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プレスリリース

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2014.01.30

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ACCESS、Beaconソリューション「ACCESS Beacon Framework」を発表  評価キットを、2月20日より提供開始

― M2M市場の拡大を加速 ―

株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:室伏伸哉、以下ACCESS)は、低消費電力の近距離無線通信技術であるBLE(Bluetooth Low Energy)モジュールを実装した小型の位置情報機器(Beacon)とBLE対応のスマートフォン、クラウドとを連携させて、複数のスマートフォン端末とBeacon間での自律的な情報の送受信や高度な動作を可能にするソリューション「ACCESS Beacon Framework(ABF)」(iOS対応)を開発し、本年3月下旬を目処に、国内の大型商業施設等を運営する法人を対象に販売開始いたします。これに先立ち、評価キットを2月20日より提供開始いたします。

【開発背景】
GPSに比較して、より正確な位置情報がわかるBLE技術を用いたBeaconは、ユーザーが携帯するスマートフォン端末に向けた商業施設でのデジタルクーポン等の情報配信によるO2O(Online to Offline)※1 サービスや、展示施設等での位置や移動のコンテキストに応じた案内サービスなど、M2M(Machine to Machine)※2市場における有力な技術として、幅広い分野でのサービスへの利用が期待されています。また、BLE はiOS7から標準対応が開始され、Android OSでも4.3から標準対応されることから、Beaconを活用したサービスの需要の拡大にさらに拍車が掛かると見込まれています。こうした背景の下、モバイル(クライアント側)およびネットワーク(サーバー側)の両ソフトウェア技術に強みを有するACCESSは、Beaconに、モバイルアプリ開発に必要なバックエンド機能を提供するクラウドサービスBaaS(Backend as a Service)やデジタルサイネージといった自社開発のソリューションを組み合わせて、新たなサービスやビジネスを創造するソリューションを市場投入いたします。

【標準版の製品概要】
「ABF」は、Beacon(ハードウェア)の提供から、Beaconを用いたサービスの運用に必要なBeacon管理システム(クラウド)、Beaconと連携して動作するスマートフォン向けアプリケーションといったソフトウェアの開発・運用までを、ワンストップで提供いたします。先ずは、ショッピングモールや美術館など大型施設におけるデジタルクーポン、スタンプラリー、施設内マップや商品説明配信などのユースケースに特化した標準版を、ASPサービスとして提供します。各企業の個別ニーズに応じたカスタマイズも行います。「ABF」により、ユーザー企業は、Beaconシステム構築に掛かる煩雑な作業の手間が省け、迅速に、コスト効率よくBeaconを用いたサービスの導入が可能となります。

    ■主な特長(図①参照)
  • ワンストップソリューション:Beacon(ハードウェア)の提供から、Beacon管理システム(クラウド)の構築、アプリケーション開発、運用まで一括でサポートします。
  • O2Oサービス(ポイントカード、スタンプラリー、クーポン、商品説明)、展示会場での案内サービス、顧客や従業員の行動履歴・位置情報といった機能が標準実装されたASPサービスとして提供されますので、即日導入も可能です。
  • クラウド連携型:アプリの管理・更新はPCのBeaconサービス管理画面で行えます。
  • オーサリングツール:配信したいコンテンツを容易に制作できます(図②参照)。
  • デジタルサイネージ機能(オプション):施設内に設置したタブレット等のスマートデバイスと連携すれば、電子看板サービスとしてもご利用いただけます。
    ■提供物
  • Beacon管理システム(クラウド)
    • アカウント管理・認証・DB、デバイス情報、サービス別DB・情報、セキュリティ、プッシュ配信、管理者機能、BeaconサービスAPI
    • Beaconサービス管理画面
       ― Beacon設定・更新(UUID/在庫/設置情報)
       ― コンテンツ管理・アカウント設定・データ解析等
  • オーサリングツール
  • スマートフォンアプリケーション
  • Beacon(株式会社ブレイブリッジ製)(写真①参照):
    • BLEモジュール実装
    • Nordic Semiconductor社のSoC(System on Chip)実装
    • BT(Bluetooth)認証および無線規格(日本・FCC※3・CE※4)に対応しているため、日本国内・海外(一部の国を除く)※5でのサービス展開が可能です。
    • DFU(Device Firmware Update)標準対応により、スマートフォンからのファームウェアの書き換えが可能です。
    • 汎用プラスチックケース付き
    • 電源タイプ:ボタン電池型 
  • 対応OS: iOS7以降 (Android OS対応は2014年夏を予定)
  • 価格:月額定額(ASPサービス)としてご提供します(詳細は後日発表予定)。
  • カスタマイズも承ります(別途費用)。Beaconのみの販売にも対応いたします。
図①ABF
図①「ACCESS Beacon Framework」コンセプト図
Beacon_image02
図②オーサリングツール画面イメージ

使い勝手の良いデザインにより、ITに不慣れな方でも、配信したいコンテンツを容易に制作できます。

Beacon写真
写真①Beaconケース
形状:マグネット付き・透明シリコントップ
サイズ:φ30mm x H46mm
重量:11g
色:白/黒

【評価キットの概要(法人向け)】
標準版と同様のサービスをお試しいただけます。

    ■提供物:
  • Beacon10台(標準版と同様の仕様)
  • Beacon管理システム(クラウド)
  • スマートフォンアプリケーション
  • オーサリングツール
  • 対応OS:iOS7以降
  • 期間: 3ヶ月間ご利用いただけます。
     *価格等の詳細はお問い合わせください。

ACCESS CTO 石黒 邦宏は、
「これまで当社は、すべての機器がネットにつながり、それらが自律的に動作することにより、真に豊かな社会の実現を目指して、先進のソフトウェア技術・サービスを提供してまいりました。BLEはiOS・Androidでもサポートされ、Beaconの利用が確実に普及する世界が来ています。近い将来、小売をはじめ、ビル管理、物流、農業など従来ITを活用しきれていなかった分野でも多様なサービスが開始されるでしょう。ACCESSは、こうした市場ニーズにいち早く対応し、本格的なM2M時代の実現に貢献してまいります」と述べています。

「ACCESS Beacon Framework(ABF)」に関する詳細は、https://www.access-company.com/products/cloud/a-beacon/よりご覧いただけます。 「ACCESS Beacon Framework(ABF)」に関するお問い合わせ先:
営業担当: E-Mail:beacon-info-gr@access-company.com

  1. O2O(Online to Offline)とは、実店舗での購入につなげるために、ネットで行う販売促進活動。
  2. M2M(Machine to Machine)とは、機械と機械がIP網を介して相互に情報をやり取りし、自律的に高度な制御や動作を行うこと。
  3. FCC(Federal Communication Commission)とは、米国の連邦通信委員会。
  4. CE(Communaute Europeenne仏語)とは、欧州域内で自由に商品の流通・販売行うための共通の安全認証。
  5. ご利用いただける国の詳細についてはお問い合わせください。

■株式会社ACCESSについて
ACCESS(東証マザーズ:4813)は、1984年の設立以来、独立系ソフトウェア企業として、世界中の通信、家電、放送、出版、エネルギーインフラ業界向けに、モバイル並びにネットワークソフトウェア技術を核とした先進のITソリューションを提供しています。累計搭載実績10億台突破のモバイルソフトウェア、並びに世界中の通信機器メーカなどへの豊富な採用実績を誇るネットワークソフトウェアにおける開発力とノウハウを活用して、現在、クラウドを介してスマートデバイス上で多彩なサービスを実現するHTML5ベースのアプリケーション、並びにネットワーク仮想化(SDN)等の先進のネットワーク技術の開発・提供に注力しています。アメリカ、アジア、ヨーロッパ地域の子会社を拠点に国際展開も推進しています。詳細は、https://www.access-company.com/をご覧ください。

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