株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大石 清恭、以下ACCESS)は、使い手のプライバシーを保護しつつ、テキスト情報のAI解析によりメールなどのコミュニケーションツールのユーザーインターフェース(UI)やユーザーエクスペリアンス(UX)のパーソナライズを可能とする、画期的なコミュニケーション向け組込み型AIエンジン「NetFront® ComAI」を開発し、本日より提供開始いたします。
現在、AI技術を応用したさまざまな製品やサービスが提供されはじめています。一般的なAIの使い方は、エンドユーザーの端末から吸い上げられた個人データをクラウド上の大規模サーバ群に保存して分析・判断をします。このような仕組みは、大量のデータを世界中から集めて高度な処理を行うには適している一方、常に個人データは漏洩やプライバシー侵害のリスクと隣り合わせにあります。
個人メールは現在の生活になくてはならいコミュニケーションツールであり、大量のメールから重要なメールや期限付きクーポンのみを優先的に表示したいといったニーズにはAI技術は非常に有効です。一方、メールには購買、予約、スケジュールなど個人のプライバシー性の高い情報が含まれていますが、これまでエンドユーザーのプライバシーに配慮した、コミュニケーションツール向けAIの仕組みはありませんでした。
「NetFront ComAI」はこうしたニーズに市場に先駆けて応える、メールなどのコミュニケーションツールのテキスト情報のAI解析を各端末の内部に閉じて行うコミュニケーション向け組込み型AIエンジンです。個人データをクラウド上に送ることがないため、サービス事業者はエンドユーザーのプライバシーを保護しつつ、安全・安心で使いやすいUI/UXの提供が可能となり、顧客満足度の向上が期待できます。また、各ユーザーのUI上では個人の趣味趣向に合致した情報の抽出・表示が可能となるため、効果的なマーケティングツールとしても活用できます。
「NetFront ComAI」の特長は次の通りです:
ACCESSの最高技術責任者(CTO)植松 理昌は、
「ACCESSはモバイルインターネットが大きく広まった2000年代から、コンシューマおよび事業者向けメールアプリを提供し、継続して開発投資を実施しています。2014年からは法人向けチャットソリューションも提供し、『コミュニケーション』を支える技術を提供してまいりました。個人生活においてはますますインターネット、特にスマホへの依存度が高まる中、さまざまなサービスからの通知がスマホに集積します。こうした中、当社は『端末・エッジ』✕『AI』を提供する組み込みAIのリーディングカンパニーとして、大量の情報の中にも埋もれず、新しい顧客価値創造や体験を提供することで、コミュニケーションのあり方を変革していきます」と述べています。
なお、「NetFront ComAI」技術を採り入れた個人向けメールアプリの最新版「CosmoSia®2(コスモシアツー)」(Android OS版)を2018年5月18日よりGoogle Playにてベータ配信開始しました。また、iOS版を2018年6月末よりApp Storeにて配信開始する予定です。
以下からダウンロードいただけます。
Google Play
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.access_company.android.cosmosia2
■株式会社ACCESSについて
ACCESS(東証マザーズ:4813)は、1984年の設立以来、独立系ソフトウェア企業として、世界中の通信、家電、自動車、放送、出版、エネルギーインフラ業界向けに、モバイル並びにネットワークソフトウェア技術を核とした先進のITソリューションを提供しています。累計搭載実績15億台を超えるモバイルソフトウェアおよび300社以上の通信機器メーカーへの採用実績を誇るネットワークソフトウェアにおける開発力・ノウハウを活かし、現在、組込とクラウド技術を融合したIoTソリューションの開発・事業化に注力しています。アジア、米国、ヨーロッパ地域の子会社を拠点に国際展開も推進しています。
https://www.access-company.com/
CosmoSiaに関する情報は、こちらでより詳しくご覧いただけます。