株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:荒川 亨、以下ACCESS)とPumatech, Inc.(Nasdaq:PUMA)は、SyncML対応のモバイル機器とサーバー間のデータ同期ソリューションに関して協業することを本日発表いたします。
今回の合意によりACCESSは、Pumatech社のSyncMLテクノロジーであるTrueSync®をベースに、モバイル機器向けPIM(Personal Information Management)アプリケーションソフトを開発し、ACCESSの情報家電向けブラウザ「NetFront」に統合して提供してまいります。そうすることで、メールやカレンダーなどの情報を、NetFront搭載情報端末と様々なパソコン向けアプリケーションとの間で同期させることができるようになります。
「つねに進化するモバイル市場の需要に対してより効果的に製品を供給して行くために、弊社のブラウザにとって実績あるPumatech社との協業は重要であると考えます。この度のPumatech社との協業により、弊社のブラウザがSyncMLに対応し、PIM機能が加わることで、エンドユーザーの利便性が向上することを大変嬉しく思います。」とACCESS 代表取締役社長 兼 CEOの荒川 亨は述べています。
世界で広く採用されているデータ同期ソリューションであるTrueSyncは、ワイヤレスデータやサービス、企業向けアプリケーション、モバイル機器、そして企業インフラ向けなどにEnd to Endで提供できるように設計されています。
TrueSyncテクノロジーは、無線及び有線のデータ同期ソフトウェア及びソリューションから構成されています。また、TrueSyncソリューションは、様々な機器やパソコン向けアプリケーション、企業向けサーバーアプリケーション、またウェブサービスをサポートしています。TrueSyncのマルチポイントアーキテクチャは高いスケーラビリティを持ち、企業や無線通信事業者、また機器メーカー向けに設計されています。
「この度の私どもとACCESSとの合意により、すでに広い分野で成功を収めているNetFrontというプラットフォームにTrueSyncの技術を提供できることを大変嬉しく思います。私たちはACCESSと協業することにより最先端のデータ同期機能がACCESSのNetFrontに追加され、全世界で広く採用されることを期待しています。」とPumatech 社のセールス&マーケティング上級副社長のClyde Foster は述べています。
■株式会社ACCESSについて
ACCESSは、情報家電向け組み込み型インターネットソフトの分野で市場をリードする研究開発型企業で、カリフォルニア州フリーモントに米子会社、ACCESS Systems America, Inc、ドイツ・オーバーハウゼンにヨーロッパ子会社、ACCESS Systems Europe GmbH、また中国・北京に中国子会社、ACCESS(Beijing)Co.,Ltd.を有し、韓国や台湾、スペインにも現地連絡事務所を運営するなど国際展開にも注力しています。同社の情報家電向けブラウザソフト「NetFront」ファミリーは、NTTドコモのiモードなどの携帯電話やPDA、テレビ、セットトップボックス、ゲーム機、カーナビ、ウェブ電話、専用端末など、全世界の90以上のメーカーから発売されている情報家電端末の267機種、1億800万台以上に搭載されており、(2003年10月末現在)最新版では、CSS(カスケーディング・スタイルシート)、DHTML(ダイナミックHTML)をはじめとする、W3C(ワールドワイドWEBコンソーシアム)最新推奨仕様やWAP2.0に準拠するなど、ハードウェア資源の限られたNon-PC端末において、パソコンと同等のインターネット閲覧環境を実現しています。
尚、ACCESSは2001年2月26日に東証マザーズに株式公開しております。
■Pumatech, Incについて
Pumatech, Inc.(Nasdaq:PUMA)は、企業や組織において重要な情報をシンクしたり送り届けたりするための包括的なソフトウェア製品群やサービス群を提供する業界リーダーです。お客様はプーマテックの提供する企業向け製品をそのまま使う事もできますし、プーマテックの技術を使ったカスタムソリューションの構築を依頼することもできます。プーマテックの顧客やパートナーには、Microsoft、Oracle、PeopleSoft, America Online、Yahoo!、Eastman Kodak、IBMなどのグローバル2000企業が含まれます。プーマテックの本社は米国シリコン・バレーにあり、アムステルダム、ミュンヘン、東京、ロンドンにも拠点を置いています。