「PUBLUS」は、電子書籍のビューワや、コンテンツ配信、売上管理など、端末からサーバシステムまでを包括的にサポートする電子出版プラットフォームです。一昨年の発表以来、日本、韓国、インドネシア、米国、ブラジルなど、国内外の大手出版社、通信事業者、電子書籍事業者に多数採用されています。
これまでは、iOSおよびAndroid OS搭載端末向けのサービスとして提供してきましたが、この度、ブラウザのみで電子書籍の閲覧を可能とするHTML5ベースのビューワ「PUBLUS™ Reader for Browser」、並びに、ブラウザ上での決済を可能にする機能の提供も開始することといたしました。両機能が実装されたブラウザ版「PUBLUS」は、従来と同等のサービスを、OSや端末に依存することなく実現いたします。
「PUBLUS Reader for Browser」は、豊富な採用実績を誇るEPUB3ビューワ「NetFront® BookReader v1.0 EPUB Edition」の技術とノウハウを駆使して開発しました。HTML5に対応しており、新しいスマートフォン向けOSであるTizen や Firefox OSでも動作が可能です。なお、本ソリューションを支える新技術として、クラウド側でEPUBコンテンツのレンダリング処理を行う仕組みを構築しました。これにより、ビューワ側の処理を著しく軽減し、かつ、あらゆるデバイスやOS上で表示結果を均一に保つことが可能になりました。
また「PUBLUS」のWeb本棚機能は、iOSおよびAndroidのアプリケーション版で購入いただいた書籍コンテンツを管理・共有する機能はそのままに、ブラウザ版とも相互に共有することができます。
「PUBLUS 」を採用いただくことにより、事業者は、iOSおよびAndroid対応のアプリケーション版と、PCも含めたマルチプラットフォームに対応できるブラウザ版を融合したハイブリッドの電子書籍配信サービスをユーザへ提供することが可能になります(下図参照)。
ブラウザ上での電子商取引(EC)決済機能の実現にあたっては、株式会社インターファクトリー(本社:東京都千代田区、代表:蕪木 登)が提供するSaaS型ECサイト構築システム「えびすマート」を採用しました。株式会社インターファクトリーが提供する「えびすマート」の優れた柔軟性・拡張性とACCESSが提供する電子書籍配信システムを融合することで、プラットフォームの制約条件や決済システムに依存することなく、あらゆるOSやデバイス向けにサービスを提供することが可能になります。決済手段は、クレジット決済に加えて携帯キャリア決済をサポートし、さらに今後多様化が見込まれる様々な課金モデルに対してもサポートが可能になります。
インターファクトリーおよび「えびすマート」に関する詳細は、http://www.interfactory.co.jpをご覧ください。
電子出版プラットフォームの新ブランド名「PUBLUS」について
「PUBLUS」は、出版(Publishing)、プラス(Plus)を意味する英語からなる造語です。電子出版(PUB)サービスに新たな価値をもたらす(PLUS)使命を表現しています。
■株式会社ACCESSについて
ACCESS(東証マザーズ:4813)は、1984年の設立以来、独立系ソフトウェア企業として、世界中の通信、家電、出版、放送、エネルギーインフラ業界向けに、モバイル並びにネットワークソフトウェア技術を核とした先進のITソリューションを提供しています。累計搭載実績10億台突破のモバイルソフトウェア、並びに世界中の通信機器メーカなどへの豊富な採用実績を誇るネットワークソフトウェアにおける開発力とノウハウを活用して、現在、クラウドを介してスマートデバイス上で多彩なサービスを実現するHTML5ベースのアプリケーション、並びにネットワーク仮想化(SDN)等の先進のネットワーク技術の開発・提供に注力しています。アメリカ、アジア、ヨーロッパ地域の子会社を拠点に国際展開も推進しています。詳細は、https://www.access-company.com/をご覧ください。