株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鎌田 富久、以下ACCESS)は、欧州域内における放送とブロードバンド通信の融合を目的とする、HbbTV(Hybrid Broadcast Broadband Television)コンソーシアムに加盟しました。同コンソーシアムは、ネットワーク対応テレビやセットトップボックス上でのニュースや、情報、エンターテイメント映像の配信が円滑に行われるようにHbbTV規格の普及促進に取り組んでいます。
HbbTVコンソーシアムは、放送とブロードバンド通信の融合によりもたらされる、豊かなデジタル視聴体験をユーザへ提供することを目的とし、放送や情報家電、ソフトウェア業界などのリーディングカンパニーから構成されています。HbbTVコンソーシアムに加盟し、また同規格をサポートすることにより、ACCESSはネットワーク対応テレビの世界的な普及促進に貢献していきます。またACCESSは、HbbTV規格のベースとなるOIPF(Open IPTV Forum)※1にも加盟しています。さらに、BML(Broadband Markup Language)※2言語やCE-HTML※3言語もサポートしています。
ACCESSはこれまで、業界に先駆け、デジタルテレビ市場向けに先進のソフトウェアソリューションを投入してきました。現在、「NetFront® Browser」や「NetFront® Living Connect」など「NetFront®」シリーズをHbbTV規格へ対応させるべく、取り組んでいます。ACCESS初となるHbbTV対応製品の市場投入は、2010年夏を予定しています。
ACCESS 代表取締役社長 鎌田富久は、
「コンテンツ配信やサービスの提供に際して、ユーザがいかに手軽にデジタルテレビの視聴体験を享受できるかという点が、ネットワーク対応テレビの普及の鍵となります。HbbTVコンソーシアムの一員としてACCESSは、デジタルテレビ分野で培ったノウハウを活かし、同市場が世界規模で拡大すべく、引き続き貢献してまいります」と述べています。
「NetFront Browser」は、携帯端末や組込み製品特有の限られたメモリやCPU環境においても優れた操作性とブラウジング機能を発揮するインターネットブラウザとして、世界中の主要通信事業者や携帯端末メーカー、情報家電メーカーに採用されています。「NetFront Browser」を含む「NetFront」製品の累計搭載台数は、世界で8億4,700万台を突破し、搭載機種数は1,960機種に到達しています(2009年10月時点)。
■株式会社ACCESSについて
ACCESSは、携帯端末および情報家電向け組込み型インターネットソフトウェアの分野で市場をリードしています。「NetFront® Browser」をはじめ「ACCESS Linux Platform™」「Garnet™ OS」など、柔軟かつ拡張性が高いテクノロジを提供し、次世代端末の速やかな市場投入を可能にしています。2001年2月26日に東証マザーズに株式を公開(4813)、アメリカ、アジア、ヨーロッパの各地域に子会社を運営し国際展開にも注力しています。
■HbbTVについて
HbbTV(Hybrid Broadcast Broadband Television)は、欧州域内において、ネットワーク対応テレビやセットトップボックス上でのエンターテイメント映像などの配信が円滑に行われるように、放送とブロードバンド通信の融合を目的として設立されたコンソーシアムです。HbbTV規格は、急増するコンテンツ配信に効率よく対応できるように、業界のリーディングカンパニーにより策定されています。同規格は、OIPF(Open IPTV Forum)やCEA(Consumer Electronics Association)、DVB(Digital Video Broadcasting)、W3C(World Wide Web Consortium)など既存の規格やウェブ技術をベースとしています。HbbTVは、放送局や情報家電メーカーなど、幅広い業界から支持されています。詳細は、HbbTV のサイトをご覧ください。www.hbbtv.org
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