株式会社ACCESS(本社・東京都千代田区、代表取締役社長・荒川 亨)はこの度、同社のNetFront® DTV profileが、Alticast社のインタラクティブTV(iTV)サービスに採用されたことをお知らせいたします。韓国の主要ケーブル事業者のCJ Cable Netが2005年よりAlticast社のサービスの提供を開始し、ACCESSのNetFront DTV profile搭載のサービスは順次諸外国へ展開されます。
AlticastのiTVサービスは、デジタル放送のオープン標準規格であるDVB-MHP(Digital Video Broadcasting Multimedia Home Platform) とOCAP(Open Cable Application Platform)に準拠しています。NetFront DTV profileにより、iTVユーザはサービスオペレータのインタラクティブ・メニューを使い、旅行、天気、不動産情報、映画、チケット、ゲームを提供するサイトなどのインターネット・コンテンツにアクセスすることができます。
NetFront DTV profileは、先進的なブラウザソリューションとして様々な国で好評を得ている情報家電向けブラウザ「NetFront」をデジタルテレビ向けに最適化したProfileです。BML(Broadcasting Mark-up Language)などをサポートし、デジタルテレビやセット・トップ・ボックス向けに統合的でリッチなインターネット・ブラウジングを提供します。さらに今回の搭載を機にDVB-MHPとOCAPの対応を実現しました。
AlticastのVice President Hyung Kim氏は
「世界中での豊富な採用実績によりACCESSは、最適なパートナーとして我々が顧客にベストなテクノロジーを供給することを可能にしました。またサービスを利用するユーザーには非常に機能的なwebブラウジング体験を提供しました。iTV市場は急速に拡大しており、我々はACCESSのような先進的な企業と組み、最高のiTVサービスを提供することができて大変喜んでいます。」 と述べています。
ACCESSの代表取締役社長の荒川亨は
「インタラクティブ・デジタルテレビ・サービスの幅広い発展により、この急速に進化する市場において我々のブラウザ技術の更なる地位と認知度を向上させることができました。Alticastとその顧客は革新的なiTVサービスを韓国で展開し、さらに海外でも今後サービスを開始していきます。我々はこの先取的な取り組みに協力できて嬉しく思っています。」と述べています。
■株式会社 ACCESSについて
ACCESSは、情報家電向け組み込み型インターネットソフトの分野で市場をリードする研究開発型企業で、カリフォルニア州ニューアークに米国支店、ドイツ・オーバーハウゼンにヨーロッパ子会社、ACCESS Systems Europe GmbH、また中国・北京に中国子会社、ACCESS(Beijing)Co.,Ltd.を有し、韓国や台湾にも連絡事務所を運営するなど国際展開にも注力しています。同社の情報家電向けブラウザソフト「NetFront」ファミリーは、PDA、テレビ、セットトップボックス、ゲーム機、カーナビ、ウェブ電話、専用端末、NTTドコモによる携帯インターネットサービス iモードに対応した携帯電話など、全世界の90以上のメーカーから発売されている情報家電端末の342機種、1億5085万台以上に搭載(2004年7月末現在)されており、最新版では、CSS(カスケーディング・スタイルシート)、DHTML(ダイナミックHTML)をはじめとする、W3C(ワールドワイドWEBコンソーシアム)最新推奨仕様やWAP2.0に準拠するなど、ハードウェア資源の限られたNon-PC端末において、パソコンと同等のインターネット閲覧環境を実現しています。尚、ACCESSは2001年2月26日に東証マザーズに株式公開しております。