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- カナダの電子書籍事業者KoboのEPUB 3対応電子書籍サービスの標準ビューワエンジンとしてACCESSの「NetFront® BookReader v1.0 EPUB Edition」が採用
株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:室伏伸哉、以下ACCESS)は、同社のEPUB 3対応電子書籍ビューワ「NetFront® BookReader v1.0 EPUB Edition」が、日本最大級の総合インターネットサービス企業である楽天株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役会長兼社長:三木谷浩史、以下楽天)の子会社であり、世界有数の電子書籍事業者Kobo Inc. (本社:カナダ・トロント、CEO: Michael Serbinis、以下Kobo)のEPUB 3対応電子書籍サービスの標準ビューワエンジンとして採用された旨を発表しました。
Koboは、数々の受賞歴を誇る自社開発の電子書籍専用端末「kobo Touch」および無料の電子書籍アプリケーションにより電子書籍事業を展開しており、現在、北米および欧州を中心に250万冊以上のコンテンツを自社の電子書籍ストアから提供し、急成長を遂げています。Koboは「Read Freely」をモットーとし、同社電子書籍コンテンツは、「kobo Touch」電子書籍専用端末をはじめ、スマートフォン、タブレットやPCなど様々な端末で読むことができ、オープンな電子書籍提供モデルを展開しています。言語も、英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、オランダ語など多言語に対応しています。2012年1月に楽天グループ入りし、さらなる市場拡大を目指す同社は、この度、複雑な日本語組版も忠実に再現するACCESSの「NetFront BookReader v1.0 EPUB Edition」を同社EPUB 3対応電子書籍アプリケーションの標準ビューワエンジンとして実装し、同社電子書籍ソリューションを日本において提供開始します。
「NetFront BookReader v1.0 EPUB Edition」は、世界中で累計搭載台数10億台を誇るACCESSのモバイルソフトウェアにおける技術力とノウハウを活かして開発されたマルチプラットフォーム対応のEPUB対応電子書籍ビューワです。EPUB2.0.1に加えて、最新版EPUB 3もサポートし、従来のEPUBでは表現できなかった縦書き、ルビといった、日本語ならではの表現を実現しています。WebKitをベースとしており、HTML5の多彩なコンテンツ表現にも対応しています。また独自技術により、限られたメモリ容量で安定した動作を実現し、移植性を向上しています。本ビューワにより、電子書籍専用端末やスマートフォン、タブレットなどの端末上で、音声や動画などの次世代Web表現や複雑な日本語表現が盛り込まれたリッチな電子書籍コンテンツ(小説・コミック・雑誌など)を、快適に楽しむことが可能となります。
この度の採用に際して、ACCESSは「NetFront BookReader v1.0 EPUB Edition」をKoboのEPUB 3対応電子書籍サービス全般の標準ビューワエンジンとしてライセンス供与いたします。具体的には、Koboの協力の下、「kobo Touch」搭載のビューワエンジンとして「NetFront BookReader v1.0 EPUB Edition」を実装するとともに、コンテンツアグリゲーターとして、「kobo Touch」をはじめ、スマートフォンやタブレット、PC上で動作するEPUB 3対応の電子書籍アプリケーションに本ビューワエンジンを提供してまいります。
Kobo VP Research and Development Dan Galperin 氏は、
「この度、当社の電子書籍サービスを日本市場向けに初投入できることを非常に嬉しく思います。複雑な日本語組版など縦書きにも優れた再現性を発揮するACCESSのEPUB 3ビューワ技術により、日本のユーザーの皆様にもご満足いただける高品質なサービスをお届けできるものと確信しております。当社は、日本市場向けに『kobo Touch』の機能・サービスをさらに拡張するとともに、ACCESSの技術協力の下、書籍コンテンツを拡充し、更なるサービスの向上を目指してまいります」と、述べています。
ACCESS 代表取締役 兼 CEO 室伏 伸哉は、
「楽天グループの一社として、世界の電子書籍市場で好評を博しているKoboの電子書籍サービスに当社のEPUB 3ビューワを採用いただけたことを非常に光栄に思います。当社のソフトウェアにおける技術力およびコンテンツアグリゲーターとしてのノウハウを駆使して、Koboのサービス拡充を支援するとともに、ユーザーの皆様にEPUBにより実現される豊かな電子書籍閲覧環境を提供してまいります」と、述べています。
Koboについて
カナダを本拠とするKoboは、楽天の子会社であり、世界で最も急成長を遂げている電子書籍サービス企業の一社です。「Read Freely」をモットーに、デバイスや場所にとらわれない自由な読書環境作りに取り組み、オープンな電子書籍提供モデルを構築しています。現在、数々の受賞歴を誇る電子書籍リーダとともに、250万冊を超える書籍、新聞、雑誌などの電子書籍コンテンツを、約200カ国、数百万のユーザー向けにローカライズして提供しています。またFacebook の「Timeline」やKobo独自の「Reading Life」といったSNS機能に連動した人気電子書籍アプリケーション(Apple、BlackBerry、Android、Windows OS対応)を通じて、Koboのユーザーは、自分が読んだ本の履歴や、読書量、読書をする時間帯など読書ライフがひと目でわかる、業界初となるソーシャル・リーディングを体験することができます。「kobo Touch」などKoboの電子書籍リーダは、世界各地の有名小売店舗で販売されています。
株式会社ACCESSについて
ACCESSは、国内外の通信、家電、放送、出版、エネルギーインフラ業界向けに、先進のモバイルソフトウェアおよびネットワークソフト技術を核にしたITソリューションを提供するグローバル企業です。全世界で累計10億台の搭載実績を誇る組み込み向けソフトウェア「NetFront®」シリーズやネットワークソフトウェアソリューション「ZebOS®」など、柔軟かつ拡張性が高いテクノロジにより、通信事業者、メーカー、サービス事業者などの製品・サービス開発やインフラ構築を速やかに実現します。現在、スマートフォン向けアプリシリーズ「NetFront® Life」やクラウド技術をベースにした電子出版プラットフォーム「ACCESSTM Digital Publishing Ecosystem」をはじめ、スマートフォンなどのマルチデバイス上で高付加価値サービスを実現するソリューションの開発・提供を加速しています。2001年より東証マザーズにて株式を公開(4813)し、アメリカ、アジア、ヨーロッパ地域の子会社を拠点に国際展開も推進しています。ACCESSに関する詳細はhttps://www.access-company.com/をご覧ください。
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