MENU

プレスリリース

プレスリリース
2006.02.13

プリント

ACCESSが新バージョン「NetFront® Browser v3.4」を発表

― 「リッチ」インターネットアプリケーション向けの多目的サービスプラットフォーム ―

株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:荒川 亨、以下ACCESS)は、このたび、「リッチ」コンテンツインターネットアプリケーション対応の先進ブラウザテクノロジが新たなレベルに到達したことにともない、プラットフォームにとらわれないNetFrontの新バージョン「NetFront® Browser v3.4」を発表いたします。このブラウザテクノロジは、実質的に、多目的サービスプラットフォームへと進化しました。このプラットフォーム上では、複数のアプリケーションがオンラインおよびオフラインのコンテンツをシームレスに統合することができるようになり、豊富なユーザインタフェースにより携帯端末などの情報家電においてユーザの使い勝手を大幅に向上させることが出来ます。

「リッチ」コンテンツレンダリングに向けたインターネットフルブラウジングを超える機能強化として、次世代Webアプリケーション Web2.0 の中核をなす Ajax(Asynchronous JavaScript + XML)技術をはじめ、2005年12月にリリースされた最新のSMIL2.1 規格(W3C SMIL モバイルプロファイルとW3C SMIL 拡張モバイルプロファイル)や、SVG Tiny 1.2 等をサポートしています。

なおNetFront Browser v3.4は、プラグインを使用してAdobe® PDFやオフィスドキュメント、Flash®、ビデオなどをサポートするようフレキシブルな設定が可能です。

ブラウザAPIの拡張により、NetFront Browserの「リッチ」インターネットコンテンツに対応する高度なレンダリング機能を利用して、ブラウザアプリケーション、メッセージングクライアント、RSSニュースリーダー、およびその他のDynamic Menuなど各種アプリケーションの作成が容易になりました。

新しいブラウザアプリケーションのハイライトとして、「お気に入り」のWebページを視覚的に管理するブックマーク・サムネイル機能と、限られた画面サイズの携帯機器でWebページをPCデスクトップのように表示することが可能なパン&ズームナビゲーションツール「PagePilot®」のサポートがあります。この新しいアクティブなホームページフレームワークによりWebページ内からブラウザ機能へアクセスが可能になります。

ACCESSのNetFront Browserは、世界の主要な携帯端末メーカおよび携帯事業者にとって選択候補の第一となるブラウザです。NetFront Browserは全世界で2億台以上の情報家電に組み込まれ、インターネットブラウジングを向上させる多くのユニークな機能を持っています。そのようなユニークな技術の1つとして、Webページの表示速度を大幅に加速する洗練されたインクリメンタルレンダリングテクノロジであるRapid-Render®があります。もう1つは、Smart-Fit Rendering®と呼ばれる技術で、携帯端末画面のスクリーン幅に合わせて自動的にWebページのレンダリングを実行します。これによりユーザは画面を横スクロールさせる必要がありません。さらに、ACCESSはWorld Wide Web Consortium(W3C)、Open Mobile Alliance(OMA)、CDMA Development Group(CDG)などのインターネット標準化団体への主要な出資企業としての地位を確立しました。NetFront BrowserはOMA Browsing 2.2仕様、WML、HTML 4.01、cHTML標準規格をサポートしています。

ACCESSの代表取締役社長 兼 CEO、荒川 亨は、
「NetFront Browser v3.4の技術により、メーカやオペレータの皆さまは市場における優位性を保つことが出来ます。ACCESSの卓越したブラウザソリューションを、世界の携帯インターネット機器エンドユーザにお届けできることを大変嬉しく思います」と述べています。

NetFront Browser v3.4は、2006年3月末から提供を開始する予定です。

■NetFront ブラウザについて
NetFront Browserは、現在、全世界の主要なインターネット機器メーカから発売されている情報家電端末720機種、2億台以上(2005年11月末現在)に搭載されています。これには、携帯電話、PDA、デジタルテレビ、ゲーム機、および自動車のテレマティックスシステムまで、さまざまな機器があります。NetFront Browserは、Palm® OS、 Symbian OS、Linux OS、Microsoft® Windows® Mobile/PocketPC、およびBREW®などの携帯電話環境のソリューションを含む競合他社のブラウザよりも広範囲のオペレーティングシステムをサポートします。NetFront Browserテクノロジは、世界の主要なモバイルオペレータ、ソフトウェアプロバイダ、および電機メーカによって使用されています。これらのメーカには、Adobe、Alpine、Amoi、AT&T Wireless、カシオ、エプソン、日立、Hutchinson 3G Group、IBM、日本無線、KDDI、NEC、NTT DoCoMo、三菱、palmOne、PalmSource、Samsung、三洋、シャープ、ソニー、Telcel Venezuela、TCL、東芝、UTStarcomなどが含まれ、その他多くのメーカが使用しています。

■株式会社ACCESSについて
ACCESSは、情報家電向け組み込み型インターネットソフトの分野で市場をリードする研究開発型企業で、カリフォルニア州ニューアークに米国支店、ドイツ・オーバーハウゼンにヨーロッパ子会社、ACCESS Systems Europe GmbH、また中国・北京に中国子会社、ACCESS (Beijing) Co.,Ltd.を有し、韓国や台湾にも連絡事務所を運営するなど国際展開にも注力しています。同社の情報家電向けブラウザソフト「NetFront Browser」ファミリーは、PDA、テレビ、セットトップボックス、ゲーム機、カーナビ、ウェブ電話、専用端末、NTTドコモのiモードに対応した携帯電話など、全世界のメーカから発売されている情報家電端末に搭載されており、最新版では、CSS(カスケーディング・スタイルシート)、DHTML(ダイナミックHTML)をはじめとする、W3C(ワールドワイドWEBコンソーシアム)最新推奨仕様やWAP2.0に準拠するなど、ハードウェア資源の限られたNon-PC端末において、パソコンと同等のインターネット閲覧環境を実現しています。尚、ACCESSは2001年2月26日に東証マザーズに株式公開しております。

  • ACCESS、NetFront、JV-Lite®は日本国およびその他の国における株式会社ACCESSの商標または登録商標です。
  • QUALCOMMは、QUALCOMM Incorporatedの登録商標です。
  • Mobile Station Modem、MSM、 MSM6275、BREWは、QUALCOMM Incorporatedの商標です。
  • 「iモード」は株式会社NTTドコモの登録商標です。
  • AdobeおよびReaderは、Adobe Systems Incorporated(アドビシステムズ社)の米国ならびに他の国における登録商標または商標です。
  • Microsoft、Excel、PowerPointは米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
  • Javaおよび全てのJava関連の商標およびロゴは、米国 Sun Microsystems, Inc. の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
  • その他、文中に記載されている会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。