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プレスリリース

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2007.02.13

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Linuxベースの次世代プラットフォーム「ACCESS Linux Platform」の開発完了に伴い、開発キットの配布を開始

株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:荒川 亨、以下ACCESS)は、モバイル用途に特化した次世代Linux®ベースのソフトウェアプラットフォーム「ACCESS Linux Platform」(以下 ALP)の開発完了に伴い、これまで開発コード名であったALPを正式に製品名とし、またALPに搭載される「Garnet OS」(旧Palm OS®)と互換性のあるレイヤーの名称を「Garnet VM」とすることを決定しました。また、開発者向けに、「ALP v1.0向け製品開発キット(PDK)」、「ALP向けソフトウェア開発キット(SDK)」のプレリリース版および、「Garnet VM互換性キット」を配布いたします。

オープンプラットフォームで高い柔軟性と優れたインタフェースを兼ね備えたALPの先進性は、2月12日から15日までスペイン・バルセロナで開催中の携帯電話業界最大規模のイベント「3GSM World Congress 2007」、ACCESSブースにて体験いただけます。展示内容には、テキサス・インスツルメンツ社やマーベル社をはじめとするパートナー各社のデバイス上でのデモンストレーションが含まれます。

ACCESSの副社長兼最高技術責任者の鎌田富久は、
「ALPは、NetFront® Browserと同様に、開発当初より携帯端末向けに特化して設計されています。そのため、商用レベルにおいてもオープンで柔軟性に富んだ、高度なカスタマイズ性を実現しており、端末メーカや通信事業者、開発者の既存のニーズのみならずこれから先の要求にも応えうるものと確信しています」と述べています。

  1. ACCESS Linux Platformについて
    ALPはオープンソースであるLinuxと、ACCESSのモバイルテクノロジーとの融合により誕生した、高度なモバイルアプリケーションプラットフォームです。モバイル市場の発展とともに、メーカや通信事業者は多様化・複雑化するユーザニーズに即座に対応することが求められています。ALPの特性であるオープンアーキテクチャならではの柔軟性やカスタマイズ性は、パートナー各社の新製品・新サービス開発にかかる期間やコストを削減し、よりタイムリーな市場導入に貢献します。ACCESSでは、商用ベースでのALP活用を進展させるべく、以下の開発キットを提供いたします。
    1. ALP 製品開発キット(PDK)
      ALPベースの製品開発に必要な開発キット(PDK)を、ライセンス保持者向けに配布します。キットには以下の内容が含まれます。
      ・Linux参照カーネルを含む、すべてのプラットフォームコンポーネント
      ・参照ドライバおよび開発キット
      ・アプリケーション開発キット
      ・Eclipse仕様開発キットの完全版
      ・仕様書
    2. ALP開発スイート
      ALP開発者コミュニティであるACCESS Developer Network (ADN) を通じ、ADNのEarly ACCESSプログラム参加者向けに、ALP開発スイート(ソフトウェア開発キット(SDK)および関連ツール)を無償配布します。ALP開発スイートには、リリース前の技術ソースなどが含まれます。
      なお、Early ACCESSプログラムへは、下記Webサイトより登録が可能です。
      https://www.access-company.com/developers/
    3. Garnet VM 互換性キット
      ALP v1.0には、Garnet OSとの互換レイヤーであるGarnet VMも含まれています。68Kベースで適切に設計されたGarnet OSアプリケーションの殆どが、そのまま、又は、わずかな修正を加えるだけで、ALPベースのデバイス上でも動作することが確認されており、既存のGarnet OSアプリケーションのユーザも、容易に移行が可能となっています。
      Garnet VM互換性キットは、ADNのEarly ACCESS プログラムの一環としてGarnetアプリケーションの開発者向けに提供されるものです。アプリケーション開発者は、この互換性キットを用いて、スタンドアロン環境でALPとの互換性を確認することができます。
  2. 3GSM World Congress 2007 展示概要
    • 日程:2007年2月12日(月)~15日(木)
    • 場所:フィラ・デ・バルセロナ(Fira de Barcelona)3GSM会場内 コートヤードエリア・CY06
    • 展示内容:「ACCESS Linux Platform」、「NetFront Browser」他

ACCESSブースでは、テキサス・インスツルメンツ社のマルチメディア用途プロセッサ「OMAP3430」、マーベル社のIntel XScale®ベースの汎用プロセッサ「Marvell® PXA3xx」の最新版が組みこまれた携帯端末やスマートフォン上でのデモンストレーションを実施します。
また、モバイル向けゲーム大手であるアストラウェア社の「ビージュエルド」「ソリティア」のALP対応版をはじめ、様々なGarnet OS向けアプリケーションのALP上でのデモンストレーションを行う予定です。

■株式会社ACCESSについて
ACCESSは、情報家電向け組み込み型インターネットソフトの分野で市場をリードしています。「NetFront Browser」を始め、「Garnet OS」「ACCESS Linux Platform」など、柔軟かつ拡張性が高いテクノロジを提供し、次世代端末の速やかな市場投入を実現可能としています。2001年2月26日には東証マザーズに株式を公開(4813)、アメリカ、アジア、ヨーロッパに全29の子会社を運営し国際展開にも注力しています。

●本リリースに関するお問い合わせ
【報道機関からのお問い合わせ】
広報・宣伝部 村瀬(むらせ)
TEL:03-5259-3685
メールによる問い合わせはこちら

【投資家・株主からのお問い合わせ】
経営企画部 山内(やまうち)
TEL:03-5259-3564
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  • ACCESS、NetFront、ACCESS Linux Platformは、日本国およびその他の国における株式会社ACCESSの商標または登録商標です。
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