IP Infusion(本社:米国カリフォルニア州、最高経営責任者:緒方 淳)は、本日、アフリカ最大の移動体通信事業者であるMTNグループが、IP Infusionをはじめとする複数の組織を、新たに設立されたオープン&ディスアグリゲーションネットワーキング・カテゴリー(ソフトウェア)のサービス提供者として選定したことを発表いたします。この度の選定は、他の3社のベンダーとともに、アフリカの大手インテグレーターであるNEC XONとの提携を通じて行われました。
1994年に設立されたMTNグループは世界最大の移動体通信事業者の一社であり、16の市場で2億8000万人の顧客にサービスを提供しています。同社はTelecom Infra Project(TIP)のメンバーとして、Software-Defined Networking(SDN)for Transport、Open Optical and Packet Transport(OOPT)、Disaggregated Distributed Backbone Router (DDBR)、Disaggregated Cell Site Router (DCSG)等、重要なネットワーク技術の標準化に貢献しています。
MTNグループは、オープンでディスアグリゲーション(ハードウェアとソフトウェアの機能分離)された技術により、導入コストの削減、運用コストの効率化の推進を目指して、RFP(提案依頼書)による選考プロセスを経て、オープン・トランスポートおよびディスアグリゲーション・カテゴリーのソフトウェア・プロバイダとしてIP Infusionを選定しました。
MTNグループ 技術部門ジェネラルマネージャー Lloyd Mphahlele氏は、
「オープンでディスアグリゲーションされたネットワーキングを採用することで、ネットワーク・インフラの柔軟性と効率を高めることができます。このアプローチはイノベーションを促進するだけでなく、サービスの改善や最新のデジタル・ソリューションへのアクセスの拡大を通じて、お客様により良いサービスを提供することを可能にします。MTNグループの目標は、当社が提供する接続性が、地域社会における進化へのニーズに応え続けることを確実にすることです」と述べています。
IP Infusion 最高経営責任者(CEO)緒方 淳は、
「IP Infusionは常にオープンネットワーキング・ソリューションのマーケットリーダーであり続けました。ソフトウェアベースのネットワーキングとルーティング・スイッチングは、益々重要となっており、MTNからの期待に応えていきます」と述べています。
NEC XON ネットワーキング部門ジェネラルマネージャー Anthony Laing氏は、
「ディスアグリゲーションは、コストを下げ、技術革新を促進し、MTNのようなネットワーク事業者が最適なハードウェアとソフトウェアを任意に選択することを可能にするものです」と述べています。