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プレスリリース

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2021.11.11

プリント

ASOM-Net、トリプルプレイサービス※1提供に向けて、IP InfusionのWhite Boxソリューションを採用

- 「OcNOS®」ベースのWhite Boxソリューションにより、革新的なサービスを展開するための選択肢を提供 -

IP Infusion(本社:米国カリフォルニア州、最高経営責任者:緒方 淳)は、本日、デンマークで7万5,000人の加入者を有するマネージドサービスオーガニゼーション(MSO)兼インターネットサービスプロバイダー(ISP)のASOM-Netが、自社ネットワークの再設計にあたり、IP Infusionのネットワークオペレーティングシステム(OS)「OcNOS®」およびEdgecore Networksのハードウェアを組み合わせたWhite Box(ホワイトボックス)ソリューションを採用したことを発表しました。ASOM-Netは、ブロードバンドインターネットサービスおよびテレビサービスを住宅向けに提供しています。

DOCSIS(Data Over Cable Service Interface Specification)※2のサービスプロバイダーであるASOM-Netは、従来のCMTS(Cable Modem Termination System)※3モデルからの移行にあたり、Edgecore Networksの「AS5812-54X」上で動作するネットワークOS「OcNOS」を採用しました。この革新的なソリューションにより、ASOM-Netは、ベンダーロックインから解放され、イノベーションを加速しつつ、総所有コスト(TCO)の削減が可能になります。ASOM-NetはWhite Box型CMTSにより、IPネットワークサービスをネットワークのエッジまで拡張できるほか、既存のネットワークを柔軟性と拡張性に優れたネットワークに進化させることで、増加する加入者に対し、より高い帯域幅と新たな高付加価値サービスの提供が可能になります。

IP InfusionのキャリアグレードのWhite Boxソリューションは、ネットワークオペレーターの革新的なサービスおよび新たな収益源の創出を加速させます。本White BoxソリューションのネットワークOSをBest-of-Breed(最適な製品から選択し組み合わせる)のハードウェアと組み合わせることで、多彩なユースケースのネットワークをサポートします。また、IP Infusionの高度なサポートサービスを利用することで、ネットワークオペレーターは、TCOを削減するエンドツーエンドのWhite Boxソリューションへのシームレスな移行が可能になります。

ASOM-Net システムアーキテクト Kristian Pedersen氏は、
「IP InfusionのWhite Boxソリューションにより、最適なハードウェアとソフトウェアを自由に組み合わせて選択することができ、従来のネットワークシステムによるベンダーロックインの制約から解放されます。本ソリューションでは、TCOの削減だけでなく、フットプリント(占有領域)の縮小と柔軟性の向上も手にすることができます」と述べています。

IP Infusion 最高経営責任者(CEO) 緒方 淳は、
「ASOM-Netは、サービスプロバイダーがいかにして『IP Infusion PRO』ソリューションを活用し、ネットワークディスアグリゲーションの促進に役立てているかを示す、優れた事例です。『IP Infusion PRO』は、Edgecore Networksによる業界屈指のWebスケールのオープンスイッチプラットフォームを提供するとともに、ネットワークオペレーターがこれまで抱えていたインテグレーション(統合)における課題を解消します」と述べています。

Edgecore Networks 社長 Heimdall Siao氏は、
「IP InfusionとのWhite Boxソリューションが、ASOM-Netに採用されたことを嬉しく思います。当社のクラス最高のオープンネットワークスイッチと『OcNOS』により、ASOM-Netは、市場導入までの時間短縮、収益の創出、顧客へのサービス提供能力の向上といったWhite Box型ネットワークのメリットを享受できます」と述べています。

「OcNOS」は、業界初となるフル機能を搭載し、モジュール設計で拡張性に優れたWhite Boxオープンネットワークソリューション向けネットワークOSです。MPLS(Multi-Protocol Label Switching)から、PTP(Precision Time Protocol)、SDN(Software Defined Networking)向けAPI/プロトコルに至るまで、拡張性の高いスイッチングやルーティングプロトコルのサポート等高度な機能を提供します。「OcNOS」は、ハイブリッド型/集中管理型/分散型ネットワークサポート、拡張性に優れた高性能モジュール型ネットワーク、商用シリコン上に構築された堅牢なデータプレーンを特長としています。

  1. トリプルプレイサービスとは、1本の回線で、インターネット・電話・映像配信といった3つのサービスを提供すること。
  2. DOCSIS(ドクシス)とは、CATV網を用いた通信サービスの国際規格。
  3. CMTS とは、CATV網を用いたインターネット(CATVインターネット)や音声等の高速データ通信サービス用にCATV事業者の局舎に設置される装置。

■IP Infusionについて
IP Infusionは、キャリア、サービスプロバイダー、データセンター事業者向けに、ソフトウェアとハードウェアを分離(ディスアグリゲーション)して安価に柔軟にネットワークを構築し、新機能やサービスの実装を迅速に実現するWhite Boxソリューションを提供しています。IP Infusionは、「DANOS-Vyatta edition」および「Commercial SONiC Distribution」のインテグレーター兼カスタマーサービスプロバイダーであると共に、White Box向けネットワークOS「OcNOS」および「ZebOS®」を350社以上の企業に提供しています。IP Infusionは、米国カリフォルニア州サンタクララを本拠とし、株式会社ACCESSの100%出資子会社です。
https://www.ipinfusion.com/

■株式会社ACCESSについて
ACCESS(東証一部:4813)は、1984年の設立以来、独立系ソフトウェア企業として、世界中の通信、家電、自動車、放送、出版、エネルギーインフラ業界向けに、モバイル並びにネットワークソフトウェア技術を核とした先進のITソリューションを提供しています。累計搭載実績15億台を超えるモバイルソフトウェアおよび350社以上の企業への豊富な採用実績を誇るネットワークソフトウェアにおける仮想化技術の開発力とノウハウを活かし、現在、組み込みとクラウド技術を融合したDX/IoTソリューションの開発・事業化に注力しています。アジア、米国、ヨーロッパ地域の子会社を拠点に国際展開も推進しています。
https://www.access-company.com/

  • ACCESS、ACCESSロゴは、日本国、米国、およびその他の国における株式会社ACCESSの登録商標または商標です。
  • IP Infusion、IP Infusionロゴ、OcNOS、ZebOSは、IP Infusion Inc.の米国ならびにその他の国における商標または登録商標です。
  • その他、文中に記載されている会社名および商品名は、各社の登録商標または商標です。