株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:兼子 孝夫、以下ACCESS)は、同社の世界最小クラスのエッジコンピューティング「NetFront® Agent」を搭載した汎用ゲートウェイとソフトバンクロボティクス株式会社(以下、ソフトバンクロボティクス)が開発する人型ロボット「Pepper」を連携させることにより、「Pepper」と対話することで家庭の電力消費量を制御するコミュニケーション型HEMS(Home Energy Management System)のプロトタイプを開発し、2016年11月1日~2日開催予定のHEMS大学(主催:河村電器産業株式会社、会場:福岡国際会議場)にてデモンストレーションを披露します※1
「NetFront Agent」は、ゲートウェイ上で動作し、ゲートウェイそのものに、データ収集・出力といった機能をはじめ、セキュリティ、FOTA(Firmware On-The-Air)、ハートビートといったインテリジェントな機能を付加するソフトウェアです。主要な国際無線通信規格(Wi-SUN※2・ECHONET Lite※3・EnOcean※4・BLE・WiFi)に対応していますので、これら異なる無線通信規格に対応したスマートメータや温湿度/開閉/照度センサ、家電等を束ねるハブとして「NetFront Agent」搭載の汎用ゲートウェイを活用し、HEMSを迅速に低コストで構築することが可能になります。
この度、ACCESSは、「NetFront Agent」を汎用ARM製ゲートウェイに搭載し、WiFi経由で「Pepper」と連携させることで、「Pepper」側での電力可視化・制御および家電操作を可能にしました。Pepperの操作は、胸元のタブレット画面で行いますが、ACCESSは、これら操作を可能にするためのHEMSアプリケーションも提供しました。
HEMS大学では、ECHONET Lite対応のエアコンやWi-SUN対応のスマートメータ、BLE対応のスマートロック等からのデータを、ゲートウェイ上の「NetFront Agent」で束ねて「Pepper」へと送信し、「Pepper」側でエアコンの温度設定や玄関ドアの開閉を操作できる仕組みを披露します。「Pepper」と人とのコミュニケーションは、音声や胸元の操作画面で行います。
今後ACCESSは、ソフトバンクロボティクスを始めとするパートナー企業の協力の下、HEMS大学で得たフィードバックなどを基に「NetFront Agent」をロボット本体に搭載をするなど進化させ、HEMSサービス事業者およびエンドユーザーにとってより利便性の高いスマートハウス向けサービスの実現に向けて支援してまいります。
HEMS大学に関する詳細は、http://www.kawamura.co.jp/hems/をご覧ください。
「NetFront Agent」に関する詳細は、https://www.access-company.com/products/itelectoronics/netfront-agent/をご覧ください。
■株式会社ACCESSについて
ACCESS(東証マザーズ:4813)は、1984年の設立以来、独立系ソフトウェア企業として、世界中の通信、家電、自動車、放送、出版、エネルギーインフラ業界向けに、モバイル並びにネットワークソフトウェア技術を核とした先進のITソリューションを提供しています。累計搭載実績15億台を超えるモバイルソフトウェアおよび300社以上の通信機器メーカーへの採用実績を誇るネットワークソフトウェアにおける開発力・ノウハウを活かし、現在、組込とクラウド技術を融合したIoTソリューションの開発・事業化に注力しています。アジア、米国、ヨーロッパ地域の子会社を拠点に国際展開も推進しています。
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