IP Infusion(本社:米国カリフォルニア州、最高経営責任者:緒方 淳)は、本日、Hall AGのITブランドであるCitynetが、Ciscoによる既存の自社バックボーンネットワークを、IP Infusionのネットワークオペレーティングシステム(NOS)「OcNOS®」とEdgecore Networksのハードウェアにより、アップグレードしたことを発表いたします。現場への導入は、オープンネットワークのエキスパートであるドイツのITコンサルタントSTORDIS GmbHが行いました。
オーストリアの都市ハル・イン・チロルの市営サービスプロバイダーであるHall AGは、多様な顧客基盤を有するインターネットサービスプロバイダー(ISP)です。同社は現在、Citynetブランドの下で5,000社の顧客にサービスを提供し、信頼性の高いさまざまなネットワークソリューションや接続ソリューションを地域の企業や国際的な企業に提供しています。
Citynetは、帯域幅への需要増大に対応するため、既存の選択肢を評価しましたが、コロナ禍によるハードウェアの供給不足や、市場全体での帯域幅需要の増加等により、アップグレード環境は厳しい状況にありました。しかし、STORDISが構築したオープンネットワーキングによるアップグレードソリューションは、他の選択肢と同等の機能を提供しつつ、ハードウェアの即時利用が可能であり、価格競争力があるという利点がありました。
Citynet ネットワーク運用シニアエンジニア兼アーキテクト Matthias Feistmantl氏は、
「IP Infusionの業界標準のコマンドラインインターフェース(CLI)は、移行において大いに役立ちました。『OcNOS』は広範囲な機能を備えているほか、製品ロードマップが魅力的で、タイムリーなアップグレードを可能にします。移行プロセスでは、IP Infusionの素晴らしいアフターサポートが高く評価されました」と述べています。
IP Infusion 最高経営責任者(CEO)緒方 淳は、
「この度の事例は、クラス最高の機能と価格を実現するオープンネットワークの有力なユースケースです。『OcNOS』は、競争力のある優れた特質と、バックボーンからエッジに至るまでカバーする最新のネットワークプラットフォームであることを実証し続けています」と述べています。
■IP Infusionについて
IP Infusionは、キャリア、サービスプロバイダー、データセンター事業者向けオープンネットワークソフトウェアおよびソリューションにおける世界的なプロバイダーです。IP Infusionのソリューションの顧客は数百社を超え、導入実績は数千件に及び、ネットワークオペレーティングシステム(NOS)において市場をリードしています。IP Infusionの「OcNOS®」により、ネットワーク事業者はネットワークをディスアグリゲーション(ハードウェアとソフトウェアの機能分離)することで、イノベーションの加速、運用の合理化、総所有コスト(TCO)の削減が可能になります。また、ネットワークOEMは、ネットワークデバイスを分離して、市場投入までの時間を短縮し、包括的なサービスを提供し、キャリアグレードの堅牢性を実現することが可能となります。IP Infusionは、米国カリフォルニア州サンタクララを本拠とし、株式会社ACCESSの100%出資子会社として独立して運営されています。
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