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プレスリリース

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2020.10.14

プリント

IP Infusion、商用版「SONiC distribution」の取り扱いを開始、データセンター向けWhite Box型ソリューションを拡充

IP Infusion(本社:米国カリフォルニア州、最高経営責任者:緒方 淳、以下、IP Infusion)は、本日、商用版「SONiC distribution」の取り扱いを開始し、White Box(ホワイトボックス)型ネットワークOSソフトウェアのポートフォリオを拡充していくことを発表いたします。

SONiC(Software for Open Networking in the Cloud)は、マイクロソフトが市場に先駆けて開発した、データセンターのネットワークスイッチ運用・管理のためのオープンソースソフトウェアです。SONiCを中心にハードウェアおよびソフトウェアのパートナー企業から成る大規模なエコシステムが形成され、多彩なスイッチングプラットフォームやソフトウェアコンポーネントが提供されています。SONiCエコシステムは規模を拡大し続けており、注目を浴びています。

「SONiC distribution」はIP Infusionよりフルサポートで提供される商用版となり、Edgecore NetworksおよびQuantaのWhite Box型ソリューション、並びにBroadcomのシリコン上で利用することが出来ます。IP Infusionは、「SONiC distribution」をサービスプロバイダーのデータセンターを対象に提供していきます。

IP Infusionは、商用版「SONiC distribution」により、リーフ型/スパイン型データセンターのCLOSトポロジーやネットワーク管理といった、サービスプロバイダーのネットワークにおけるWhite Boxソリューションのユースケースを拡充していきます。IP Infusionのエンタープライズグレード/キャリアグレードのソフトウェアソリューションにより、ネットワーク事業者はネットワークのコスト削減、柔軟性の向上、新機能/サービスの迅速な導入が可能になります。また、White Box型ネットワークモデルを採用することで、多彩な汎用ハードウェアやソフトウェアを使用してネットワークを構築することが可能になります。

IP Infusionは、20年以上に及ぶ市場実績を有し、大手クラウド/キャリア/モバイル向けネットワーク機器メーカーをはじめ、全世界で300社以上の顧客を対象に堅牢なネットワークソリューションを提供しています。IP Infusionのサポートチームは、商用版「SONiC distribution」を利用するサービスプロバイダーやデータセンター事業者を対象に、24時間365日の体制でワールドクラスのサポートを提供していきます。

IP Infusion 最高経営責任者(CEO) 緒方 淳は、
「SONiCの普及拡大に向けて、Broadcom、ODMパートナー、システムインテグレーターと協力していくことを楽しみにしています。IP Infusionは、サービスプロバイダーのWhite Box型ネットワークへの要望に最先端のネットワークOSで応えています。幅広いユースケース、24時間年中無休のTACチームを強みに、サービスプロバイダー向けWhite Box型ソリューションにおけるリーダーとしての地位を確立しているIP Infusionにとって、商用版『SONiC distribution』を当社ポートフォリオに追加することは自然な流れであるといえます」と述べています。

【業界からのエンドースメント】

データセンターアプリケーション向けSONiCをBroadcomのスイッチングシリコン『StrataXGS』で利用可能にする、IP InfusionとマイクロソフトのSONiCの取り組みを嬉しく思います。商用版『SONiC distribution』、IP Infusionによる24時間365日のサポート体制、Broadcomのルーティングとスイッチングシリコンを基盤にしたEdgecore Networks製/Quanta製White Box型スイッチは、サービスプロバイダーのデータセンターアプリケーションにとってパワフルな組み合わせです。

Broadcom プロダクトマーケティング担当シニアディレクター
Hasan Siraj(ハサン・スィラージ)氏

マイクロソフトは、IP InfusionのSONiCエコシステムへの参加を歓迎します。現在そして未来にわたりネットワークに変革をもたらすために、IP Infusionおよびコミュニティと協力できることを楽しみにしています。クラウドコミュニティは、SONiCエコシステムにより、最善のソリューションから、最も良い物を利用することが出来ます。IP Infusionのサービスプロバイダー市場に関する専門知識が加わることにより、SONiCのエコシステムは一段と強化されるでしょう。

Microsoft Corp. テクニカル・フェロー
David Maltz(デイヴィッド・モルツ)氏

Edgecore Networksは、リーフ型、スパイン型、マネジメントといった幅広い利用用途を対象にオープンネットワークソリューションを提供し続けています。IP Infusionが商用版『SONiC distribution』の販売とサポートを開始することを嬉しく思います。IP Infusionの取り組みにより、より多くのサービスプロバイダーがWhite Box型ネットワークを活用できるようになります。IP InfusionのネットワークOSの充実したポートフォリオとEdgecoreの高性能スイッチの組み合わせにより、SONiCのエコシステムは加速的に普及拡大していくでしょう。

Edgecore Networks事業開発 ソフトウェア担当バイスプレジデント
Mike Ward(マイク・ワード)氏

IP Infusionとの協力により、商用版『SONiC distribution』をQuantaのデータセンタースイッチに対応させてくことを大変嬉しく思います。当社は、サービスプロダイバー向けに全世界でサポート体制を展開するIP Infusionと緊密に連携し、当社ソリューションの採用を推進していきます。

Quanta Computer シニアバイスプレジデント 兼 Quanta Cloud Technology プレジデント
Mike Yang(マイク・ヤン)氏

KGPCoは、革新的なシステムインテグレーターおよびネットワークコミュニケーションにおけるリーダーとしての地位を築いています。IP Infusionと共に商用版『SONiC distribution』を提供していくことを楽しみしています。SONiCの活用は、データセンターサービスを迅速かつ効率的に展開できるようになることから、当社顧客へ大きな価値をもたらします。

KGPCo プレジデント
Trevor Putrah(トレヴァー・プトラー)氏

■IP Infusionについて
IP Infusionは、キャリア、サービスプロバイダー、データセンター事業者向けに、ソフトウェアとハードウェアを分離(ディスアグリゲーション)して安価に柔軟にネットワークを構築し、新機能やサービスの実装を迅速に実現するWhite Box型ソリューションを提供しています。
IP Infusionは、「DANOS-Vyatta edition」のインテグレーター兼カスタマーサービスプロバイダーであると共に、White Box向けネットワークOS「OcNOS®」および「ZebOS®」を約350社の企業に提供しています。IP Infusionは、米国カリフォルニア州サンタクララを本拠とし、株式会社ACCESSの100%出資子会社です。
https://www.ipinfusion.com/

■株式会社ACCESSについて
ACCESS(東証一部:4813)は、1984年の設立以来、独立系ソフトウェア企業として、世界中の通信・放送、自動車、家電、出版、エネルギーインフラ業界向けに、モバイル並びにネットワークソフトウェア技術を核とした先進のITソリューションを提供しています。累計搭載実績15億台を超えるモバイルソフトウェアおよび約350社の通信機器メーカーへの豊富な採用実績を誇るネットワークソフトウェアにおける仮想化技術の開発力とノウハウを活かし、現在、組込とクラウド技術を融合したIoTソリューションの開発・事業化に注力しています。アジア、米国、ヨーロッパ地域の子会社を拠点に国際展開も推進しています。
https://www.access-company.com/

  • ACCESS、ACCESSロゴは、日本国、米国、およびその他の国における株式会社ACCESSの登録商標または商標です。
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