凸版印刷株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:足立 直樹、以下 凸版印刷)と株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:荒川 亨、以下 ACCESS)は、次世代携帯電話対応のビューア開発を進めて参りましたが、このたびKDDI次世代携帯電話サービス「CDMA 1X WIN」に向けた読売新聞社のニュースコンテンツ「NEXT読売」専用ビューワとして提供を開始します。
凸版印刷とACCESSは、次世代携帯電話サービスCDMA 1X WINの機能を十分に活用できる新しいビューワ「MX NewsViewer」の開発を共同で進めてきました。MX NewsViewerは、ニュース専用ビューワで、写真を含むコンテンツデータを一括ダウンロードすることによって、快適な操作性を提供すると共に、自動更新機能や待受連動機能などをもち、次世代携帯電話ならではの機能を実現しています。12月4日からサービスを開始するCDMA 1X WIN専用ニュースコンテンツ「NEXT読売」では、このコンテンツ用にカスタマイズされたMX NewsViewerを利用しサービスを提供します。
尚、本件は凸版印刷からも同時発表しています。
<共同開発のねらい>
凸版印刷はPC向けBitwayやPDA向けの@irBitway、携帯電話向けHandyBitwayというマルチプラットホームに向けてコンテンツ流通事業を展開、中でもモバイル向けには専門チームを編成し、コンテンツホルダと協業してモバイル市場に特化したコンテンツの企画・開発・運用・プロモーションまでを手掛けて参りました。そのような中2002年5月には、携帯電話向けに先立ちPDA向けに「PDA読売」を開発し提供しています。一方、ACCESSは携帯電話を含むノンPC向けインターネットブラウザ開発技術で豊富なノウハウと実績をもっており、同社の主力製品である、情報家電向けインターネットブラウザ「NetFront®」ファミリーを搭載した機器の台数は、1億台を達成しています。両社は急速にブロードバンド化する携帯電話に対応した「モバイルリッチコンテンツ」の具現化をコンセプトに共同開発を進めて参りましたが、今回開発したMX NewsViewerでは、両社がそれぞれの強みを発揮することによって、次世代携帯電話の機能を十分に活かしたサービスが実現可能となりました。
<今後の展開>
今後、凸版印刷とACCESSは他キャリアも含めて加速している携帯電話のブロードバンド化や高機能化に対応したコンテンツの開発を基本仕様レベルから共同で行うとともに、Javaに代わるアプリケーションプラットフォームとして注目されているBREWに対応するビューワも共同で開発していく予定です。
■株式会社ACCESSについて
ACCESSは、情報家電向け組み込み型インターネットソフトの分野で市場をリードする研究開発型企業で、カリフォルニア州フリーモントに米子会社、ACCESS Systems America, Inc、ドイツ・オーバーハウゼンにヨーロッパ子会社、ACCESS Systems Europe GmbH、また中国・北京に中国子会社、ACCESS (Beijing) Co.,Ltd.を有し、韓国や台湾、スペインにも現地連絡事務所を運営するなど国際展開にも注力しています。同社の情報家電向けブラウザソフト「NetFront®」は、テレビ、セットトップボックス、ゲーム機、PDA、ワープロ、カーナビ、ウェブ電話、専用端末などを中心に、国内外の主要メーカー多数に採用されています。また、小型情報機器向けのマイクロブラウザ「Compact NetFront®」は、NTTドコモのiモード向け端末などを出荷しているメーカー多数に採用されています。現在、90以上の主要メーカーから253機種、約9880万台のNetFront、Compact NetFront搭載製品が出荷されています。(2003年8月末現在)
なお、ACCESSは2001年2月26日に東証マザーズに株式公開しております。