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プレスリリース

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2011.01.06

プリント

ACCESS、「NetFront®」シリーズをテレビおよびSTB向けAndroidに対応

― Sigma DesignsのAndroid対応ハードウェアプラットフォームに実装 ―

株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鎌田 富久、以下ACCESS)は、同社の主力製品である「NetFront®」シリーズを、テレビおよびセットトップボックス(STB)向けAndroidに対応させていく旨を、本日、「2011 INTERNATIONAL CES」(開催日時:2011年1月6日~8日、於:米国ラスベガス)に合わせて、発表いたしました。その一環として、ACCESSは、情報家電・携帯端末向けブラウザ「NetFront® Browser」およびDNLA準拠のソフトウェア「NetFront® Living Connect」を世界有数のチップセットベンダーであるSigma Designs, Inc.(本社:米国カリフォルニア州 会長 兼 CEO:Thinh Q. Tran、以下Sigma Designs)のAndroid対応MIPS-Basedのハードウェアプラットフォーム「SMP8656 Secure Media Processor」に実装いたしました。今後、ACCESSは、Sigma Designsの協力の下、「NetFront」シリーズのAndroid対応テレビやSTBへの普及拡大に向けて注力していきます。

「NetFront Browser」は、限られたメモリやCPU環境でも高い性能を発揮する携帯端末および情報家電向けブラウザで、低消費電力、自由にカスタマイズできる柔軟性、豊富なプラグインなどによる優れた拡張性を特長としています。既に、スマートフォンやタブレット向けAndroidに対応しており、国内外の大手メーカーの端末に多数搭載され出荷されています。この度の対応により、同ブラウザを介して、Sigma DesignsのAndroid対応ハードウェアプラットフォームをベースとしたSTB機器上で、動画共有サービスといった多様なインターネットサービスが可能になります。

また「NetFront Living Connect」は、情報家電や携帯端末機器間での相互接続を目的として策定されているDLNAガイドラインに準拠したソフトウェアです。同ソフトウェアは、CPUやOSに依存しない高い移植性、自由にカスタマイズできる柔軟性を特長としています。携帯電話をはじめ、デジタルテレビ、デジタルカメラ、HDDレコーダーやプリンタなどあらゆる情報家電に対応しています。この度の対応により、例えば、同DLNA準拠ソフトウェアが実装されたSigma DesignsのAndroid対応ハードウェアプラットフォームをベースとしたSTBと、他のDLNA準拠の機器間との連携が可能になります。

Sigma Designs, Media Processor Group, Vice President & General Manager, David Lynch氏は、
「ACCESSの『NetFront』シリーズは、国内外で出荷されているテレビをはじめとする家電やスマートフォンなどに多数採用されています。ACCESSのパワフルなブラウザとDLNA準拠ソフトウェアが、当社のテレビ向けAndroidハードウェアプラットフォームに対応したことにより、当社ソリューション対応のアプリケーションに、新たに付加価値の高い選択肢が加わりました。今後、STBメーカーのお客様の製品開発にとって、非常に強力なソリューションとなるものと確信しています」と述べています。

ミップス・テクノロジーズ、マーケティング兼ビジネス・デベロップメント担当副社長、Art Swift氏は、
「Sigma DesignsはMIPS®プロセッサ・アーキテクチャを使用した革新的なソリューションを実現し、最先端のSoC(System-on-a-chip)を提供しています。同社とミップス・テクノロジーズは、CESでデモが公開されるAndroid on MIPSプラットフォームを含むメインストリームのコネクテッド・エンターテイメント・プラットフォームを共同開発し、その採用例は増加しています。スマートフォン市場で広く採用されているACCESSの『NetFront』 技術がSigmaのデジタルホーム向けMIPS-Basedプラットフォーム上にも展開されることを、私たちは非常に喜ばしく思っています。これにより、デジタルホームとモバイル製品の両方でのAndroid on MIPSエコシステムが拡大していきます」と述べています。

ACCESS 代表取締役社 兼 CEO 鎌田富久は、
「この度、Sigma Designsの協力の下、同社のAndroid対応ハードウェアプラットフォームに、『NetFront Browser』および『NetFront Living Connect』を実装することができました。Sigma Designsは、世界有数のチップセットベンダーです。今回、同プラットフォームとの互換性が確保された当社ソフトウェアを、世界中のSTBメーカーのお客様へお届けできることを光栄に思います。今回の取り組みを皮切りに、電子閲覧ビューア『NetFront® Magazine Viewer』など、他の『NetFront』シリーズのアプリケーションもSigma Designsの同プラットフォームへ対応させていきます。今後、ACCESSは、世界中のAndroidテレビのユーザに向けて、ビデオ・オン・デマンド(VOD)や電子雑誌といった多彩なインターネットサービスを提供してまいります」と述べています。

■株式会社ACCESSについて
ACCESSは、国内外の通信、家電、放送、エネルギーインフラ業界向けに、モバイルソフトウェア技術をベースとした先進のITソリューションを提供する、グローバル企業です。携帯端末・情報家電向けブラウザ「NetFront®」シリーズをはじめ、通信インフラ機器向けプラットフォーム「ZebOS®」など、柔軟かつ拡張性が高いテクノロジにより、通信事業者、メーカー顧客などの次世代端末の開発やインフラ構築を速やかに実現します。2008年より出版プラットフォームビジネスを展開し、携帯端末向け電子出版物販売サイト「Booker’s®」の運営や出版物の電子化サービスなど、アプリケーション上で動作する魅力的なサービスの拡充に注力しています。また、2010年11月より、エンドユーザー向けアプリシリーズ「NetFront® Life」を市場投入し、BtoC向け事業も本格的に展開しています。2001年には東証マザーズに株式を公開(4813)し、現在、アメリカ、アジア、ヨーロッパ地域の子会社を拠点に国際展開も推進しています。ACCESSに関する詳細は、https://www.access-company.com/をご覧ください。NetFront Lifeに関する詳細は、http://jp.netfrontlife.comをご覧ください。

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