株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鎌田 富久、以下ACCESS)は、Android対応のDLNA(Digital Living Network Alliance)※1準拠ソフトウェア「NetFront® Living Connect v2.0 for Android」を開発し、10月5日(火)から10月9日(土)まで幕張メッセで開催される、アジア最大級の最先端IT・エレクトロニクスの総合展「CEATEC Japan 2010」のDLNAブースにてデモ展示を予定しています。
「NetFront Living Connect v2.0 for Android」は、次世代のDLNAを見据えて開発されたDLNAソフトウェアの最新版「NetFront® Living Connect v2.0」をベースに、スマートフォンおよびタブレット端末向けのAndroidプラットフォームに対応させるための機能が付加されています。DLNAは、一般家庭でのマルチメディアホームネットワーク化を推進するために策定されている標準規格で、現在、6,000を超える製品がDLNA認定を取得しており、世界中で普及が進んでいます。同ソフトウェアを搭載することにより、Android端末とDLNA準拠のパソコンやテレビなどの情報家電機器や携帯端末機器間との相互接続が可能になります。
「NetFront Living Connect for Android」は、コアモジュール、「Application Helper Library」、アプリケーション層から成ります。「Application Helper Library」は、ACCESSが新たに開発した抽象度の高いAPIを提供する上位層のライブラリで、DLNA対応メディアプレイヤーのアプリケーションの開発を容易にします。「Application Helper Library」はまた、バックグラウンドで複数のサーバーからコンテンツリスト(画像や動画、音楽データの一覧情報)を取得・保存する機能を有し、コンテンツリストを自動的に表示します。コンテンツ情報を画面上で表示する際に、従来のように、一度、ホームネットワーク上のサーバーを介して確認する手間が省けます。また、ワイヤレス接続が一時的に切断されてもコンテンツリストは自動保存されているため、再接続のために待つ必要もありません。
このため、ユーザーは、ストレスを感じることなく、画像や動画、音楽のコンテンツ情報を閲覧し、楽しむことができます。
ACCESS 代表取締役社長 鎌田富久は、
「現在、DLNA対応機器は世界中で普及が進み、本格的なマルチメディアホームネットワーク化への環境は整いつつあります。また、世界のスマートフォン出荷台数は2009年には1億7千万台と過去最高を記録し、急成長を遂げています。特にAndroidはそのユーザー数を飛躍的に伸張しています。こうした中、当社は、優れた操作性を実現したAndroid対応のDLNAソフトウェア『NetFront Living Connect for Android』を市場に投入することにより、端末メーカーがより訴求力の有るAndroid端末をより迅速に開発・提供するための取り組みを支援してまいります」と述べています。
「NetFront Living Connect」は、パソコンやテレビなどの情報家電や携帯端末機器間での相互接続を目的として策定されているDLNAガイドラインに準拠したソフトウェアで、CPUやOSに依存しない高い移植性、自由にカスタマイズできる柔軟性を特長としています。最新版「NetFront Living Connect v2.0」は、次世代のDLNAガイドラインを見据えて開発されており、家電メーカーやコンテンツプロバイダー、さらにはエンドユーザーに向けて、DLNAが実現する最先端の機能をいち早く提供しています。
なお、「NetFront Living Connect for Android」および「NetFront Living Connect v2.0」は、10月5日(火)から10月9日(土)まで幕張メッセで開催される「CEATEC Japan 2010」のDLNAブース(ホーム & パーソナルゾーン、ホール1、ブース1A04)にてデモ展示を予定しています。両ソフトウェアとも、日本での披露は初めてとなります。
■株式会社ACCESSについて
ACCESSは、国内外の通信、家電、放送、エネルギーインフラ業界向けに、モバイルソフトウェア技術をベースとした先進のITソリューションを提供する、グローバル企業です。携帯端末・情報家電向けブラウザ「NetFront® Browser」や、携帯端末向けプラットフォーム「ACCESS Linux Platform™」、通信インフラ機器向けプラットフォーム「ZebOS®」など、柔軟かつ拡張性が高いテクノロジにより、通信事業者、メーカー顧客などの次世代端末の開発やインフラ構築を速やかに実現します。また2008年より出版プラットフォームビジネスを展開し、携帯端末向け電子出版物販売サイト「Booker’s®」の運営や出版物の電子化サービスなど、アプリケーション上で動作する魅力的なサービスの拡充に注力しています。2001年には東証マザーズに株式を公開(4813)し、現在、アメリカ、アジア、ヨーロッパ地域の子会社を拠点に国際展開も推進しています。