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プレスリリース

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2014.04.01

プリント

ACCESS、教材向け電子書籍ビューワ 「PUBLUS® Reader for Education」が、 教育出版の「一人一台の情報端末を用いた学習環境のための電子教材用ビューワ」 として採用

― EPUBベースの電子教材の普及を加速 ―

株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:室伏 伸哉、以下、ACCESS)は、電子書籍の国際規格の最新版EPUB 3に準拠した教材向け電子書籍ビューワ「PUBLUS® Reader for Education」Windows版が、教育出版株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:小林 一光、以下、教育出版)の「一人一台の情報端末を用いた学習環境のための電子教材用ビューワ」として採用された旨を発表しました。

「PUBLUS® Reader」は、ACCESSのEPUB 3対応の電子出版ソリューション「PUBLUS」の構成要素となるビューワ技術であり、複雑な日本語組版も忠実に表現する優れた再現性を特長としています。端末やOSに依存しないコンテンツ表現が可能であり、国内外の大手出版社、電子書籍サービス事業者などに多数の採用実績を有しています。ACCESSは、「PUBLUS Reader」のエンジンをEPUB標準化団体であるIDPFの「Readiumプロジェクト」に提供し、EPUBの普及に貢献するとともに、「Readiumファウンデーション」に加盟し、SDK技術の機能強化と普及に注力しています。

「PUBLUS Reader for Education」Windows版は、「PUBLUS Reader」の基本機能に加えて、EPUB準拠により実現される汎用性と電子教材に求められる高い表現力(縦書き、数式、漢文、画像回り込み等)を兼ね備えた、電子教材に最適なビューワです。標準機能として、フリーハンドや任意図形を用いてメモを残す機能や、音声・動画の再生機能、HTML5を用いた動的コンテンツの表示機能、Flashコンテンツ再生機能も備えています。「PUBLUS Reader for Education」Windows版は、教育系出版社をはじめとするお客様の動向に合わせ、5月下旬を目処に提供開始する予定です。

なお、今春には教育出版より、「PUBLUS Reader for Education」を用いたデジタル教材のサンプル版が各自治体などに向けて配付される予定です。また、2014年5月に開催される第5回教育ITソリューションEXPOにおいて、「PUBLUS Reader for Education」と教育出版コンテンツの組み合わせによる模擬授業を、大日本印刷株式会社の出展ブースにて行う予定です。

今後、ACCESSは、教育出版のご協力の下、学校において本ビューワを用いた実証研究を行い、日常授業での使いやすさを検証していきます。この実証研究では、富山大学の高橋純准教授らにアドバイスをいただきます。電子教材と学校図書館、公共図書館との連携や調べ学習への活用などの効果も検証し、子ども同士が教え合い学び合う協働学習の実現に向けた機能強化を推進していく予定です。また、Windows版だけでなく、マルチプラットフォーム展開も進めていく予定です。

教育出版 取締役 常務執行役員 事業開発局長の吉田 利明氏は、
「教育出版では、特別な支援を必要とする子どもを含めたすべての子どもに教科書の内容を届けることを、教科書づくりのテーマの一つに掲げています。一人一台の情報端末を用いるデジタル教材は、そのための可能性をさらに広げる媒体の一つだと考えます。ACCESSは、電子書籍の国際規格であるEPUBに精通し、優れた教育用EPUBビューワを開発しています。子どもにとっての使いやすさを第一に、UIデザインの標準化を進めていくことも表明されており、教育出版もこれに賛同しています。ACCESSのビューワを用いたデジタル教材によって、教えやすく学びやすい学習環境の提供に貢献してまいります。」と、述べています。

ACCESS 取締役 兼 最高技術責任者(CTO)石黒 邦宏は、
「『PUBLUS Reader for Education』は、今後も教育出版様をはじめとする教科書出版社様のご意見を取り入れながら、段階的に機能を充実させていきます。今回ご採用いただいたWindows版だけでなく、iOS版、Android版といったマルチOS展開についても積極的に推進していく予定です」と、述べています。

ACCESSは、引き続き機能強化を進め、使い勝手のよい高品質な電子教材ソリューションを提供していくとともに、教育系出版物における動画・音声等リッチな表現やインタラクティブな表現を活用した次世代のコンテンツの環境整備にも貢献していきたいと考えております。

教育出版のデジタル教科書に関する取り組みの詳細は、http://www.kyoiku-shuppan.co.jp/info.rbz?ik=1&nd=2292をご覧ください。

PUBLUSについて
「PUBLUS」はEPUB 3準拠のビューワ「PUBLUS Reader」や、コンテンツ配信システム(書籍、壁紙、音声・動画)、売上管理システムなど、クライアントからサーバシステムまでを包括的にサポートする電子出版ソリューションです。
詳細は、https://www.access-company.com/products/ebook/publus/をご覧ください。

■教育出版株式会社について
教育出版は、昭和23年に創業して以来、小学校から高等学校までの教科書の発行を通して、日本の教育の一端を担ってまいりました。さらに、現在では、教育現場の多様化・複雑化するニーズに対応していくために、さまざまな学習支援教材や教育書の出版事業、自治体や団体が発刊する教材の制作支援事業、教育事業、学力調査事業、海外教育支援事業、企業の教育活動支援事業等々、教育関連事業領域を拡大しております。
今後も、私たちの社会が刻々と変化していく中で、「人や自然を大切にしながら共に生きていこうとする優しく大きな心を育み続け、人間の成長に貢献していく」ことを会社理念とし、その願いを「地球となかよし」というコンセプトワードに込め、教育関連事業を推進してまいります。
教育出版株式会社ウェブサイト:http://www.kyoiku-shuppan.co.jp/

■株式会社ACCESSについて
ACCESS(東証マザーズ:4813)は、1984年の設立以来、独立系ソフトウェア企業として、世界中の通信、家電、放送、出版、エネルギーインフラ業界向けに、モバイル並びにネットワークソフトウェア技術を核とした先進のITソリューションを提供しています。累計搭載実績10億台突破のモバイルソフトウェア、並びに世界中の通信機器メーカなどへの豊富な採用実績を誇るネットワークソフトウェアにおける開発力とノウハウを活用して、現在、クラウドを介してスマートデバイス上で多彩なサービスを実現するHTML5ベースのアプリケーション、並びにネットワーク仮想化(SDN)等の先進のネットワーク技術の開発・提供に注力しています。アメリカ、アジア、ヨーロッパ地域の子会社を拠点に国際展開も推進しています。
株式会社ACCESSウェブサイト:https://www.access-company.com/

  • ACCESS、ACCESSロゴ、PUBLUSは、日本国、米国、およびその他の国における株式会社ACCESSの登録商標または商標です。
  • その他、文中に記載されている会社名および商品名は、各社の登録商標または商標です。