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プレスリリース

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2005.08.08

プリント

ACCESS社、最新版の次世代携帯電話向けJava実行環境を発表

― 「JV-Lite2 Wireless Edition」とNetFront®ブラウザの連携で、高機能なJava実行環境を備えたトータル モバイル ソリューションをNMCSで提供 ―

株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:荒川 亨、以下ACCESS)は、Java実行環境ソフト「JV-Lite2 Wireless Edition」の最新版がサン・マイクロシステムズ社のJava Platform, Micro Edition (Java ME)の互換テストにパスしたことを発表いたします。「JV-Lite2 Wireless Edition」は、NTTドコモのDoJa 、チャイナユニコムのUniJaの最新仕様に対応するほか、Nazomi Communications社アクセラレータ、QVGA の解像度にも対応。さらに、同社のインターネットブラウザ「NetFront」と結合して提供することが可能であるため、「JV-Lite2 Wireless Edition」を用いることで、高性能な次世代携帯電話端末の開発が一層容易になります。

「JV-Lite2 Wireless Edition」の新機能として提供されるJSR (Java Specification Request)には、JSR 82 (Java APIs for Bluetooth)のほか JSR 135 (Mobile Media API)、JSR 179 (Location API for J2 ME)、JSR 205 (Wireless Messaging API 2.0)、JSR 75 (PDA Optional Packages for J2 ME)、JSR 184 (Mobile 3D Graphics API for J2 ME)があります。

また、「JV-Lite2 Wireless Edition」は「NetFront」とリソースやメモリを共有するよう設計されているため、「NetFront」への高い統合性を備えています。この特長により、「JV-Lite2 Wireless Edition」と「NetFront」を用いたソリューションは、Java実行環境の移植検証工程が削減されるのと同時に信頼度の高いJava実行環境を備えたインターネット閲覧機能を提供可能。携帯電話端末メーカや携帯事業者は柔軟な開発ができるうえ、開発コストや開発期間を削減することができます。

さらに、「JV-Lite2 Wireless Edition」はクラスライブラリが、メモリやCPUパワーが限られたシステムにあわせて最適化されており、様々な端末上でコンパクトに実装することが可能です。「JV-Lite2 Wireless Edition」はCLDC 1.1(ConnectedLimitedDeviceConfiguration)を含む、Java ME (JavaPlatform Micro Edition) 仕様に準拠しており、MIDP 2.0 (Mobile Information Device Profile)、WMA1.1(Wireless Messaging API)、MMAPI(Mobile Media API)を含むJTWI (Java Technology for the Wireless Industry)および、Mobile3D APIをサポートしています。

これまでにもSAMSUNG ELECTRONICS, NEC, Mitsubishi, Panasonicなど、世界中のメーカの携帯端末で搭載実績がある「JV-Lite2 Wireless Edition」は、JAM (Java Application Manager)を備え、「NetFront」ブラウザと完全に統合されています。高性能な次世代携帯電話端末の開発に適した「JV-Lite2 Wireless Edition」および「NetFront」は、携帯端末向けソフトウェアスイート「NetFront Mobile Client Suite」のコンポーネントとしても提供されます。

サン・マイクロシステムズ社のMobile and Embedded Technology 事業部、Senior DirectorのEric Chu 氏は
「ACCESSは、Javaエコシステムの一員として、全世界の携帯電話メーカ、オペレータに重要なソリューションを提供しています。ACCESSがJava製品の最新版をリリースしたことは、サン・マイクロシステムズにとって喜ばしいことであり、これによってJavaコミュニティがさらに強固なものとなり、モバイル市場でJavaを使ったサービスが拡大していくことを期待しています」と述べています。

株式会社ACCESS代表取締役社長 兼CEO 荒川 亨は
「JV-Lite2 Wireless EditionとNetFrontが連携し、高機能なJava実行環境を備えたトータル モバイル ソリューションを提供できることを嬉しく思います。ACCESSは、ユーザの携帯端末利便性を向上させるため、最先端のモバイルテクノロジを提供しつづけ、市場の活性化を促進させていきます」と述べています。

■NetFrontについて
「NetFront」は組み込み型のインターネットブラウザソフトで、最新のインターネット標準仕様に準拠し、迅速で直感的なモバイルインターネットを実現する独自技術もサポート。これらの独自技術の代表的なものには、「Smart-Fit Rendering®」というモバイルデバイスのスクリーン幅に合わせてウェブページ全体を表示させ、上下スクロールのみで閲覧できる技術や、「Rapid-Render®」というWebページを段階的に表示させることによってユーザを画面表示の待ち時間から解放させる機能があります。また「NetFront」は、携帯電話でAdobe® Reader LEソフトを介してPDFファイルを閲覧することができる世界初のブラウザでもあり、ACCESSはモバイルのプロフェッショナルとして常に先進技術を提供しています。

■株式会社ACCESSについて
ACCESSは、情報家電向け組み込み型インターネットソフトの分野で市場をリードする研究開発型企業で、カリフォルニア州ニューアークに米国支店、ドイツ・オーバーハウゼンにヨーロッパ子会社、ACCESS Systems Europe GmbH、また中国・北京に中国子会社、ACCESS (Beijing) Co.,Ltd.を有し、韓国や台湾にも連絡事務所を運営するなど国際展開にも注力しています。同社の情報家電向けブラウザソフト「NetFront」ファミリーは、PDA、テレビ、セットトップボックス、ゲーム機、カーナビ、ウェブ電話、専用端末、NTTドコモのiモードに対応した携帯電話など、全世界のメーカーから発売されている情報家電端末に搭載)されており、最新版では、CSS(カスケーディング・スタイルシート)、DHTML(ダイナミックHTML)をはじめとする、W3C(ワールドワイドWEBコンソーシアム)最新推奨仕様やWAP2.0に準拠するなど、ハードウェア資源の限られたNon-PC端末において、パソコンと同等のインターネット閲覧環境を実現しています。尚、ACCESSは2001年2月26日に東証マザーズに株式公開しております。

  • NetFrontは、日本国およびその他の国における株式会社ACCESSの商標または登録商標です。
  • Sun、Sun Microsystems、Javaおよび全てのJava関連の商標およびロゴは、米国 Sun Microsystems, Inc. の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
  • その他、文中に記載されている会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。