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プレスリリース

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2008.10.20

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最先端のモバイルLinuxプラットフォーム「ACCESS Linux Platform v3.0」と「ACCESS Linux Platform mini」を発表

株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:荒川 亨、以下ACCESS)は、モバイルLinux®プラットフォームの最新版として、「ACCESS Linux Platform v3.0」並びに、今後携帯端末分野において高い成長の見込まれる新興市場のニーズに最適化した「ACCESS Linux Platform mini」を、本日ウェスティンホテル東京にて開催する「ACCESS DAY 2008」にて発表いたします。また同時に同会場の展示ブースにおいて、「ACCESS Linux Platform v3.0」が実現する携帯端末の操作性についてデモンストレーションを行います。

「ACCESS Linux Platform v3.0」は、次世代携帯端末向け統合ソフトウェア・プラットフォームの最新版です。LiMo Foundationの仕様をサポートし、通信事業者独自のサービスを実現する、統合アプリケーションパッケージであるオペレータパックに対応しています。またユーザの使い易さに配慮し、Linux特有の柔軟性を最大限活かした、高度なユーザインターフェースを実現しています。

さらに「ACCESS Linux Platform v3.0」には、共通プラットフォームとして、端末の開発効率を高め、APIの公開やSDKを提供することで、その上で動くサードパーティの魅力あるアプリケーションを集めやすいという優位性があります。ACCESSでは、サードパーティへの取り組みとして、「ACCESS Linux Platform」向けの開発者サイト(ACCESS Developer Network:http://www.accessdevnet.com/)を運営しており、2008年2月からは無償で開発キット(SDK)を提供しています。今後は「ACCESS Linux Platform v3.0」対応のSDKを公開することで、サードパーティが開発するアプリケーションのさらなる充実を目指し、本プラットフォームの魅力を高めていきます。

ACCESSのLinuxソリューションの最新版として同時に発表する「ACCESS Linux Platform mini」は、限られたハードウェア環境の携帯端末および情報家電向けに設計された、コンパクトなLinuxプラットフォームです。「ACCESS Linux Platform mini」 は、拡張性も高くカスタマイズが柔軟なプラットフォームで、ローエンドスマートフォンから、ポータブル・ナビゲーションやポータブル・メディアプレイヤー、セットトップボックスなど、様々な機器に幅広く対応できるアプリケーションを備えています。

「ACCESS Linux Platform mini」は、低価格帯ながら充実した機能を備える携帯端末やMID(Mobile Internet Device)などのインターネット端末を求める新興市場のニーズに応えるもので、既に中国や台湾などで出荷されているHaier Co., Ltd. やShanghai Novarobo Technology Co., Ltd.といったメーカの機器に採用されています。

ABI Researchのバイスプレジデント 兼 モバイル・ワイヤレス担当、リサーチディレクターのStuart Carlaw氏は、「『ACCESS Linux Platform mini』は、スマートフォンユーザだけでなく、すべての機種の対象ユーザのARPU(加入者一人あたりの月間売上高)を引き上げ、通信事業者に費用効果をもたらす可能性を秘めています。『ACCESS Linux Platform mini』は、新興市場を含め、多くの市場地域のユーザに対し、新進な操作性を提供するための画期的なものとなるでしょう」と述べています。

「ACCESS Linux Platform mini」は、ミドルウェアとカスタマイズ可能なアプリケーション、ACCESSが増強したLinuxカーネル、ソフトウェア開発キットを包括的に提供します。

    「ACCESS Linux Platform mini」のハードウェア要件は以下の通りです:
  • 200MHz CPU、32MB RAM、32MB ROM
    「ACCESS Linux Platform mini」の主な機能は以下の通りです:
  • 画期的なユーザインターフェース設計
  • コンポーネントとサービスを基盤にしたオープン・アーキテクチャ
  • 開発環境: Windows環境におけるVisual C++ 統合開発環境
  • 「NetFront® Browser」を プレインストール
  • 「NetFront® Browser Widgets」対応 (オプション)
  • ACCESS Media Music Playerを統合
  • マルチメディアアプリケーションとRSS 同期
  • PIM同期
  • GPS
  • モバイルTV
  • 携帯機器やセットトップボックス、PND/PMPを含む複合プロファイル

ACCESS 代表取締役社長 兼 最高経営責任者 荒川 亨は、
「Linuxのオープン性と柔軟性により、革新的な携帯電話とインターネット接続機器が今後登場して来るでしょう。ACCESSは、『ACCESS Linux Platform mini』と、『LiMo Foundation』仕様をサポートする『ACCESS Linux Platform v3.0』により、スマートフォンや多機能な携帯電話、インターネット接続機器などに最適な幅広いソリューションを顧客に提供し、次世代のモバイルインターネット利用促進に貢献していきます」と述べています。

■株式会社ACCESSについて
ACCESSは、携帯端末および情報家電向け組み込み型インターネットソフトウェアの分野で市場をリードしています。「NetFront® Browser」を始め「Garnet OS」「ACCESS Linux Platform」など、柔軟かつ拡張性が高いテクノロジを提供し、次世代端末の速やかな市場投入を実現可能としています。2001年2月26日に東証マザーズに株式を公開(4813)、アメリカ、アジア、ヨーロッパの各地域に子会社を運営し国際展開にも注力しています。

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