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プレスリリース

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2015.10.02

プリント

ACCESS、IoTサービスへのアクセスを簡素化する、画期的な「ボタンビーコン」を開発、提供開始

― 1つのボタンで3種類の切り替え通知機能、Eddystone対応機能を備え、高度なIoTサービスを迅速に実現 ―

株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:兼子 孝夫、以下ACCESS)は、ボタンを押すというシンプルなアクションで、ユーザーと企業のサービスをつなげる、ボタン型Beacon端末「ボタンビーコン」を開発し、本日より、提供を開始いたします。

「ボタンビーコン」は、ACCESSの、IoTクラウド統合ソリューション「ACCESS Connect 」シリーズのうち、ユーザーエクスペリエンスに特化したプロファイル「UX Profile」※1対応のBeacon端末として、スマートフォン・アプリケーション開発キット(SDK)およびクラウド機能(BaaS)と共に、通販、小売、保険、車載、デジタルテレビ、電子書籍、広告、介護など幅広い業界におけるEC決済や、カスタマーサポート、販売促進を支援するソリューションとして、主に、サービスを提供する事業者を対象に、販売してまいります。

モノとモノが繋がり自律的に動作することにより多彩なサービスを実現するIoT時代を迎え、各企業より高度なクラウド技術を使ったサービスが数多く立ち上がりつつあります。しかしながら、人とモノのインターフェースには、依然スマートフォンやPC画面での煩雑な操作が介在しています。ITリテラシーに左右されず、誰もが容易にサービスを使いこなすことが出来る、そうした世界の実現に向けて、ACCESSは、ボタンを押すという行為だけでユーザーを高度なクラウド技術へとつなぎ、企業とユーザーをつなぐ「ボタンビーコン」の提供により、IoTサービスをより身近な存在にしてまいります。

「ボタンビーコン」は、一つのボタンで3種類のサービスを起動することができる機能を搭載した画期的なBeacon端末(特許出願中)です。Bluetooth Low Energy(BLE)モジュールは小型軽量のケースに内蔵されており、ユーザーはケース上部のボタンを押すだけで、連携するスマートフォンを通じてクラウドに繋がり、企業が提供するサービスを利用することが可能となります。また、シングルクリック・ダブルクリック・長押しと、3種類の押し方により異なるサービス内容を設定できますので、例えば、“消費材の発注”であれば、3種類の異なる商品やサービスを一個のBeacon端末で同時に扱うことが可能です。このほか、カスタマーサポートとして“オペレーターの呼び出し”など多様な業界での応用が可能です。

さらに「ボタンビーコン」は、iBeacon対応に加えて、新たなBeacon規格である、Eddystone※2にも対応※3していますので、Beaconと連携する、スマートフォン上のコンテンツ表示形式はアプリケーションのみでなく、ブラウザ※4のみでも可能です。アプリケーション開発の予算・時間がない、動画・音声といったリッチコンテンツをWeb形式で表示したい、といった用途には、Eddystone対応にすることにより、手間とコストを省きつつ、Beaconを用いたIoTサービスを容易に市場投入することができます。

    ■「ACCESS Connect UX Profile」および「ボタンビーコン」の特長
  1. オールインワンソリューション
    • Beacon端末、スマートフォン・アプリケーション開発キット(SDK)、クラウド機能(BaaS)を一括提供しますので、開発期間・コストを大幅に低減します。
    • 商用実績豊富なクラウド機能(BaaS)には、データ管理、課金・配信システム、Eメール といった利用頻度が高いサービスは既に取り揃えています。 
    • 新規アプリーションの開発および既存アプリーションへの機能拡張など受託開発にも 対応しています。 
    • サービスイン後のサーバー運用の代行サービスも提供しています。
    • iBeaconおよび Eddystone対応
  2. 先進の機能を搭載し、洗練されたデザインの「ボタンビーコン」(日本製) 
    • 「1つのボタンで3種類の切り替え通知機能」搭載
    • 小型軽量
    • 防水
    • 洗練されたデザインのケースに、自社ロゴ等のデザインのカスタマイズも可能(オプション)
    • BT(Bluetooth®)認証および無線規格(日本・FCC・CE)に対応済みであり、 日本国内・海外(一部の国を除く)でのサービス展開が可能です。
      ※製造はBraveridge社(本社:福岡)となります。
「ボタンビーコン」正面写真
・サイズ:Φ46.3mm x H: 11.5mm(公差±0.5mm)
・重量:8.2g ±10%(電池込み)
「ボタンビーコン」斜めからの写真
  1. 旧「UI Profile」を改め、「UX Profile」といたします。
  2. Googleが2015年7月に発表したBLEを用いたBeaconの規格です。
  3. Eddystone対応「ボタンビーコン」の提供開始は10月下旬を予定しています。
  4. GoogleのChromeブラウザ(iOS版:Chrome 44 for iOS以降、Android版:未発表)となります。
    詳細情報はGoogleの公開情報をご参照ください。

■主なユースケース

  1. 消費材発注へのショートカット
    プリンターやウォーターサーバの発注ボタンとして、オフィスや家庭に設置。ボタンを押し、立ち上がったスマートフォンの画面から、EC決済を承認するだけで発注が完了。HPへアクセスして商品を検索したり、過去の購入履歴を参照する必要はありません。また、切り替えボタンで、修理依頼サービスを追加といったことも可能です。
  2. オペレーターやサービスの呼び出し
    企業が提供する各種サービスの起動ボタンとして活用ができます。例えば、スマートフォンのアプリからサービスを利用する場合、ユーザーはホーム画面上の数あるアプリの中から任意のアプリを探し出し、さらに何度もクリックしてサービスのページにたどり着く必要があります。一方、「ボタンビーコン」では、ユーザーはサービスを物理的に認識することができ、ボタンを押すという直観的な動作だけで、手持ちのスマートフォン画面に直接サービスのページを表示させたり、オペレーターへスマートフォンへの電話依頼を通知するといった事も可能となります。
  3. O2Oツールやテレワークの勤怠管理
    書店に設置することで、中身が気になる本の立ち読みボタンとして、電子書籍と実店舗を連携したO2Oプロモーションが可能となります。また、今後増えるテレワークの勤怠管理としてシングルクリックで出勤、ダブルクリックで一時退席など、社員の労働状況の把握にも活用が可能です。
  4. 高齢化社会の見守り
    スマートフォンの操作が苦手というシルバー世代を対象に、シングルクリックで「家族」、ダブルクリックで「介護事業者」、長押しで「タクシーの呼び出し」へ通知といった見守りサービスの提供にも応用可能です。

このほか、テレビショッピングサービスと連携して特定VODサービスの立ち上げや、車両内に「ボタンビーコン」を設置して車載システムとの連携など、幅広い業界での応用が可能です。

「ACCESS Connect」について
「ACCESS Connect」は、Beacon端末から、スマートフォン・アプリケーション開発キット(SDK)、クラウド機能(BaaS:Backend as a Service)をワンストップで提供することにより、IoTサービスの開発・運用を効率化するパッケージソリューションです。テーマ毎に必要な要素技術を組み合わせたプロファイルを複数用意しています。
詳細は、https://www.access-company.com/products/dx-iot/access-connect/をご覧ください。

■株式会社ACCESSについて
ACCESS(東証マザーズ:4813)は、1984年の設立以来、独立系ソフトウェア企業として、世界中の通信、家電、自動車、放送、出版、エネルギーインフラ業界向けに、モバイル並びにネットワークソフトウェア技術を核とした先進のITソリューションを提供しています。累計搭載実績10億台を超えるモバイルソフトウェアおよび250社以上の通信機器メーカへの採用実績を誇るネットワークソフトウェアにおける仮想化技術の開発力・ノウハウを活かし、現在、組込とクラウド技術を融合したIoTソリューションの開発・事業化に注力しています。アジア、米国、ヨーロッパ地域の子会社を拠点に国際展開も推進しています。
https://www.access-company.com/

  • ACCESS、ACCESSロゴ、ACCESS Connect、ボタンビーコンは、日本国、米国、およびその他の国における株式会社ACCESSの登録商標または商標です。
  • iBeaconはApple Inc.の商標です。
    ※BLUETOOTHおよびBLUETOOTHロゴは、Bluetooth SIG Inc.が所有し、株式会社ACCESSはライセンスに基づき使用しています。
  • その他、文中に記載されている会社名および商品名は、各社の登録商標または商標です。