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プレスリリース

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2010.06.08

プリント

欧州の大手OEM/ODMメーカーVestel ElectronicsのデジタルテレビおよびセットトップボックスにACCESSのソフトウェアが採用

株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鎌田 富久、以下ACCESS)とデジタル家電分野において欧州を代表するOEM※1/ODM※2メーカーであるVestel Electronics(本社:トルコ、Chairman:Ahmet Nazif Zorlu、以下Vestel)は、本日、すべてのVestel製デジタルテレビやセットトップボックスにACCESSのソフトウェアを採用していく旨の共同発表をいたしました。

Vestelは、デジタルテレビ分野において世界第2位のOEMメーカーで、年間1,000万台の販売台数(2009年)を誇ります。またACCESSの「NetFront® Browser」や「NetFront® Living Connect」をはじめとする「NetFront®」シリーズは、デジタルテレビ、セットトップボックス、携帯電話、電子書籍端末など、世界中で2,000機種以上、約9億台(累計)の情報家電や携帯電話機器に搭載されています。今後Vestelは、同社の広範なデジタルテレビ関連製品に、TV画面に最適化した情報家電向けブラウザ「NetFront Browser」をはじめ、家電や携帯端末機器間の接続を可能とするDLNA※3準拠のソフトウェア「NetFront Living Connect」、欧州における放送と通信の融合を目的としたHbbTV規格対応のプラグインソフトウェアなど、最先端のACCESSのソフトウェア製品を採用していきます。

Vestelマーケティング担当副本部長Hakan Hutlu氏は、
「ACCESSのソフトウェア技術は市場で高く評価されており、また実装も容易に行うことができます。ACCESSは、豊富な実績および技術力を兼ね備えた企業です。当社製品にACCESSの技術力が融合されることにより、より優れたインターネット対応機器を低コストで提供することが可能になります」と述べています。

「NetFront Browser」は、低消費電力、自由にカスタマイズできる柔軟性、豊富なプラグインを特長とした情報家電および携帯端末向けインターネットブラウザです。CE-HTML※4など主要な標準仕様をサポートしており、組込み製品や携帯端末特有の限られたメモリやCPU環境においても優れた操作性とブラウジング機能を発揮することが評価され、世界中の情報家電メーカーや携帯端末メーカー、主要通信事業者に採用されています。

「NetFront Living Connect」はパソコンやテレビなどの情報家電や携帯端末機器間での相互接続を目的として策定されているDLNAガイドラインに準拠したソフトウェアで、ホームネットワーク上にある多様な機器の管理を可能にします。優れた移植性および柔軟性を兼ね備え、またDLNAガイドラインの最新版であるDLNA2.0を視野に入れた「NetFront Living Connect」の先進の機能により、Vestelは迅速にホームネットワーク機能を同社製品に搭載することが可能になります。

ACCESSのデジタルテレビ市場での長年の実績をベースに開発されたHbbTV対応のプラグインソフトウェアは、安定性と柔軟性を有しており、他のACCESSのデジタルテレビ向けソフトウェアとの連携が可能です。またプラグイン方式のため、HbbTVの仕様にあわせて容易にアップグレードすることができます。同ソフトウェアにより、インターネットと放送の両コンテンツをシームレスにつなぐ機能を製品に容易に付加することができます。

ACCESS 代表取締役社長 鎌田富久は、
「デジタルテレビ市場において欧州を代表するOEMメーカーであるVestelに、当社技術が採用されたことを非常に光栄に思います。今後とも、先進のソフトウェアにより、世界中のメーカーの優れた製品の開発を支援し、ユーザの利便性向上に貢献していきます」と述べています。

  1. Original Equipment Manufacturer(略称OEM)は、委託元のブランドで製品を製造するメーカーのことです。
  2. Original Design Manufacturer(略称ODM)は、委託元ブランドで製品を設計・製造するメーカーのことです。
  3. 家電、モバイル、およびパーソナルコンピュータ産業における異メーカー 間の機器の相互接続を容易にするために2003年6月に結成された業界団体です。
  4. CE-HTMLとは、情報家電(Consumer Electronics, CE )のユーザインターフェースページを作成するための言語です。

■株式会社ACCESSについて
ACCESSは、国内外の通信、家電、放送、エネルギーインフラ業界向けに、モバイルソフトウェア技術をベースとした先進のITソリューションを提供する、グローバル企業です。携帯端末・情報家電向けブラウザ「NetFront® Browser」や、携帯端末向けプラットフォーム「ACCESS Linux Platform」、通信インフラ機器向けプラットフォーム「ZebOS®」など、柔軟かつ拡張性が高いテクノロジにより、通信事業者、メーカー顧客などの次世代端末の開発やインフラ構築を速やかに実現します。また2008年より出版プラットフォームビジネスを展開し、携帯端末向け電子出版物販売サイト「Booker’s®」の運営や出版物の電子化サービスなど、アプリケーション上で動作する魅力的なサービスの拡充に注力しています。2001年には東証マザーズに株式を公開(4813)し、現在、アメリカ、アジア、ヨーロッパ地域の子会社を拠点に国際展開も推進しています。

■Vestel Electronicsについて
Vestelグループは、情報家電やIT分野における製造、開発、販売に携わる25の企業からなります。売上規模は370億ユーロに上ります。Vestelは欧州最大のテレビメーカーで、液晶テレビでは14%、セットトップボックスでは25%、家電全般では10%のマーケットシェアを有しています。詳細は、 https://www.vestel.com/をご覧ください。

●本リリースに関するお問い合わせ
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  • ACCESS、ACCESSロゴ、NetFront、ACCESS Linux Platformは、日本国、米国、およびその他の国における株式会社ACCESSの登録商標または商標です。
  • ZebOSは、IP Infusion Inc.の米国ならびにその他の国における商標または登録商標です。
  • Booker’sは、株式会社ACCESSおよび東京都書店商業組合の日本国における登録商標です。
  • The registered trademark LINUX® is used pursuant to a sublicense from Linux Mark Institute, the exclusive licensee of Linus Torvalds, owner of the mark on a world-wide basis.
  • DLNAは登録商標です。Digital Living Network Allianceは、デジタル リビング ネットワーク アライアンスのサービスマークです。
  • その他、文中に記載されている会社名および商品名は、各社の登録商標または商標です。