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プレスリリース

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2010.12.06

プリント

ACCESSとHuman Monitoring、戦略提携

―高圧縮リッチピクチャーフォーマット「hipix」を携帯端末・情報家電市場向けに普及―

株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鎌田 富久、以下ACCESS)とイスラエルの画像処理ソフトウェアプロバイダであるHuman Monitoring Co., Ltd.(本社:イスラエル、CEO:Meir Kollmann、以下Human Monitoring)は、Human Monitoringの高圧縮リッチピチャーフォーマット「hipix」の携帯端末・情報家電市場への普及を目指して、戦略提携していく旨を発表しました。本提携に基づき、ACCESSは、同社の携帯端末・情報家電向けブラウザ「NetFront® Browser」に「hipix」を実装し、音声を組み込んだ高精細画像の提供など、同ブラウザのHTML5(WEBページ作成のための記述言語HTMLの次世代規格)サービス対応機能を強化していきます。またACCESSは、「hipix」を用いたアプリケーションの開発に取り組むとともに、「hipix」を含むHuman Monitoringの画像処理技術も国内市場向けに拡販していきます。

既存の画像圧縮規格であるH.264コーデックをベースとしたHuman Monitoringの「hipix」 (特許出願中)は、携帯端末上において、JPEGと比較して、2倍から10倍の画像圧縮効率を実現しています。最新のAndroidプラットフォーム版「hipix」では、撮影した写真に音声を埋め込んで、友人に送信したり、ウェブにアップロードして楽しむことができます。またこうした “トーキングピクチャー(しゃべる写真)”は、H.264規格準拠のビデオプレイヤーであれば、QuickTimeや、RealPlayer®、KMPlayerなど、いずれでも表示することが可能です。

「NetFront Browser」は、限られたメモリやCPU環境でも高い性能を発揮する携帯端末および情報家電向けブラウザであり、低消費電力、自由にカスタマイズできる柔軟性、豊富なプラグインなどによる優れた拡張性を特長に、世界中の通信事業者や通信機器メーカーに多数採用されています。ACCESSは、同ブラウザに「hipix」を採用することにより、HTML5で実現される豊かなマルチメディアコンテンツサービスへの対応機能を強化していきます。また、「hipix」技術を、高精細な画像を含んだ電子雑誌の閲覧や高圧縮写真のアップロードといった各種サービスを実現するアプリケーションの開発にも応用していく予定です。

ACCESS 代表取締役社長 兼 CEO 鎌田富久は、
「当社は、これまで、ユーザの利便性向上を目指して革新的なモバイルソフトウェア技術の開発・提供に注力してまいりました。HTML5サービスの普及とともに、今後、より豊かな画像や音声表現へのニーズが高まるものと期待されています。こうしたHTML5の特長を最大限に生かすためにも、『hipix』の技術は非常に有効な手段です。携帯端末上で、撮影した写真にメッセージなどの音声情報をつけて、友人と共有して楽しむといった新たな体験が可能となります。また同技術は既存の画像圧縮規格H.264を使っているため、ハードウェアに非依存であるという点でも優れています。引き続き、Human Monitoringとともに、ユーザに豊かなデジタルライフを実現するソリューションを提供してまいります」と述べています。

Human Monitoring CEO 兼 代表取締役社長 Meir Kollmannは、
「『NetFront Browser』は、携帯端末および情報家電向けのブラウザのグローバルスタンダードとして認知されています。ACCESSのパワフルなブラウザと当社の高圧縮リッチピクチャーフォーマットが組み合わされることにより、世界中のユーザに魅力的なモバイルウェブ環境を提供できるものと確信しています。日本は、当社にとって戦略的に非常に重要な市場です。当社の技術を同市場に紹介するという点でも、ACCESSは理想的なパートナーであり、また当社のグローバル市場戦略にとっても強力なパートナーです」と述べています。また同社のR&D担当副社長Ira Dvirは、「日本のユーザの皆様は、品質や使い勝手へのこだわりという点では、世界で最も厳しい基準を持っています。当社の音声組み込み画像は、まず最初のステップにすぎず、近い将来、『hipix』のさらなる新機能を披露していく所存です」と付け加えています。

  • H.264とは、画像圧縮規格の一つであり、2003年にITU-TとISO/IECにより共同で策定されました。

■株式会社ACCESSについて
ACCESSは、国内外の通信、家電、放送、エネルギーインフラ業界向けに、モバイルソフトウェア技術をベースとした先進のITソリューションを提供する、グローバル企業です。携帯端末・情報家電向けブラウザ「NetFront®」シリーズをはじめ、通信インフラ機器向けプラットフォーム「ZebOS®」など、柔軟かつ拡張性が高いテクノロジにより、通信事業者、メーカー顧客などの次世代端末の開発やインフラ構築を速やかに実現します。2008年より出版プラットフォームビジネスを展開し、携帯端末向け電子出版物販売サイトの運営や出版物の電子化サービスなど、アプリケーション上で動作する魅力的なサービスの拡充に注力しています。また、2010年11月より、エンドユーザ向けアプリシリーズ「NetFront® Life」を市場投入し、BtoC向け事業も本格的に展開しています。2001年には東証マザーズに株式を公開(4813)し、現在、アメリカ、アジア、ヨーロッパ地域の子会社を拠点に国際展開も推進しています。ACCESSに関する詳細は、https://www.access-company.com/をご覧ください。NetFront Lifeに関する詳細は、http://jp.netfrontlife.comをご覧ください。

■Human Monitoring Ltd.について
Human Monitoringは、特許出願中の高速・高画質圧縮アルゴリズムをベースとした画像処理技術のリーディングプロバイダです。既存のインフラとオープンスタンダード技術を組み合わせたユニークなソリューションを提供します。Human Monitoringは下記のソフトウェア製品をオブジェクトコードもしくはソースコード形式にてライセンス提供しています。

  • hipix:H.264 ベースの静止画圧縮(リッチテキストフォーマット)
  • Matisse H.264エンコーダ:Windows、Linux、TI DSP対応.
  • Leonardo デジタルビデオスタビライザ(手ぶれ補正):各種DSP、x86、VHDL対応
  • Fresco パノラマビデオ・スティッチング :各種DSP、x86、VHDL対応
  • 詳細は、http://www.hipixpro.com/をご覧ください。
●本リリースに関するお問い合わせ
株式会社ACCESSHuman Monitoring Ltd.
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  • ACCESS、ACCESSロゴ、NetFrontは、日本国、米国、およびその他の国における株式会社ACCESSの登録商標または商標です。
  • ZebOSは、IP Infusion Inc.の米国ならびにその他の国における商標または登録商標です。
  • The registered trademark LINUX® is used pursuant to a sublicense from Linux Mark Institute, the exclusive licensee of Linus Torvalds, owner of the mark on a world-wide basis.
  • Android is a registered trademark of Google Inc.
  • QuickTimeは、米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。
  • RealPlayerはRealNetworks Inc.の商標または登録商標です。
  • その他、文中に記載されている会社名および商品名は、各社の登録商標または商標です。