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プレスリリース

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2004.01.23

プリント

ACCESS、日立のホームネットワーク「ホラソネットワーク」向け通信アダプターに各種ネットワークソフトウェアを提供

株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:荒川 亨、以下ACCESS)はこのたび、日立ホーム&ライフソリューション株式会社(本社:東京都港区、取締役社長:瀬端 久仁雄、以下日立H&L)が先日発表した、ECHONET※1準拠、小電力無線を採用したホームネットワークシステム「ホラソネットワーク」の中核である通信アダプタに、同社の組込み機器向けμITRON4.0準拠のリアルタイムOS「μMore®(マイクロモア)」、ファイルシステム「AVE®-File」、またインターネット経由での外部接続に必要不可欠なTCP/IPプロトコルスタック「AVE-TCP®」が採用されたことを発表致します。

「ホラソネットワーク」は、ネットワーク機器(エアコン・冷蔵庫・洗濯乾燥機・電子レンジ、ヒートポンプ給湯機、センサー)をはじめ、各種操作設定や情報の表示・入力を行なうパソコン、家の外とは、インターネットにつながり、家の中では、ネットワーク機器とECHONET準拠の小電力無線で通信を行う通信アダプタ、家中どこからでもネットワーク機器の操作が可能なリモコンから構成されています。

通信アダプタは、インターネットを介して日立H&Lの情報センターと結ばれており、ここでお客様の情報管理やネットワーク機器のサービス(遠隔操作、メール送信等)などを行ないます。お客様は購入後、情報センターに会員登録を行うことにより、様々なサービスを受けることができます。

ACCESSは今後も、すべての機器がネットワークにつながるユビキタス社会の実現に向け尽力してまいります。

尚、今回の搭載は、ACCESSのパートナープログラム「AAA(ACCESS Advanced Alliance)」に参加している株式会社 日立アドバンストデジタルに、全面的にご協力頂きました。

  1. Energy Conservation and Homecare Networkの略。
    白物家電製品・住宅設備機器向けのホームネットワークシステムの規格。

■μMore(マイクロモア)について
μMore(マイクロモア)はμITRON 4.0スタンダードプロファイル仕様に準拠し、Easy Power Save省電力機能を搭載した次世代情報家電向けのリアルタイムOSです。ACCESSの情報家電向けブラウザ「NetFront®」と組み合わせても、単独でも実装可能で、省資源、省電力、高性能な製品開発を実現します。SH-3 およびARM CPUの省電力機能を使用し、省電力モードの制御をすべてOSレベルで実現しているために、アプリケーションレベルの実装が不要です。

■AVE-TCPについて
AVE-TCPは、RFCの仕様に基づいてACCESSが独自に開発し、次世代標準規格IPv6にいち早く対応したTCP/IPプロトコルスタックです。IPv4/v6を同時にサポートするデュアルスタック機能を持ち、どちらの環境向けにも構築が可能です。IPsecにも対応しています。さらに、WAP 2.0仕様の「WAP Wireless Profiled TCP」をサポート。2.5G/3G携帯電話向けの最適化オプションを実装しています。AVE-TCPは、次世代携帯電話やホームネットワークなど情報家電機器のIP化をサポートします。

■AVE-Fileについて
AVE-Fileは、小型情報機器、家電製品、OA機器などへのデータ・プログラム格納を可能にするファイルシステムです。FAT12/16/32や、VFAT、DOSパーティションなどのWindows規格に準拠することでPCや他の機器とのデータ交換を実現します。コンパクトフラッシュに加えて、SDメモリカードを標準サポート。さらに、オプションの「AVE-File Flash Memory Driver」(AFMD)により、NOR型内蔵フラッシュメモリへの対応が可能です。AVE-Fileは、大容量のデータ交換や小型システムに適したコンパクトなデータ・プログラム格納を実現します。

■日立ホーム&ライフソリューション株式会社について
「日立ホーム&ライフソリューション株式会社」(本社・東京)は、2002年4月に日立製作所から分離独立して設立したばかりの家電事業のリーディング・カンパニーです。2002年度の連結売上高は約4,920億円であり、エアコン、冷蔵庫、洗濯機等の開発・製造と、様々なエレクトロニクス機器を含めた家庭用の各種機器の販売を行っています。
ホームページ:http://www.hitachi-hl.com/index.html

■株式会社 日立アドバンストデジタルについて
日立アドバンストデジタル(日立AD)は、ハードウェアとソフトウェアの先端デジタル技術を駆使したベストソリューションの提供により、ユビキタス情報社会を実現し発展させることを目指して、 2003年4月1日に日立画像情報システムと日立マイクロソフトウェアシステムズが合併して誕生しました。日立画像情報システムが培ってきたAVおよびIT機器のハードウェア・ソフトウェア技術と日立マイクロソフトウェアシステムズが培ってきた Web、IT、映像関連のソフトウェア技術を融合した先端デジタル技術により、お客様と社会に対するベストソリューションを追及し、ご提供いたします。
日立ADは組込み機器用ハードウェア、ソフトウェアからサーバー用ソフトウェアまで幅広く事業展開をしており、組込み機器単体の開発だけではなく、サーバーまで含めたネットワーク対応の業務システムを構築する技術、サービスを持つことを特長としています。

■株式会社 ACCESSについて
ACCESSは、情報家電向け組み込み型インターネットソフトの分野で市場をリードする研究開発型企業で、カリフォルニア州フリーモントに米子会社、ACCESS Systems America, Inc、ドイツ・オーバーハウゼンにヨーロッパ子会社、ACCESS Systems Europe GmbH、また中国・北京に中国子会社、ACCESS (Beijing) Co.,Ltd.を有し、韓国や台湾、スペインにも現地連絡事務所を運営するなど国際展開にも注力しています。同社の情報家電向けブラウザソフト「NetFront」ファミリーは、NTTドコモのiモードなどの携帯電話やPDA、テレビ、セットトップボックス、ゲーム機、カーナビ、ウェブ電話、専用端末など、全世界の90以上のメーカーから発売されている情報家電端末の267機種、1億800万台以上に搭載されており、(2003年10月末現在)最新版では、CSS(カスケーディング・スタイルシート)、DHTML(ダイナミックHTML)をはじめとする、W3C(ワールドワイドWEBコンソーシアム)最新推奨仕様やWAP2.0に準拠するなど、ハードウェア資源の限られたNon-PC端末において、パソコンと同等のインターネット閲覧環境を実現しています。
尚、ACCESSは2001年2月26日に東証マザーズに株式公開しております。

  • NetFront、μMore、AVE-TCP、AVE-Fileは、株式会社ACCESSの日本国における登録商標です。
  • 「iモード」は株式会社NTTドコモの登録商標です。
  • 「エコーネット」「ECHONET」は、エコーネットコンソーシアムの商標です。
  • その他、文中に記載されている会社名、商品名は各社の商標または登録商標です。