株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鎌田 富久、以下ACCESS)の米国子会社IP Infusion Inc.(本社:米国カリフォルニア州、最高経営責任者:楢崎 浩一、以下IP Infusion)は、通信機器向けソフトウェアプラットフォーム「ZebOS®」を、日本電気株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 執行役員社長:矢野 薫、以下NEC)の通信事業者向けスイッチ「CX2600」に提供しました。NECは「ZebOS」をベースとして、「CX2600」に新たにMulti-Protocol Label Switching機能(以下、MPLS)を実装し、主に海外モバイルバックホール(携帯電話の基幹伝送網)市場向けに販売を開始しました。
「ZebOS」は、ルータ・スイッチに対応したミドルウェアで、世界の通信事業者向けネットワーク機器に高い搭載実績を有しています。「ZebOS」は、モジュール化されており、ソフトウェア開発および移植作業が容易に行えるため、ネットワーク機器の開発期間の短縮と、迅速な市場投入を可能にします。また「ZebOS」は、MPLSや、レイヤ2およびレイヤ3の主要技術のほか、IPv6、キャリアイーサネット、モバイルバックホールなどのソリューションにも対応しており、LTEなどをはじめとする次世代のネットワーク・インフラ構築に最適なソフトウェアプラットフォームです。
ACCESSとNECは、今回「ZebOS」が「CX2600」に搭載されたことを機に、引き続き新たな製品開発において協力し、共に国内外の通信事業者の安定したネットワーク・インフラ構築を支援していきます。
IP Infusion 最高経営責任者 楢崎 浩一は、
「『ZebOS』がNECの『CX2600』に採用されたことを非常に嬉しく思います。現在、IP Infusionの顧客は、通信事業者および通信事業者向けネットワーク機器メーカを中心に世界で200社以上にも上ります。IP Infusionは、顧客のニーズに応えるべく、いちはやくMPLSほか最先端技術に取り組み、製品化に成功してきました。今後も最先端のネットワーク技術を駆使して、LTEなどをはじめとする次世代ネットワーク・インフラの実現に貢献していきます」と述べています。
■株式会社ACCESSについて
ACCESSは、携帯端末および情報家電向け組込み型インターネットソフトウェアの分野で市場をリードしています。「NetFront® Browser」を始め「ACCESS Linux Platform™」「Garnet™ OS」など、柔軟かつ拡張性が高いテクノロジを提供し、次世代端末の速やかな市場投入を実現可能としています。2001年2月26日に東証マザーズに株式を公開(4813)、アメリカ、アジア、ヨーロッパの各地域に子会社を運営し国際展開にも注力しています。
■IP Infusion Inc.について
IP Infusionは、通信事業者および通信事業者向けネットワーク機器メーカを対象に、先進のソフトウェア開発プラットフォームを提供しています。独自のモジュール型アーキテクチャと、業界で最も広範なサービス・プロトコルのスイートを持つIP Infusionは、世界有数の通信事業者および通信事業者向けネットワーク機器メーカの製品の差別化と迅速な製品の市場投入を支援しています。IP Infusionは、1999年に米国デラウェア州で設立され、カリフォルニア州サニーベールを本拠地としています。IP InfusionはACCESS Systems Americas, Inc.の100%子会社です。
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