Macromedia, Inc.(本社:米国カリフォルニア州サンフランシスコ市、会長兼CEO:ロブ バージェス)と株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:荒川 亨、以下、ACCESS)は本日、ACCESS のNetFrontブラウザへのMacromedia Flashの搭載およびサポートについてライセンス契約を締結したと発表しました。NetFrontは情報家電向けブラウザとして世界中に広く普及しており、Macromedia Flashは業界の主流になっているインターネットリッチクライアントです。
「Macromedia Flash Player SDK (Software Development Kit) ライセンス契約により、ACCESSは、Macromedia Flashをはじめとする、すべてのwebスタンダードを含む組込みブラウザを提供することができます。Macromedia Flashをブラウザに搭載することで、デベロッパーは、すぐにFlashを利用したユーザーインターフェイスやリッチコンテンツを、NetFrontを搭載したNon-PCデバイス向けに作成することができます。」とMacromedia, Inc.モバイル/デバイス担当バイスプレジデント、ピーター ミーハンは述べています。
「限られたフォーマットにおいてもリッチコンテンツを効果的に提供することができるMacromedia Flashは、NetFrontブラウザにとって最適なソリューションです。Macromedia Flashのような業界標準を選択することで、わたしたちは莫大なFlashコンテンツ開発コミュニティーの資産を活用できるだけでなく、強力なオーサリングツールを使用した様々なタイプのコンテンツをACCESSの組込みブラウザプラットフォーム上で提供することができます。」とACCESS代表取締役社長 兼CEO 荒川 亨は述べています。
Macromedia Flash Player SDKは、世界の大手家電各社、および数多くのテクノロジープラットフォーム企業とライセンス契約をしており、Macromedia Flashによって、デジタルテレビ STB、PDA、さらに携帯電話まで幅広い使用が可能です。Macromedia Flash Player SDKは、ライセンス契約者が既存のFlashエコシステムを利用することによってリッチコンテンツを提供することができます。
NetFrontファミリーは、1995年の発売以来230機種約8590万台の搭載実績(2003年2月末現在)を誇る、情報家電のデファクトスタンダードです。プラットフォームを選ばない組み込み機器専用インターネット ソフトウェアモジュールとして、TV、STB、PDA、webフォン、イントラネット端末、ゲーム機、スマートフォン、メール端末、カーナビゲーション、キヨスク端末など、様々な機器に搭載されています。情報家電、組み込み機器向けに最適化されたNetFrontは、制限されたハードウェア環境でも高性能なパフォーマンスを実現します。
■株式会社ACCESSについて
ACCESSは、情報家電向け組み込み型インターネットソフトの分野で市場をリードする研究開発型企業で、カリフォルニア州フリーモントに米子会社、ACCESS Systems America, Inc、ドイツ・オーバーハウゼンにヨーロッパ子会社、ACCESS Systems Europe GmbH、また中国・北京に中国子会社、ACCESS China Inc.を有し、韓国や台湾、スペインにも現地連絡事務所を運営するなど国際展開にも注力しています。
なお、ACCESSは2001年2月26日に東証マザーズに株式公開しております。