オープンネットワーキング・ソリューションの世界的リーダーであるIP Infusion(本社:米国カリフォルニア州、最高経営責任者:Tom Savoie)は、本日、オーストリアにおけるIT・通信分野の付加価値サービスプロバイダー大手であるeww ITandTELが、IP Infusionの「OcNOS®-SP-PLUS」を採用してMPLSバックボーンをアップグレードしたことを発表いたします。このアップグレードにより同社アーキテクチャは、100Gから将来を見据えた400GのIPoDWDM(IP over DWDM)へと強化されました。
セキュアなデータセンターと広範にわたるファイバーインフラを30年以上運用してきた実績を誇るeww ITandTELは、コストの最適化を図りつつ顧客ニーズに合わせて拡張できるソリューションを求めていました。同社は、制約のあるレガシー機器をオープンネットワーキングモデルに置き換えることで、400G ZR+対応コヒーレントトランシーバーをベースとしたマルチベンダーによる通信インフラ環境へと移行することができました。
eww ITandTEL ネットワーク/システムエンジニアチーム責任者 Christoph Ehmayer氏は、
「信頼性と性能はお客様にとって妥協できない要素であり、そのことが当社のあらゆるアーキテクチャ選択の原動力となっています。オープンな『OcNOS』駆動型400G IPoDWDMバックボーンへの移行により、サービスの安定性と需要への対応に必要な制御、可視性、運用効率が得られます」と述べています。
この新しいバックボーンは、UfiSpace(S9600-56DX、S9510-28DC)とEdgecore Networks(AS7946-30XB)の高性能なホワイトボックス型プラットフォームで動作する「OcNOS」で構成されています。このディスアグリゲーション(ハードウェアとソフトウェアの機能分離)型アプローチにより、従来のシャーシシステムにありがちなベンダーロックインを回避しながら、帯域幅と耐障害性を最大限に高めることができます。
eww ITandTEL ネットワーク/データセンター責任者 Roland Neumayr氏は、
「今回のアップグレードは、大容量で、独立性があり、長期的成長を見据えた、地域で最も優れたデジタルインフラを提供するという当社の取り組みの一環です。オープンネットワーキングを採用することで、お客様はより高速で、戦略的に将来を見据えたネットワークのメリットを享受できるようになります」と述べています。
IP Infusion 最高経営責任者(CEO)Tom Savoieは、
「eww ITandTELは、先進的な地域プロバイダーがオープンネットワーキングを採用することで競争に打ち勝つ方法を示す好例です。ソフトウェアとハードウェアを分離することで、より堅牢で運用コストが低く、将来のニーズにも柔軟に対応できるネットワークを構築できるようになります。オーストリアにおいて、独立系で信頼性の高いデータサービスを提供するという同社の使命を支援できることを誇りに思います」と述べています。
今回のアップグレードを実現するにあたり、付加価値ディストリビューター兼システムインテグレーションパートナーとして高い評価を得ているEPS Globalが重要な役割を果たしました。同社は、グローバルな流通ネットワーク、テクニカルサービス、サプライチェーン物流により、必要なすべてのコンポーネントの調達、構成、そして納期遵守を確実に実現できるパートナーであり、今後も EPS Global との戦略的協業を続けていきます。
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