株式会社ACCESS(代表取締役社長 荒川 亨、以下ACCESS)は、このたび、業界で初めて地上デジタル放送に対応した、データ放送用BML(Broadcasting Markup Language)コンテンツのプレビューア『NetFront v3.0 BML Viewer』を発表いたします。
『NetFront v3.0 BML Viewer』は、社団法人 電波産業会(ARIB)で策定しているBS、CSおよび地上デジタル放送のデータ放送規格に対応しています。お手持ちのパソコンにインストールするだけで、データ放送用に制作したBMLコンテンツが簡単にプレビューできます。しかも、多くのデジタルテレビに採用実績のあるACCESS製ブラウザ『NetFront』をベースとしているため、安定したプレビュー能力を保ちます。その他、地上デジタル放送仕様に対応したNVRAM※1 エディタ機能、BMLイベント発生機能、ECMAScript※2 ログ出力機能等を備え、コンテンツ制作現場のクリエータを強力にサポートします。
『NetFront v3.0 BML Viewer』は、本年12月に予定されている地上デジタル放送開始に向けて、6月1日より販売を開始し、放送業界、番組制作会社等に拡販を行っていく予定です。
■ACCESSのDTVへの取り組み
情報家電向けブラウザ『NetFront』は、1995年にリリースして以来さまざまな機器に搭載されてきましたが、ACCESSでは、データ放送にも対応していく方針を決め、ARIB(社団法人 電波産業会)開発部会に委員を派遣し規格作成に関わるなど、DTVに対してさまざまな取り組みをしてきました。
その後、ARIB 仕様のBML(Broadcasting Markup Language)に対応したデジタルデータ放送向けブラウザとして、1999年に『NetFront for DTV』をリリースしています。
現在は、新バージョン『NetFront v3.0 DTV Profile』をリリースし、さらに地上デジタル放送を利用した、携帯電話や携帯端末など移動体に向けた新しい放送サービスの実現に向けて、ARIBで審議中の携帯/移動プロファイルへの提案を行っています。
なお、ACCESSのデジタルデータ放送向けブラウザは、日立製作所 BS・110度CSデジタルハイビジョンプラズマテレビ「Wooo 2200シリーズ」(W32-DH2100、W36-DH2100)などに搭載されています。
■株式会社ACCESSについて
ACCESSは、情報家電向け組み込み型インターネットソフトの分野で市場をリードする研究開発型企業です。同社の情報家電向けブラウザソフト「NetFront®」ファミリーは、NTTドコモのiモード向け端末をはじめ、テレビ、セットトップボックス、ゲーム機、PDA、ワープロ、カーナビ、ウェブ電話、専用端末など、全世界の80以上のメーカーから発売されている情報家電端末の約230機種8590万台に搭載されています。(2003年2月末現在)
なお、ACCESSは2001年2月26日に東証マザーズに株式公開しております。