株式会社ACCESS（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：荒川 亨）はこのたび、携帯電話やスマートフォンなどのモバイル機器によるWebページ閲覧の際、ページ表示を飛躍的に高速化する新技術「Rapid-Render™」を開発したことを発表いたします。
現在特許出願中のRapid-Render™は、Webページのコンテンツを段階的に表示することでページ表示を高速化する技術です。まず一番目にテキストとハーパーリンクを表示、ユーザーは瞬時に必要な情報を閲覧することや下層ページへ進むことができます。次に画像やテーブルなどを表示。最後に一般のWebページの横幅を、携帯電話などの横幅の狭い画面サイズに自動調節して、横スクロールなしで閲覧できる最適なレイアウトにする「Smart-Fit Rendering™」機能により、使用しているモバイル機器の画面サイズに最適化したレイアウトにてページすべてを表示します。
本機能を同社の最新ブラウザ「NetFront®v3.1」に搭載することで、いままでの同社ブラウザと比較して最大約6倍のスピードでWebページを閲覧開始することが可能になります。NetFront v3.1は、すでにPalm OS、Symbian OS、Linux OSやWindows Mobile™、またBREW™のような各種OSやプラットフォームに対応しており、Smart-Fit Rendering™と、この度発表のRapid-Render™との組み合わせにより、ユーザーはいままでにない、ページの表示待ちでのフラストレーションから開放された快適なモバイルインターネット環境をお楽しみいただけます。
株式会社ACCESS 代表取締役社長 兼 CEO、荒川 亨は次のように述べています。
「私どもACCESSは、創業から現在にいたるまで、つねにエンドユーザーの皆様からの声に耳を傾けながら、たゆまぬ技術開発努力をしてまいりました。今回発表いたしましたRapid-Renderも、モバイルインターネットユーザーにとって革新的な新技術であると確信しています。今後も様々なアプローチからモバイルインターネット市場の活性化を促し、ユビキタス社会実現へ尽力してまいりたいと思います。」。
なお、Rapid-Render™ 機能は、まず第一段階として、ダウンロード販売が開始されたSymbian OSベースのNokia Series 60プラットフォーム搭載スマートフォン向けブラウザ「NetFront v3.1 for Series 60」（英語版のみ）に搭載されており、今後も順次その他OSやプラットフォームに対応していきます。（「NetFront v3.1 for Series 60」に関しては別紙報道発表資料をご覧ください。）。
■株式会社ACCESSについて
ACCESSは、情報家電向け組み込み型インターネットソフトの分野で市場をリードする研究開発型企業で、カリフォルニア州フリーモントに米子会社、ACCESS Systems America, Inc、ドイツ・オーバーハウゼンにヨーロッパ子会社、ACCESS Systems Europe GmbH、また中国・北京に中国子会社、ACCESS（Beijing）Co.,Ltd.を有し、韓国や台湾、スペインにも現地連絡事務所を運営するなど国際展開にも注力しています。同社の情報家電向けブラウザソフト「NetFront」ファミリーは、NTTドコモのiモードなどの携帯電話やPDA、テレビ、セットトップボックス、ゲーム機、カーナビ、ウェブ電話、専用端末など、全世界の90以上のメーカーから発売されている情報家電端末の267機種、1億800万台以上に搭載されており、（2003年10月末現在）最新版では、CSS（カスケーディング・スタイルシート）、DHTML（ダイナミックHTML）をはじめとする、W3C（ワールドワイドWEBコンソーシアム）最新推奨仕様やWAP2.0に準拠するなど、ハードウェア資源の限られたNon-PC端末において、パソコンと同等のインターネット閲覧環境を実現しています。
尚、ACCESSは2001年2月26日に東証マザーズに株式公開しております。
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