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プレスリリース

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2005.06.28

プリント

ACCESS社、デジタル放送市場に向け新製品群を投入

― 家庭用および携帯端末向けデジタル放送の本格的なサービス開始に向け、コンテンツ作成を容易にするツールと端末製造開発効率を高める新製品で市場を活性化 ―

株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:荒川 亨、以下ACCESS)は、デジタル放送向けソフトの3つの新製品「NetFront® DTV Content Viewer」「NetFront® BML Viewer Wireless Edition」「NetFront® DTV Profile BML Edition SDK」を発表いたします。

■「NetFront DTV Content Viewer」
「NetFront DTV Content Viewer」は、家庭用デジタル放送向けコンテンツ確認ツールです。インターネット標準言語であるHTMLで作成されたデジタルテレビ向けコンテンツをPC上でプレビューすることができる業界初のソフトで、7月下旬より、ACCESS社のサイトより無償で配布されます。

「NetFront DTV Content Viewer」は、デジタルテレビで既に採用実績のあるインターネットブラウザ「NetFront」をベースに開発され、デジタルテレビ情報化研究会が規定したネットTV端末仕様1.0にも準拠。Windows 2000/Windows XP 上で動作し、デジタルテレビ本体に採用されている「NetFront」と同じコアエンジンを使うことで、コンテンツを正確にプレビューすることができ、デジタルテレビ向けのコンテンツ作成が大幅に効率化できます。

「NetFront DTV Content Viewer」は、ネットTV端末仕様1.0に加え、HTML 4.01, XHTML 1.1, CSS1および2の一部, ECMA Script 3rd edition, DOM level 1 and 2, DHTMLの一部,SSL3/TLS1.0等の最新のインターネット標準仕様をサポートしています。

■「NetFront BML Viewer Wireless Edition」
「NetFront BML Viewer Wireless Edition」は、社団法人電波産業会(ARIB)で策定している地上デジタル放送の携帯受信機向けCプロファイル(1セグメント放送)のデータ放送規格に対応。お手持ちのパソコンにインストールするだけで、データ放送用に制作したBMLコンテンツが確認できるツールです。2006年春にサービス開始が予定されている1セグメント放送に向けてコンテンツ制作者からの需要が高まる中、コンテンツ作成の作業効率を高める製品として提供されます。

データ放送向けの標準言語であるBMLで作成されたコンテンツをプレビューする際、端末へ実際に放送として流す手間を省き、PC上で同じコンテンツを簡単に再生できるため、コンテンツ作成効率を向上させることが可能。また「NetFront BML Viewer Wireless Edition」は、携帯電話をはじめとする携帯端末向け1セグメント放送用BMLブラウザである「NetFront DTV Profile Wireless Edition」と同じBMLブラウザエンジンを採用しているため、携帯端末で再現されるコンテンツを正確に表示できるのが大きな特長です。
「NetFront BML Viewer Wireless Edition」は、本年7月下旬に発売される予定です。

■「NetFront DTV Profile BML Edition SDK」
「NetFront DTV Profile BML Edition SDK」は、ARIBで策定しているBS、CSおよび地上デジタル放送のデータ放送規格に対応しているBMLブラウザの移植開発キットです。
「NetFront DTV Profile BML Edition SDK」は、組み込み機器向けブラウザ「NetFront」のデジタルテレビ向けプロファイルである「NetFront® DTV Profile」をベースに、お客様ご自身でBMLブラウザを移植・開発することができます。また、デジタルテレビの製造メーカは、「NetFront DTV Profile BML Edition SDK」を使用することで、製品開発の期間とコストを大幅に削減することができます。
「NetFront DTV Profile BML Edition SDK」は、8月より発売される予定です。

ACCESS社はこれまで、BS、CSおよび地上デジタル放送分野で、ブラウザやコンテンツの制作・編集ツール、プレビューアといったデジタル放送向けの製品を提供し続けており、デジタル放送対応の端末にも数々の搭載実績があります。1995年のインターネットテレビ向けブラウザの提供開始から10年にわたる技術と経験の蓄積を活かし、来春サービス開始となる1セグメント放送に向けた製品の投入をはじめとした、将来の通信と放送の融合を見据えた技術やサービスの提供をつづけています。

今回発表の3製品は、6月29日より7月1日まで、東京ビッグサイトで開催される「第8回組込みシステム開発技術展(ESEC)」のACCESS社ブースにて展示およびプレゼンテーションが行われます。

■株式会社ACCESSについて
ACCESSは、情報家電向け組み込み型インターネットソフトの分野で市場をリードする研究開発型企業で、カリフォルニア州ニューアークに米国支店、ドイツ・オーバーハウゼンにヨーロッパ子会社、ACCESS Systems Europe GmbH、また中国・北京に中国子会社、ACCESS (Beijing) Co.,Ltd.を有し、韓国や台湾にも連絡事務所を運営するなど国際展開にも注力しています。同社の情報家電向けブラウザソフト「NetFront」ファミリーは、PDA、テレビ、セットトップボックス、ゲーム機、カーナビ、ウェブ電話、専用端末、NTTドコモのiモードに対応した携帯電話など、全世界の90以上のメーカーから発売されている情報家電端末の646機種、1億8000万台以上に搭載(2005年5月末現在)されており、最新版では、CSS(カスケーディング・スタイルシート)、DHTML(ダイナミックHTML)をはじめとする、W3C(ワールドワイドWEBコンソーシアム)最新推奨仕様やWAP2.0に準拠するなど、ハードウェア資源の限られたNon-PC端末において、パソコンと同等のインターネット閲覧環境を実現しています。尚、ACCESSは2001年2月26日に東証マザーズに株式公開しております。

  • NetFrontは、株式会社ACCESSの日本国における登録商標です。
  • その他、文中に記載されている会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。