株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:荒川 亨、以下ACCESS)とCellcom Israel Ltd.,(本社:イスラエルNetanya、プレジデント兼CEO : Dr. Yitzhak Peterburg、以下Cellcom)は、Cellcom社が本日より開始するi-modeサービス向けに、ACCESS社のインターネット閲覧ソフト「NetFront」のヘブライ語対応版およびJava™ソリューションの「JV-Lite®2」が、Cellcom社のi-modeサービス向け携帯電話端末に搭載されたことを発表いたします。搭載機種はS342i、S410iをはじめ、E378i、L342i 、N411iです。また、ACCESS社がライセンスすることによりCellcom社からi-mode コンテンツプロバイダ向けのi-mode コンテンツ表示確認ツールである「Compact Viewer Plus」も提供され、これも右から左へのレンダリング機能を備えたヘブライ語表示に対応しています。
ACCESS社の「NetFront」と「JV-Lite2」はリソースとメモリを共有するよう設計されており、コンパクトで効率的なJava実行環境を備えたモバイルソリューションです。ACCESS社のi-mode向けソリューションは「NetFront」と「JV-Lite2」が結合している点が特長で、i-modeサービス向けに最適化されているため、携帯オペレータや携帯端末製造メーカがi-modeサービスを展開する際、開発期間の短縮およびコスト削減を可能にします。このソリューションはすでに世界中で500万台以上のi-mode向け端末に搭載実績があります。
Cellcom社のプレジデント兼CEOのDr. Yitzhak Peterburg氏は
「我々がこの度提供を開始したi-modeサービス向けの端末にACCESSのNetFrontとJV-Lite2が搭載されていることを喜ばしく思います。ACCESSのNetFrontとJV-Lite2は先進的かつ高い実績をもつi-modeクライアントソリューションであり、Cellcom向けのi-mode端末を迅速に開発することを可能にしました。また、ACCESSのCompact Viewer Plusによってi-modeコンテンツプロバイダはコンテンツの開発期間の短縮とコスト削減を可能にし、顧客に豊富なi-modeコンテンツを提供することができるでしょう」と述べています。
株式会社ACCESSのCES兼 代表取締役社長 荒川 亨は
「ACCESSはCellcomと協力し、Cellcomの新しいi-mode サービスを促進します。この協業に代表されるように、ACCESSは世界中でi-modeサービスを展開するオペレータと携帯端末製造メーカを支援しています。我々とCellcom、そして端末メーカが協力してi-modeサービスを提供することでCellcomの加入者は、先進的なモバイルデータサービスを使用することができると確信しています」と述べています。
Cellcom社が提供するi-modeサービスは中東では初のi-modeサービスであり、これはACCESS社がサービス立ち上げ時よりサポートしてきたNTTドコモのi-modeに基づいたi-modeサービスが、世界市場で急速に人気が高まり受け入れられていることを立証するものです。ACCESS社はi-modeサービスを提供している携帯事業者をはじめ世界中の事業者に先進的なモバイルインターネットテクノロジを提供しており、その豊富な経験を活かしてCellcom社のサービス加入者に向けて高機能で充実したモバイルインターネット環境を提供します。
■NetFrontについて
「NetFront」は組み込み型のインターネットブラウザソフトで、最新のインターネット標準仕様に準拠し、迅速で直感的なモバイルインターネットを実現する独自技術もサポート。これらの独自技術の代表的なものには、「Smart-Fit Rendering®」というモバイルデバイスのスクリーン幅に合わせてウェブページ全体を表示させ、上下スクロールのみで閲覧できる技術や、「Rapid-Render®」というWebページを段階的に表示させることによってユーザを画面表示の待ち時間から解放させる機能があります。また「NetFront」は、携帯電話でAdobe® Reader LEソフトを介してPDFファイルを閲覧することができる世界初のブラウザでもあり、ACCESSはモバイルのプロフェッショナルとして常に先進技術を提供しています。
■株式会社ACCESSについて
ACCESSは、情報家電向け組み込み型インターネットソフトの分野で市場をリードする研究開発型企業で、カリフォルニア州ニューアークに米国支店、ドイツ・オーバーハウゼンにヨーロッパ子会社、ACCESS Systems Europe GmbH、また中国・北京に中国子会社、ACCESS (Beijing) Co.,Ltd.を有し、韓国や台湾にも連絡事務所を運営するなど国際展開にも注力しています。同社の情報家電向けブラウザソフト「NetFront」ファミリーは、PDA、テレビ、セットトップボックス、ゲーム機、カーナビ、ウェブ電話、専用端末、NTTドコモのiモードに対応した携帯電話など、全世界のメーカーから発売されている情報家電端末に搭載)されており、最新版では、CSS(カスケーディング・スタイルシート)、DHTML(ダイナミックHTML)をはじめとする、W3C(ワールドワイドWEBコンソーシアム)最新推奨仕様やWAP2.0に準拠するなど、ハードウェア資源の限られたNon-PC端末において、パソコンと同等のインターネット閲覧環境を実現しています。尚、ACCESSは2001年2月26日に東証マザーズに株式公開しております。