株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:室伏 伸哉、以下、ACCESS)と東京書籍株式会社(本社:東京都北区、代表取締役社長:川畑 慈範、以下、東京書籍)は、本日、ICTと教育コンテンツを組み合わせ、一人一人の個性に合わせた学習を生涯にわたり支援することを目的とした「ICTを活用した教育サービス」および「ICT教育サービス向けオンラインプラットフォーム」の開発・事業化に向けて協業することに合意し、以下のテーマについて検討を進める旨を発表いたします。
スマートデバイスの普及、およびブロードバンド環境の整備進展に伴い、教育現場で教科書等のコンテンツをデジタル化する動きが世界的に高まりを見せています。国内でも、従来の指導者用デジタル教材だけでなく、学習者が自由に使えるデジタル教材の活用に向けた開発や検証が、国や自治体、学校といった各レベルで活発に進められています。
こうした状況の中、ACCESSと東京書籍は、『特別支援を必要とする学習者にとって使いやすいデジタル教材は、誰にとっても使いやすいデジタル教材である』という考えの下、表示機能の大幅な機能拡張によるアクセシビリティ向上を第一に、電子教材用ビューアの共同研究を進めてまいりました。
その成果の一部は、ACCESSの教育向けEPUBビューア「PUBLUS Reader for Education」の先行開発版※3という形で結実し、東京書籍の「特別支援を必要とする学習者に配慮した電子教材用ビューア」として採用されました。本ビューアを用いたデジタル教材の見本は、5月に各自治体等に向けて配付される予定となっております※4。
今回の協業では、これまでの共同研究の範囲を拡大し、ACCESSの技術力と、東京書籍の知見を持ち寄り、新たな教育サービスの開発・事業化に向けた検討を進めることになりました。特別支援を必要とする学習者はもちろん、国籍、年齢を問わず、世界中の人々がいつでもどこでも継続的に「学び」にアクセスできる環境の実現を目指し、「ICTを活用した教育サービス」および「ICT教育サービス向けオンラインプラットフォーム」の具体化を推進してまいります。
ACCESS報道発表「ACCESS、教材向け電子書籍ビューワ 『PUBLUS Reader for Education」を開発、東京書籍の『特別支援を必要とする学習者に配慮した電子教材用ビューワ』として採用」については、https://www.access-company.com/news_event/archives/2014/20140207/ をご覧ください。
東京書籍報道発表「東京書籍が提供する『特別支援を必要とする学習者に配慮した電子教材用ビューア』にACCESS の『PUBLUS Reader for Education』を採用」については、https://www.tokyo-shoseki.co.jp/news/detail/74/をご覧ください。
■株式会社ACCESSについて
ACCESS(東証マザーズ:4813)は、1984年の設立以来、独立系ソフトウェア企業として、世界中の通信、家電、放送、出版、エネルギーインフラ業界向けに、モバイル並びにネットワークソフトウェア技術を核とした先進のITソリューションを提供しています。累計搭載実績10億台突破のモバイルソフトウェア、並びに世界中の通信機器メーカなどへの豊富な採用実績を誇るネットワークソフトウェアにおける開発力とノウハウを活用して、現在、クラウドを介してスマートデバイス上で多彩なサービスを実現するHTML5ベースのアプリケーション、並びにネットワーク仮想化(SDN)等の先進のネットワーク技術の開発・提供に注力しています。アメリカ、アジア、ヨーロッパ地域の子会社を拠点に国際展開も推進しています。
株式会社ACCESSウェブサイト:https://www.access-company.com/
■東京書籍株式会社について
東京書籍は1909年の創業以来、日本の教育の根幹である「教科書」事業を柱として成長してまいりました。その主たる教材である教科書を製作・発行することに私たちは誇りをもち、常に「より良い教科書づくり」を実践してまいりました。教育制度の改革や教育メディアの多様化、生涯教育といった教育の概念そのものが拡大していく現代、この時代の変化や要求に対応して自らも変革していく必要があります。私たち東京書籍は今、活字分野から映像・ソフト開発・WEBサービス・評価事業まで領域を拡大し、時代の変化に即応した活動をしています。
東京書籍株式会社ウェブサイト:http://www.tokyo-shoseki.co.jp/