株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:室伏伸哉、以下ACCESS)は、本日、先進的かつパワフルなWebKitベースブラウザの最新版「NetFront® Browser NX 3.0」を開発し、提供開始した旨を発表しました。「NetFront® Browser NX 3.0」は、家電、放送、通信、車載向け市場における次世代のマルチスクリーン時代を見据えて、HTML5対応機能を中心に強化し、更なるパフォーマンスの改善を加えております。
『NetFront Browser NX 3.0』は、HTML5対応機能の充実度において世界最高クラスのブラウザであり、優れた処理能力と柔軟性により、テレビ、セットボップボックス、タブレット、スマートフォンなど、あらゆる端末のスクリーン上で、UI、アプリケーション、ビデオ・サービスを快適に動作させることができます。また、本ブラウザのHTML5 RUI(Remote User Interface)機能と、 DLNA(Digital Living Network Alliance)機能とを連携させることにより、ホームネットワークで繋がる多彩な機器のスクリーン上で、ストレスのないコンテンツ同期・再生を可能とし、放送・通信や家電業界の最先端のニーズに応えます。
最新版では、Canvasなどに加えて、新たにCSS 3D Transforms、CSS FilterやCSS writing-modeなどをサポートし、HTML5の持つ最新のWeb Experienceを提供いたします。また、RUI に加えて、マルチスクリーンの主要な構成要素となるWeb Socketにも正式に対応したことにより、Webのリアルタイム性・双方向性を備えた、サービス/ユーザーインターフェイス(UI)の検索、アプリケーション内通信、マルチスクリーン対応のUIを実現しています。これにより、放送・通信事業者や機器メーカーなどは、ホームネットワーク環境にある複数の機器を対象に、直感的なUIとサービスをシームレスに提供することが可能となります。
ACCESSの最高技術責任者 石黒 邦宏は、
「HTML5は、マルチスクリーンの未来を支える言語になりつつあり、『NetFront Browser NX 3.0』の提供開始は、このHTML5の進化を後押しするものです。当社製品の類に漏れず、マルチプラットフォーム対応の『NetFront Browser NX』は、複数の機器を対象に、シームレスに、エンドユーザーとコンテンツを結びつけるマルチスクリーン・ソリューションとしての機能を提供します」と述べています。
「NetFront Browser NX 3.0」の主な特長は、以下の通りです。
最新版「NetFront Browser NX」のイメージ動画が http://youtu.be/kOsZzEPXtS4からご覧いただけます。
「NetFront Browser NX」は、現状のWebKitベースのブラウザが直面している課題に対応するために開発された、最先端かつプラットフォーム非依存のWebKitベースのブラウザです。独自技術により、メモリ使用効率を大幅に向上させ、メモリ不足が及ぼす影響を最小限に抑えることで、少ないメモリ環境下でも安定した動作を実現します。「NetFront Browser NX」は、インターネットテレビ、セットトップボックス、ゲーム機器、デジタルカメラ、車載インフォテインメントシステムなどにおいて、迅速かつ安定した動作を実現します。
■株式会社ACCESSについて
ACCESSは、国内外の通信、家電、放送、出版、エネルギーインフラ業界向けに、先進のモバイルソフトウェアおよびネットワークソフト技術を核にしたITソリューションを提供するグローバル企業です。全世界で累計10億台の搭載実績を誇る組み込み向けソフトウェア「NetFront®」シリーズやネットワークソフトウェアソリューション「ZebOS®」など、柔軟かつ拡張性が高いテクノロジにより、通信事業者、メーカー、サービス事業者などの製品・サービス開発やインフラ構築を速やかに実現します。現在、スマートフォン向けアプリシリーズ「NetFront® Life」やクラウド技術をベースにした電子出版プラットフォーム「ACCESS™ Digital Publishing Ecosystem」をはじめ、スマートフォンなどのマルチデバイス上で高付加価値サービスを実現するソリューションの開発・提供を加速しています。2001年より東証マザーズにて株式を公開(4813)し、アメリカ、アジア、ヨーロッパ地域の子会社を拠点に国際展開も推進しています。ACCESSに関する詳細はhttps://www.access-company.com/をご覧ください。