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プレスリリース

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2003.09.08

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ACCESS、NEC製台湾版「iモード®」対応最新携帯電話にブラウザとJava実行環境を提供

株式会社ACCESS(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:荒川 亨)は、この度、KG Telecommunications Co., Ltd.(和信電訊(股))が去年より商用サービスを展開している、GPRS上における「iモード®」サービス対応のNEC製最新携帯電話「N630i」に、マイクロブラウザ「Compact NetFront®Plus」と携帯電話向けJava実行環境「JV-Lite2 Wireless Edition」を提供したことをお知らせいたします。

ACCESSは現在まで、欧州や台湾で発売されている海外「iモード」向け携帯電話すべてにマイクロブラウザ「Compact NetFront Plus」を提供し、海外の「iモード」ユーザーはWMLベースのコンテンツとCompact HTMLなどのHTMLベースのコンテンツをシームレスに閲覧することができました。この度のJ2ME準拠、及びNTTドコモの技術ライセンスによるJava for i-mode(Version 1.5 Overseas Edition)の仕様に準拠した、米国Sun Microsystems社認定Java実行環境「JV-Lite®2 Wireless Edition」が搭載されることで、台湾の「iモード」ユーザーは日本同様、コンテンツの閲覧のみならず、待ち受け画面や着信メロディ、ゲームなどのJavaアプリケーションをダウンロードして利用することもできるようになります。

ACCESSは今後も、国内の「iモード」市場において培ってきたワイヤレスインターネット技術とノウハウをベースに、海外での「iモード」サービスのより一層の活性化を各国オペレータや端末メーカーと共に促進してまいります。

■Compact NetFront Plusについて
「Compact NetFront Plus」は、2.5世代・第3世代モバイルワイアレスサービスに向けたマイクロブラウザです。これまでの「Compact HTML/iHTML」に加え、「WML1.3」および「XHTML Basic」をサポートし、HTML ベースのコンテンツとWMLベースのコンテンツのブラウジングを1つのブラウザで、シームレスに表示できます。「Compact NetFront Plus」では、スタンダードなhttpベースのプロキシゲートウェイサーバを用意するだけで、既存のWMLベースのコンテンツサイト、C-HTML/iHTML/XHTMLベースのポータルサイトやオープンサイトとシームレスに接続することができるので、オペレータは少ない投資でサービスを開始することができます。インターネット標準のTCP/IPプロトコルにより、これまでのWAPゲートウェイのように、プロトコル変換サーバを介することなく、ダイレクトにコンテンツサーバにアクセスできます。さらに、SSLによるセキュアな通信を利用できますので、携帯電話機からコンテンツサーバまで、End-to-Endのセキュリティが確保され、モバイルコマースやバンキングなどにも適しています。またHTMLベースのコンテンツは誰にでも作成が容易で、携帯電話の一般ユーザが気軽に”My home page”を作るといった楽しみも可能にします。携帯電話機メーカーは、1つのブラウザですべてのコンテンツをサポートすることができ、メモリコストの節約やソフトウェア開発期間の短縮により、世界市場において、競争力のあるデバイスを投入することができます。

■JV-Lite 2について
JV-Lite2はSun Microsystemsが認定する組み込み機器向けJava実行環境です。14以上のOEMメーカにライセンスを供与、200万コピー以上の出荷実績を有するオリジナル(クリーンルーム)実装のJavaモジュール「JV-Lite」の実績をベースに開発されました。JV-Lite2はメモリやCPUパワーが限られたシステムにあわせて最適化されており、Linux、VxWorks、μITRON、Pocket PC等の各種OS上で動作します。Sun Microsystemsが提唱する組み込み向けのJavaには、JDK 1.1をベースにしたPersonalJavaと、Java2 Platform Micro Edition(J2ME)があります。PersonalJavaは、多くのJDK 1.1ベースのJavaアプリケーション及びアプレットに対応するJava仕様であり、J2MEはConnected Limited Devices Configuration(CLDC)というカテゴリで携帯電話などに向けたJava 仕様になっています。ACCESS のJV-Lite2は現在、それぞれの仕様に準拠した次のようなラインアップを用意しています。

  • JV-Lite2 Wireless Edition:
    J2ME CLDC 1.0+Profiles(MIDP 1.0a/DoJa)互換
  • JV-Lite2 Personal Edition:
    PersonalJava 1.2a互換

■株式会社 ACCESSについて
ACCESSは、情報家電向け組み込み型インターネットソフトの分野で市場をリードする研究開発型企業で、カリフォルニア州フリーモントに米子会社、ACCESS Systems America, Inc、ドイツ・オーバーハウゼンにヨーロッパ子会社、ACCESS Systems Europe GmbH、また中国・北京に中国子会社、ACCESS China Inc.を有し、韓国や台湾、スペインにも現地連絡事務所を運営するなど国際展開にも注力しています。同社の情報家電向けブラウザソフト「NetFront®」は、テレビ、セットトップボックス、ゲーム機、PDA、ワープロ、カーナビ、ウェブ電話、専用端末などを中心に、国内外の主要メーカー多数に採用されています。また、小型情報機器向けのマイクロブラウザ「Compact NetFront®」は、NTTドコモのiモード向け端末などを出荷しているメーカー多数に採用されています。現在、80以上の主要メーカーから244機種、約9220万台のNetFront、Compact NetFront搭載製品が出荷されています。(2003年5月末現在)
なお、ACCESSは2001年2月26日に東証マザーズに株式公開しております。

  • NetFront及びCompact NetFrontは、株式会社ACCESSの日本国における登録商標です。
  • Java及びすべてのJava関連の商標及びロゴは、米国及びその他の国における米国Sun Microsystems,Inc. の商標又は登録商標です。
  • 「iモード」「i-mode」「Doja」は株式会社NTTドコモの登録商標です。
  • その他、文中に記載されている会社名、商品名は各社の商標または登録商標です。