株式会社ACCESS(代表取締役社長 荒川 亨、以下ACCESS)は、このたび、次世代ブラウザ『NetFront® v3.0』の次バージョンとして『NetFront v3.1』をリリースいたしました。
NetFrontは、CSS(カスケーディング・スタイルシート)、DHTML(ダイナミックHTML)をはじめとする、W3C(ワールドワイドWEBコンソーシアム)最新推奨仕様やWAP2.0に準拠するなど、ハードウェア資源の限られたNon-PC端末において、パソコンと同等のインターネット閲覧環境を実現する次世代ブラウザです。NetFrontブラウザシリーズは、NTTドコモのiモード向け端末をはじめ、テレビ、セットトップボックス、ゲーム機、PDA、ワープロ、カーナビ、ウェブ電話、専用端末など、全世界の80以上のメーカーから発売されている情報家電端末の244機種、約9220万台に搭載されています。(2003年5月末現在)
今回リリースした NetFront v3.1では、一般サイトを横スクロール・バーの操作なしで閲覧できるSmart Fit Renderingをはじめ、パソコン並みのセキュリティ強化を実現する、クライアント証明書発行申請取得機能およびクライアント認証へ対応しています。さらに、直接デバイスのハードウェアを監視および制御するDirect Connectや、著作権管理の基準が厳しいコンテンツのダウンロード型オンライン配信サービスを実現するOMA※1 DRM※2への対応など、多くの機能が新しく追加されています。このことによりNetFrontは、よりストレスのないインターネット閲覧を実現するだけでなく、情報家電および組み込み機器に向けた新しいサービスを提供することが出来ます。
この秋出荷予定の多くのネット家電製品に搭載される予定です。ネット家電メーカ自身で移植・カスタマイズが可能なSDK開発キットは、ITRON版、Linux/GTK+版、Linux/QtEmbedded/Qtopia版を今秋リリース予定です。
■株式会社ACCESSについて
ACCESSは、情報家電向け組み込み型インターネットソフトの分野で市場をリードする研究開発型企業です。カリフォルニア州フリーモントに米子会社、ACCESS Systems America,Inc.、ドイツ・オーバーハウゼンにヨーロッパ子会社、ACCESS Systems Europe GmbH、また中国・北京に中国子会社、ACCESS China,Inc.を有し、韓国や台湾、スペインにも現地連絡事務所を運営するなど国際展開にも注力しています。
ACCESSは2001年2月26日に東証マザーズに株式公開しております。