株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鎌田 富久、以下ACCESS)は、携帯端末および情報家電向けブラウザ「NetFront® Browser」向けに、ソニー株式会社(本社:東京都港区、会長 兼 社長 CEO:ハワード・ストリンガー、以下ソニー)が提供するSDK for FeliCa <Reference Implementation>を利用してFeliCa対応のプラグインモジュールを開発し、「NetFront Browser」の「FeliCa™ 対応オプション」として、国内で販売される情報家電向けに提供します。第一弾として、近日中に、国内で販売されるネットワーク対応テレビ向けに提供開始し、順次PC以外の情報家電にも対象機種を拡充していきます。
「NetFront Browser」は限られたメモリやCPU環境でも高い性能を発揮する携帯端末および情報家電向けブラウザで、ネットワーク対応テレビなどの情報家電でも高い搭載実績を誇ります。SDK for FeliCa <Reference Implementation>は、テレビや、ゲーム機器、ビデオ、カーナビなどの情報家電機器で電子マネー決済などFeliCaを活用したアプリケーションを効率的に開発するツールで、既に同ツールを利用して開発されたFeliCa機能搭載のアクトビラ対応テレビが、ソニーより発売されています。
情報家電メーカは、今回開発された「FeliCa™対応オプション」を「NetFront Browser」のオプションとして付加することで、同ブラウザを介して情報家電機器上でEdyなどでの電子マネー決済が容易に行えるようになります。ユーザが電子マネー決済を行う際に従来必要であったクレジットカード番号の事前登録や購入時の入力作業の手間を省くことができ、利便性の高いインターネットサービスを提供することが可能となります。
ソニー B2Bソリューション事業本部 FeliCa企画開発部門 川西泉部門長は、
「国内で数多くの携帯電話やデジタル機器に採用されている『NetFront Browser』が、当社の推進する非接触ICカード技術“FeliCa”に対応されたことを嬉しく思います。当社は既に、今年4月より、FeliCa機能が搭載された アクトビラ対応の液晶テレビ<ブラビア>を発売しています。今回のACCESSのFeliCaプラグインモジュール開発により、FeliCaの機能がますます多様な機器へ搭載されると期待しています」と述べています。
ACCESS 代表取締役社長 鎌田富久は、
「ACCESS はこれまで、『すべての機器がネットにつながる社会』を見据えて、先進のモバイル技術およびサービスにより、情報家電や携帯端末メーカの製品開発および市場投入を支援してきました。ACCESSは今後とも、ユーザにとって利便性の高いFeliCa対応の製品・サービスを提供することで、新しいライフスタイルの普及に向けてまい進してまいります」と述べています。
「NetFront Browser」をはじめとする「NetFront®」製品の世界での累計搭載数は8億台を突破し、搭載機種数は1,899種に到達しました(2009年7月末時点)。
なお、「NetFront Browser」向けFeliCaプラグインモジュールのデモンストレーションを、「ACCESS DAY 2009」(10月22日(木)ウェスティンホテル東京)にて披露いたします。
詳細は、http://www.accessday2009.com/をご覧ください。
■株式会社ACCESSについて
ACCESSは、携帯端末および情報家電向け組込み型インターネットソフトウェアの分野で市場をリードしています。「NetFront® Browser」を始め「ACCESS Linux Platform™」「Garnet™ OS」など、柔軟かつ拡張性が高いテクノロジを提供し、次世代端末の速やかな市場投入を可能にしています。2001年2月26日に東証マザーズに株式を公開(4813)、アメリカ、アジア、ヨーロッパの各地域に子会社を運営し国際展開にも注力しています。
●本リリースに関するお問い合わせ
【報道機関からのお問い合わせ】メールによる問い合わせはこちら
【投資家・株主からのお問い合わせ】メールによる問い合わせはこちら