株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:荒川 亨)は、この度、同社の情報家電向けブラウザ「NetFront®」が、松下電器産業株式会社 パナソニック システムソリューションズ社(本社:東京都品川区、代表者:秋山 正樹)が提供を開始した、ホテル・賃貸マンション等向けのデジタルVOD(ビデオ・オン・デマンド)ソリューション「Video Forest ™※」(ビデオフォレスト)用STB「WG-HS1」に搭載された事をお知らせいたします。
「NetFront」は、インターネット閲覧機能の他、施設案内、映画、地域情報などの各種コンテンツ視聴のためのユーザーインタフェース機能を提供しています。ACCESSは、今後も、こうしたブロードバンドSTB向けの機能を強化し、サービス事業者が動画サービスやコンテンツサービスを構築しやすい「ブラウザベースの」端末プラットフォームを提供して行きます。
「Video Forest ™」は、ホテルや賃貸マンションの部屋にSTB(セット・トップ・ボックス)を設置し、DVD相当以上の高画質VODや利用者向けの多彩な情報サービスを実現するデジタルVODソリューションで、都市開発分野、公共・教育分野等への展開が予定されています。その中核を担うSTB「WG-HS1」は、転送速度最大15MBpsの高画質映像配信VODを実現し、インターネット閲覧機能、メール機能、持ち込みPC接続機能を実現。VOD受信用/PC接続用の2つのイーサネット端子や、既設のCATVシステムからの受信もできるアナログチューナーを搭載し、伝送には電話回線を活用したVDSLも使用できるため、新規導入だけでなく既存設備を活かしたシステム構築にも対応可能です。この度、第1弾として、9月1日より日本のホテル業界をリードする都内有名ホテルにて運用がスタートされます。
■株式会社ACCESSについて
ACCESSは、情報家電向け組み込み型インターネットソフトの分野で市場をリードする研究開発型企業で、カリフォルニア州フリーモントに米子会社、ACCESS Systems America, Inc、ドイツ・オーバーハウゼンにヨーロッパ子会社、ACCESS Systems Europe GmbH、また中国・北京に中国子会社、ACCESS (Beijing) Co.,Ltd.を有し、韓国や台湾、スペインにも現地連絡事務所を運営するなど国際展開にも注力しています。同社の情報家電向けブラウザソフト「NetFront」ファミリーは、NTTドコモのiモードなどの携帯電話やPDA、テレビ、セットトップボックス、ゲーム機、カーナビ、ウェブ電話、専用端末など、全世界の90以上のメーカーから発売されている情報家電端末の280機種、1億2600万台以上に搭載(2004年4月末現在)されており、最新版では、CSS(カスケーディング・スタイルシート)、DHTML(ダイナミックHTML)をはじめとする、W3C(ワールドワイドWEBコンソーシアム)最新推奨仕様やWAP2.0に準拠するなど、ハードウェア資源の限られたNon-PC端末において、パソコンと同等のインターネット閲覧環境を実現しています。
尚、ACCESSは2001年2月26日に東証マザーズに株式公開しております。