株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:荒川 亨、以下 ACCESS)、沖電気工業株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:篠塚 勝正、以下 沖電気)および両社の合弁会社である株式会社OKI ACCESSテクノロジーズ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中澤 修、以下 OKI ACCESSテクノロジーズ)の3社は、このたび次世代ホームネットワークサービス実現の促進に向けて、ホームネットワーク標準規格であるDLNA※1ガイドラインに準拠する商品分野において協業することに合意しました。同分野で3社がそれぞれ開発してきた商品を連携させることにより、ホームネットワークとモバイル端末の融合を促進し、より快適なホームネットワークを実現していきます。
ACCESSでは、DLNAガイドラインに対応※2したミドルウェア製品「NetFront® Living Connect」を組み込み機器向けに開発しました(2006年6月21日 発表)。また、沖電気は、次世代ホームネットワークサービスのためのゲートウェイプラットフォームである「BB Media Router(以下 BBMR)」を開発しました(2005年10月14日 発表)。今回の合意により、沖電気のBBMRにACCESSの「NetFront Living Connect」を搭載することが可能となります。BBMRはホームゲートウェイ機能とホームサーバ機能を兼ね備えた家庭内設置用プラットフォームです。「NetFront Living Connect」を搭載してホームゲートウェイ機能をDLNA対応させることにより、情報家電用ブラウザとして高いシェアを持つ「NetFront Browser」(インターネットブラウザ)を搭載した携帯電話から、家庭内外を問わず、DLNA対応家電をコントロールすることができるようになります。また、ホームサーバ機能では、動画コンテンツの蓄積や、携帯電話・PDAから動画コンテンツのアップロード・ダウンロードが可能になります。これらは「NetFront Living Connect」のDMC(digital media control)およびDMS(digital media server)等により実現されます。
また、沖電気の「eおと®※3」「eえいぞう®※4」技術を利用し、株式会社OKI ACCESSテクノロジーズが開発した高品質音声・映像コーデック「NetFront Video Codec Modules / NetFront Audio Codec Modules」や音声・映像メディアプレイヤ「NetFront Media Player」と、「NetFront Living Connect」を搭載したDLNA対応家電では、BBMRに蓄積した動画コンテンツを高音質・高画質で再生することが可能です。
これらの連携により、3社ではDLNA対応機器を利用したホームネットワークサービスの具現化を促進するとともに、携帯電話やPDA等のモバイル端末とホームネットワークの融合に貢献していくことを目指していきます。
なお、6月28日から30日に東京ビッグサイトで開催される「組込みシステム開発技術展(ESEC)」のACCESSブースにて、「NetFront Living Connect」やBBMRを活用したホームネットワークをデモ展示します。