JavaScript™エンジンを備えており、ユーザに快適な閲覧環境を提供します。なお「NetFront Browser」を含む「NetFront®」シリーズは、2,000種以上の機種に搭載されており、世界での累計搭載台数は約9億台に上ります(2010年1月時点)。
ThinkBankはまた、同社レポート※4において、2010年の中国における3G携帯端末の出荷台数を、5,700万台と予想しています。ACCESS は、China Mobile、China Unicom、China Telecomといった中国の3大通信事業者や、Huawei Technologies、ZTE Corporation、Yulong Telecommunication、TCL Communicationといった中国大手携帯端末メーカーとの強固な関係を築き上げており、成長著しい中国の携帯端末市場において非常に良いポジションに位置しています。
ACCESS China 最高経営責任者 Pierre Suhandinataは、
「ACCESSはこれまで、多様な規格をサポートするソフトウェアの提供により、中国のパートナー企業を支援してきました。今回のトップシェア獲得は、こうした当社の努力が結実したものと自負しています。ACCESSは引き続き中国の通信事業者、端末メーカーとのパートナーシップを強化し、先進の技術と高付加価値のサービスを通じて、世界中のユーザに豊かなモバイルエクスペリアンスを提供していきます」と述べています。
■株式会社ACCESSについて
ACCESSは、国内外の通信、家電、放送、エネルギーインフラ業界向けに、モバイルソフトウェア技術をベースとした先進のITソリューションを提供する、グローバル企業です。携帯端末・情報家電向けブラウザ「NetFront® Browser」や、携帯端末向けプラットフォーム「ACCESS Linux Platform™」、通信インフラ機器向けプラットフォーム「ZebOS®」など、柔軟かつ拡張性が高いテクノロジにより、通信事業者、メーカー顧客などの次世代端末の開発やインフラ構築を速やかに実現します。また2008年より出版プラットフォームビジネスを展開し、携帯端末向け電子出版物販売サイト「Booker’s®」の運営や出版物の電子化サービスなど、アプリケーション上で動作する魅力的なサービスの拡充に注力しています。2001年には東証マザーズに株式を公開(4813)し、現在、アメリカ、アジア、ヨーロッパ地域の子会社を拠点に国際展開も推進しています。
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