株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:室伏 伸哉、以下ACCESS)と株式会社アイネット(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:梶本 繁昌、以下アイネット)は、クラウドサービスの展開について提携し、両社の強みを融合、企業IT環境のクラウド化を積極的にサポートしてまいります。
アイネットでは、今まで企業向けクラウドコンピューティングの対応をしてきましたが、これからは、タブレットやスマートフォンに対応しアプリケーションも含めたクラウドサービスを、より広く、店舗や工場、倉庫、各種施設などへ対応していくべきと考えています。また、データのバリエーションも従来とは大きく変化しており、デジタルコンテンツはもとより、今後は、M2Mなど(Non Web系)も含めたビックデータへの対応に力を注いでいく必要があります。サーバ仮想化をベースとしたクラウドだけでは、ベネフィットが足りないのも事実です。そこで、ACCESSのSDN(ネットワークの仮想化)を導入し、ビックデータ時代に対応した、パフォーマンスの高いクラウドサービスを展開していくことにしました。
一方、ACCESSは、携帯端末、テレビ、ゲーム、車載などデジタル機器上で多彩なサービスを実現する、マルチOS・マルチデバイス対応のアプリケーション、並びにミッションクリティカルなネットワーク向けソフトウェアを、世界中の通信事業者やメーカ各社に提供してまいりました。デジタル機器のスマート化が進む現在、様々なOSやスマートデバイスが続々と市場に投入されており、またデータトラフィックも爆発的に増大し、全世界の通信やデータセンターの事業者にとりネットワーク運用の飛躍的効率化が喫緊の課題となっています。こうした中、ACCESSは、多種多様なスマートデバイス上で、ユーザーが同様の高品質なサービスを享受できるように、次世代のWeb記述言語であるHTML5をベースとしたアプリケーションサービスの拡充に注力しています。また、インフラ側のニーズにもいち早く応え、昨年よりネットワーク仮想化(SDN)ソリューションを提供しております。ACCESSはネットワーク仮想化(SDN)ソリューションによりアイネットのクラウドサービス基盤構築を支援するとともに、本クラウドサービス基盤をACCESSの推進するオープンなクラウドサービスの展開にも活用してまいります。
当面は、ACCESSがアイネットの新クラウドサービス基盤を活用するほかに、両社は、以下ソリューションの開発について連携を行い、今後、順次分野を拡大してまいります。
※ ①~④は、ACCESSの以下技術・サービスをベースとしております。
① 「ACCESS™ SDN Solutions」
② 「Business Chat」ソリューション
③ HTML5ベースデジタルサイネージ「ACCESS™ Signage」
④ 「Fullmiere®」
■ACCESSについて https://www.access-company.com/
ACCESS(東証マザーズ:4813)は、1984年の設立以来、独立系ソフトウェア企業として、世界中の通信、家電、放送、出版、エネルギーインフラ業界向けに、モバイルおよびネットワークソフトウェア技術を核とした先進のITソリューションを提供しています。累計搭載実績10億台突破のモバイルソフトウェア、並びに世界中の通信機器メーカなどへの豊富な搭載実績を誇るネットワークソフトウェアにおける開発力とノウハウをベースに、現在、スマートデバイス上でクラウドサービスを実現するソリューションの開発・提供に注力しています。アメリカ、アジア、ヨーロッパ地域の子会社を拠点に国際展開も推進しています。
■アイネットについて http://www.inet.co.jp/
アイネットは、データセンターとクラウドコンピューティングを展開する独立系ITサービスプロバイダーです。煩雑なガソリンスタンドの売上事務の合理化やクレジット処理を代行する会社として1971 年に設立されました。以来その取り扱いを拡大、現在では全国のガソリンスタンドの内およそ4分の1がアイネットのデータセンターに接続、情報処理サービスを利用しており(業界トップシェア)、またデータセンターを利用する業種も金融業、流通業、官公庁、E ビジネス、外資系企業をはじめ多岐にわたっております。その中でデータセンター運用のノウハウを蓄積、ユーザーからも大きな信頼を寄せられてきました。現在は、国内最高レベルのデータセンターをベースに、クラウドサービスビジネスを積極的に展開しており、自社のクラウド基盤上に業種業態を問わず利用可能なアプリケーションレイヤのメニュー拡充を加速させています。