株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鎌田 富久、以下ACCESS)はこのたび、2009年度総務省「ICT重点3分野途上国向けモデル事業(ユビキタス・アライアンス・プロジェクト)」の実施テーマのひとつである、デジタル放送分野での「ブラジルにおけるワンセグ双方向サービス※1モデル事業」の請負業務を受託しました。
本モデル事業の中で、ACCESSは、地上デジタルテレビジョン放送の日本方式(ISDB-T)を採用したブラジルにおいてワンセグ双方向サービスの商用化を実現するため、国内でのワンセグブラウザ開発経験を活かして運用仕様を作成し、ブラジルの標準化団体SBTVD Forum※2へ提案するとともに、ブラジル放送局などの関係者と協力して、本運用仕様に基づくモデルシステムの実証を行います。
今回のブラジルでの活動を契機にACCESSは、既にブラジルと同様にISDB-Tの採用を表明しているアルゼンチン、ペルー、チリ、ベネズエラをはじめとする南米各国においても、ワンセグ双方向サービスの普及を支援していくとともに、国内メーカの南米進出への足掛かりとなるべく尽力してまいります。
<モデルシステムによる実証内容>
端末メーカにとって実装が容易で、ブラジル放送事業者が期待するワンセグ双方向サービスを可能とする、ACCESSの提案する運用仕様を実証します。本仕様は、ブラジルにおいてワンセグ双方向サービスを実施する上での基本となるミドルウェア規格であるGinga-NCL for portable receivers※3に対応します。
■株式会社ACCESSについて
ACCESSは、携帯端末および情報家電向け組込み型インターネットソフトウェアの分野で市場をリードしています。「NetFront® Browser」を始め「ACCESS Linux Platform™」「Garnet™ OS」など、柔軟かつ拡張性が高いテクノロジを提供し、次世代端末の速やかな市場投入を可能にしています。2001年2月26日に東証マザーズに株式を公開(4813)、アメリカ、アジア、ヨーロッパの各地域に子会社を運営し国際展開にも注力しています。
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