~ 任天堂の携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS™」向けにブラウザエンジンを提供 ~
株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鎌田 富久、以下ACCESS)は、WebKitベースのブラウザとして、世界最小クラスのメモリ容量を実現した、省メモリかつパワフルな情報家電向けブラウザ「NetFront® Browser NX」を開発し、本日、発表いたしました。本ブラウザの一部機能は、任天堂株式会社の携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」の「インターネットブラウザー」のエンジンとして採用されます。「ニンテンドー3DS」は、既に、国内、欧州、豪州、米国市場向けに販売が開始されており、「インターネットブラウザー」は、本日より、同機器本体の更新で利用可能となります。
「NetFront Browser NX」はWebKitをベースとしており、世界で10億台の累計搭載台数を誇る「NetFront®」シリーズで培ったACCESSの組み込み向けソフトウェアにおけるノウハウと技術力を結集し、省メモリ、安定性、移植性を追及して開発されたブラウザです。独自技術によりメモリ使用効率を向上させ、世界最小クラスの使用メモリで安定した動作を実現しています。また、プラットフォーム非依存の移植用ライブラリを新規に開発したことにより、移植性を向上しています。限られたリソース環境下でも、広く普及しているオープンスタンダードのウェブサービスをユーザーが享受できるように設計されたパワフルなブラウザです。
ACCESSは、この度本ブラウザを「ニンテンドー3DS」に向けてカスタマイズし、ブラウザエンジンとして提供開始いたしました。
「NetFront Browser NX」の主な特徴は以下の通りです。「ニンテンドー3DS」の「インターネットブラウザー」で採用されている機能・仕様については任天堂株式会社の公開情報をご確認下さい。
ACCESSの代表取締役社長 兼 最高経営責任者、鎌田 富久は、
「本ブラウザでは携帯型ゲーム機『ニンテンドー3DS』をはじめとする組み込み機器においても、いかにストレスなく軽快にオープンスタンダードのインターネット接続環境を実現できるか、という点をもっとも重要視しました。WebKitベースとして、省メモリ、安定性、移植性を実現した『NetFront Browser NX』により、同ゲーム機の快適なネット接続環境の実現に貢献できたことを光栄に思います。ローエンドも含めて組み込み向けに設計した従来の『NetFront® Browser v4』と、高度なウェブサービスもカバーする 『NetFront Browser NX』で、ACCESSは、世界中のすべての機器にブラウザソリューションを提供してまいります」と述べています。
「NetFront Browser NX」に関する詳細は、https://www.access-company.com/products/nf/nx/をご覧ください。
■株式会社ACCESSについて
ACCESSは、国内外の通信、家電、放送、エネルギーインフラ業界向けに、モバイルソフトウェア技術をベースとした先進のITソリューションを提供する、グローバル企業です。「NetFront®」シリーズをはじ、柔軟かつ拡張性が高いテクノロジにより、通信事業者、メーカー顧客などの次世代端末の開発やインフラ構築を速やかに実現します。2008年より出版プラットフォームビジネスを展開し、携帯端末向け電子出版物販売サイトの運営や出版物の電子化サービスなど、アプリケーション上で動作する魅力的なサービスの拡充に注力しています。また、2010年11月より、エンドユーザ向けアプリシリーズ「NetFront® Life」を市場投入し、BtoC向け事業も本格的に展開しています。2001年には東証マザーズに株式を公開(4813)し、現在、アメリカ、アジア、ヨーロッパ地域の子会社を拠点に国際展開も推進しています。ACCESSに関する詳細は、https://www.access-company.com/をご覧ください。NetFront Lifeに関する詳細は、http://jp.netfrontlife.comをご覧ください。
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