株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:荒川 亨、以下ACCESS)は、大手通信機器プロバイダのUTStarcom, Inc.(以下UTStarcom)に携帯端末向けソフトウェアセットを提供、ブラウザとMMSクライアントがUTStarcom社製のデュアルモード端末「T66」に採用されました。「T66」は中国の大手通信事業者であるChina Unicom向けに開発されたCDMAおよびGSM対応のデュアルモードの携帯電話端末です。
このたび採用された携帯端末向けソフトウェアセットは、OMA Browsing 2.2および最新のW3C標準仕様をサポートしています。このことにより、ユーザは簡単にインターネットへアクセスできると共に、携帯端末において豊富で完成度の高いエンターテインメント機能と通信環境を楽しむことができます。 ACCESSの完全子会社である米国PalmSouce社のアプリケーションソフトウェア製品を元に開発され、ブラウザ、MMS、Java™をサポート、拡張性に優れた構造を持つため開発期間の大幅な短縮とコスト削減が可能となり、携帯端末メーカは最新の携帯端末を迅速に市場投入することができます。
UTStarcomターミナル ビジネス ユニット担当 ジェネラル マネージャのJohn Shouquan Yang氏は、
「私たちの戦略は、セグメント化した各市場へのユニークな機能の製品の提供を目指しています。デュアルモードへの対応は私たちの得意分野であり、同時に携帯端末市場のトレンドでもあります。T66はUTStarcomの革新性を示すとともに、この分野における先進の技術力を明確に示しています。研究開発におけるUTStarcomの優れた能力と携帯端末の分野でのACCESSの豊富な経験が融合したことで、私たちは世界中のユーザの皆様へ豊富な機能を提供できるようになりました」と述べています。
ACCESS China社長兼CEOのPierre Suhandinataは、
「私たちはUTStarcom社との緊密なパートナー関係により、同社の一連の携帯およびPAS端末に先進の製品群を提供してきています。今回“Dual-mode, Dual-standby”を謳うWorld Wind の2番目の機種となるT66を市場へ展開する上で、同社と協業できることを大変嬉しく思っています。また、ACCESS製品の更なる投入によって、中国市場でより幅広い層の皆様が携帯端末において便利で楽しい世界を存分に活用することを期待しています」と述べています。
■UTStarcom, Inc.について
UTStarcom はIPベースのエンド・トゥ・エンドのネットワーキング ソリューションならびに全世界を網羅したサービスおよびサポートの提供におけるグローバル リーダーの1社で、世界中の既存市場・新興市場両方のオペレータ向けにブロードバンド、ワイヤレス、ハンドセット ソリューションを提供しています。UTStarcomのソリューションによって、企業はコスト効率に優れたエンド・トゥ・エンドのIPネットワーク環境へシームレスに移行しながら、既存のインフラストラクチャを有効利用して収益を生み出すアクセス サービスを迅速に展開することが可能になります。1991年に創立された同社は米国カリフォルニア州アラメダの本社を中心に、米国、カナダ、中国、韓国、インドの各国にリサーチおよびデザインの拠点を展開しています。なお、UTStarcom はFORTUNE 1000企業の1社に数えられています。
UTStarcomに関するその他の情報は同社Webサイト(www.utstar.com)をご覧ください。
■株式会社ACCESSについて
ACCESSは、情報家電向け組み込み型インターネットソフトの分野で市場をリードしています。「NetFront®」ブラウザを始め、Palm OS、ACCESS Linux Platform™など、柔軟かつ拡張性が高いテクノロジーを提供し、次世代端末の速やかな市場投入を実現可能としています。2001年2月26日には東証マザーズに株式を公開(4813)、米国のPalmSource,Inc.をはじめ、アジアと欧米に全11の子会社と事務所を運営し国際展開にも注力しています。
https://www.access-company.com/