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プレスリリース

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2004.05.14

プリント

業界初、携帯端末向け地上デジタル放送対応のブラウザを開発

株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:荒川 亨、以下ACCESS)は、業界で初めてとなる、地上デジタル放送に対応した携帯端末向けブラウザ「NetFront®DTV Profile Wireless Edition」を開発し、日本放送協会殿向けポータブルテレビ型端末の試作機に搭載されました。

同ブラウザは、地上デジタル放送で今後サービスが予定されている携帯端末向けの放送※1に対応したものです。ACCESSの情報家電向けブラウザ「NetFront®」をベースに、データ放送用の機能を追加・統合し、1つのブラウザで携帯コンテンツ(HTML/XHTML)の閲覧とデータ放送コンテンツ表示の両方に対応しています。

今回の試作機では、(1)視聴中の番組の関連情報をデジタル放送から取得したり、(2)視聴中の番組に連動して、関連情報(コンテンツ)を通信経由で取得したり、(3)視聴中の番組の関連情報を携帯端末に記録・保存をする、といった機能を検証する予定です。本試作機は、5月27日から30日まで開催されるNHK放送技術研究所の一般公開で展示される予定です。

■ACCESSブラウザの柔軟なアーキテクチャー
ACCESSの情報家電向けブラウザ「NetFront」は、ユビキタス時代のさまざまな要求に応えるため、HTML, XHTML, WML, BML※2, VoiceXML, SMILなどいろいろな記述言語(Markup Language)に対応できるモジュラーな構造になっています。これにより、放送と通信の融合といった新しい要求にいち早く対応し、かつコンパクトなソフトウェアを提供することが可能です。(図参照)


*クリックすると拡大画像をご覧になれます。

情報家電向けブラウザで国内ナンバー1の実績を誇るACCESSは、これまでのデジタルテレビ向けブラウザのノウハウと携帯電話向けブラウザの実績を融合し、地上デジタル放送の携帯端末向けブラウザへも積極的に取り組む計画です。今後、商用サービス仕様の詳細が決まり次第、メーカー殿と協力して早期に製品を準備していきます。

  1. 携帯端末向け放送用BML
    BS/CS/地上波デジタル対応のテレビに内蔵されているBMLブラウザを携帯端末など移動機器向けにコンパクトで簡単な規格に再編したものです。
  2. BML
    ARIB(社団法人電波産業会)によって策定された、XMLベースのデータ放送向けのページ記述言語。従来の動画と音声による放送に、双方向性やインターネットとのリンクを提供するための技術。BS/CS/地上波デジタル対応のテレビには、BMLで記述されたコンテンツを再生する「BMLブラウザ」というソフトウェアが内蔵されている。

■株式会社ACCESSについて
ACCESSは、情報家電向け組み込み型インターネットソフトの分野で市場をリードする研究開発型企業で、カリフォルニア州フリーモントに米国支店を持ち、ドイツ・オーバーハウゼンにヨーロッパ子会社、ACCESS Systems Europe GmbH、また中国・北京に中国子会社、ACCESS(Beijing)Co.,Ltd.を有し、韓国や台湾、スペインにも現地連絡事務所を運営するなど国際展開にも注力しています。同社の情報家電向けブラウザソフト「NetFront」ファミリーは、NTTドコモのiモードなどの携帯電話やPDA、テレビ、セットトップボックス、ゲーム機、カーナビ、ウェブ電話、専用端末など、全世界の90以上のメーカーから発売されている情報家電端末の275機種、1億1500万台以上に搭載されており、(2004年1月末現在)最新版では、CSS(カスケーディング・スタイルシート)、DHTML(ダイナミックHTML)をはじめとする、W3C(ワールドワイドWEBコンソーシアム)最新推奨仕様やWAP2.0に準拠するなど、ハードウェア資源の限られたNon-PC端末において、パソコンと同等のインターネット閲覧環境を実現しています。
尚、ACCESSは2001年2月26日に東証マザーズに株式公開しております。

  • NetFrontは、株式会社ACCESSの日本国における登録商標です。
  • 「iモード」は株式会社NTTドコモの登録商標です。
  • その他、文中に記載されている会社名、商品名は各社の商標または登録商標です。